『原神』をプレイし始めた。今まで諸々の理由で避けていたが、なんとなくもうそろそろ大丈夫そうかな、という極めて曖昧な判断によりマトモにプレイし始めることにした。
アカウントだけ作っておいたiPadとPS4、どちらでプレイするか迷ったが、iPadで長時間プレイすると発熱で本体寿命が縮みそうなので、PS4メインでやることに。どうやらデータ共有もできるみたいなので後で調べる。
やはり人気のゲームだけあって純粋に面白い。オープンワールドの探索型RPGが基本無料で遊べること自体がスゴイ。序盤を遊んだ感想としては、作り込みの細かさで言えば買い切りの大作オープンワールドの方が流石に勝っているが、原神は現在もコンテンツが追加されていっているという強みがあるのがさらにスゴイなと感じる点。まだそこを実際に体感してはいないわけだけれど。
オープンワールド特有の、無限に時間を吸われる感じや、いくら移動してもやることが無限にある、あの恐ろしい感じがちゃんと味わえる。
スマホゲー特有の「とにかくコンテンツいっぱいありますよアピール」が少ないのもいい。個人的にはアレを見るとやる気の6割くらいが削がれてしまうのだが他の人はどうなんだろう。
買い切りのゲームと同じように、序盤からキチンと導線を用意して、プレイヤーを迷わせないようなつくりになっている。コンテンツを増やしすぎて新宿駅みたいに複雑怪奇になっているスマホゲーム群とは明らかに一線を画している。
初心者ガチャで刻晴を引いた。どうやら大当たりらしい。露骨に火力が高い。楽しい。あとアンバー使う場面多すぎない? それに比べてリサの扱いにくさよ。
現在もうすぐ冒険者ランク15というところ。序章2幕。翻訳の質もあってストーリー内容は半分くらいしか頭に入ってきていない。が、特にプレイに支障はない。このあたりもいかにもオープンワールド。
それにしてもこれだけのゲームが基本無料なのは本当にスゴイ。
ゲームのクオリティを上げるほどお金がかかる。そして基本無料のゲームは一定以上流行しなければ採算が取れない。ただプレイしてもらうだけでなく、課金が無ければ収入0なわけで、特に流行らなかった場合のリスクがデカい。
そこそこの資本をかけてひとまずリリースにこぎつけ、流行りそうだったら本格的にクオリティアップを図る、というのが順当な企業判断というものだろう。実際そのようなゲームはいくらでもアプリストア等で見つけることができる。
しかるに原神は、最初から「完成したゲーム」を作ってやろうという意図をひしひしと感じる。リリース直後にどのようなゲーム性だったかはわからないが。
それもこれも資本が潤沢な企業だからこそできるワザ、なんだろうけどそれだとあまりにもロマンがない。創造性さえあれば面白いゲームを作れる、ということを日本の、特に新しいつくり手に証明してほしいというのが、いちゲーマーとしての身勝手な願い。