rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

グラブルVSで格闘ゲームを始めた人に伝えたい、「上達」の第一歩について

グランブルーファンタジー ヴァーサス レジェンダリーエディション - PS4


 『グランブルーファンタジー ヴァーサス』がPSプラスの9月フリープレイタイトルになった。ここ3ヶ月ほど格闘ゲームはお休みしていたが、フリプになったタイトルは人が増える法則に則りちょうどいい機会だと思い再開。

 やっぱ自分はグラブルVSのゲーム性が好きだなと再確認。シンプルさとキャラの個性の両立がちょうどいい。読み合いとテクニック要求の度合いも良い。火力が高すぎないので大味な試合になりにくい。

 キャラはヴィーラが出てからはずっと使っていたが、元々使っていたナルメアに戻した。こちらのほうがやはりしっくりくる。テクニカルキャラの皮をかぶった準スタンダードキャラ。差し合いで飯を喰う硬派さがキャラクターの設定とも合っている。



 格闘ゲームで上手くなるコツは強い行動を強いタイミングで使うことを覚えることだと思う。

 しかし「この技振っとけば勝てる」というタイプの、過度に単純化した言説には耳を傾けるのはあまりよろしくない、と考える。

 ちょっと遊びたいなら全然それでもいい。でも本当の意味で上達したいなら自分で考えることがどうしても必要。思考停止していると同じことの繰り返しにしかならないおそれがある。

 対戦しているとつい「反応速度」とか「読み合い」とかに気を取られてしまいがちになる(自分含む)けれど、そういう格闘ゲームならではの要素が勝負を左右するようになるのはものすごく先の話。だいたいランクマッチでトップ層に行くくらい。自分もそこまで行った皆無。そんなやつが上達ついて語っていいのか? と聞かれたら、それはごめんなさいと言うしかない。話半分、もしくは3分の1くらいで聞いていただきたい。



 話を戻すと、基本的にはもっと一人用ゲームと同じような考え方をしていい。例えばスーパーマリオブラザーズだったら「穴があったら飛び越える」とか「敵は踏みつけて倒す」みたいなごく基本的なセオリーを覚えることが上達につながる。この例え、伝わるのか??

 リーチの長い技を先端が当たるように振る。すると相手は近づけなくなる。なので相手はジャンプしてくる。そこを対空技で落とす。みたいな。

 あるいは相手がダウンしたらその起き上がりを投げる。しかし投げは相手の小技連打や投げ抜け入力などに負ける。なので起き上がりに打撃を重ねたり小技や投げ抜けのリーチの外から殴るとそれに勝てる、的な。

 そういうセオリーをひとつずつ見つけていくのが格闘ゲームの攻略。必ずしも職人芸みたいなことをしなければいけないわけじゃない。

 ただしその攻略を実践で出来るようにするためには、トレーニングモードで練習したり、実践で挑戦したりといった訓練が必要になる。そこに労力がかかるのが辛いポイント。

 しかも訓練の必要量は人によって大きく異る。同じテクニックを使うのにも、一回ですぐ実戦投入する人もいれば、延々練習してもなかなか成功できない人もいる。自分は後者。

 それでも自分で考えて、自分で練習して、自分で上達する喜びを得られるのは格闘ゲームの魅力。他の上達が必要なゲームにも通じるところかもしれない。

 さらに、その人ならではのセオリーや戦術を作ることが出来るのも格闘ゲームの良いところ。キャラクターに個性があるおかげで、プレイヤーの個性を出すこともできやすいのだ。単純な身体能力の競い合いになりにくい。もちろんゲーム性にもよるけれど。

 セオリーとは別に、単純な知識が求められる局面もある。最もわかりやすいのが相手の技に対する「確定反撃」などの要素。知識は知れば知るほど有利になる。そこはもう、がんばって探したり覚えたりするしかない。



 自分なりのセオリーを組み立てること、そして確実な知識を得ること。格闘ゲームの上達方法を自分なりに単純化するならその2つになる。

 単純だからといって簡単に出来れば苦労はしないぜ、と思いつつヒィヒィいいながら対戦して今日も買ったり負けたりしているのが私である。言うは易し、とはこのこと。

 グラブルVSは比較的シンプルなゲーム性なので、格闘ゲームのセオリーを覚えるのには適していると思う。ゲーム内の練習機能も充実しているし。

 現在開催中のTGSで新情報が発表されている『ストリートファイター6』などで格闘ゲームに興味を持った人は、ぜひグラブルVSをプレイしてみて欲しい。あ、あと自分の推し格ゲーの『ギルティギア ストライヴ』もよろしくお願いします。ダイレクトマーケティング。