いつの間にか基本無料+課金制のゲームばかりをプレイしている自分がいる。
まず2020年頃からやっているスマホ向けRPG『グランブルーファンタジー』。最近はクエスト周回をバリバリすることはあまり無くなったが、簡単な日課とイベント報酬目当てで毎日ログイン。クエスト周回をポチポチしながら値落ちするのがちょうどいい。
次に今年始めた『原神』。クオリティが高い3DオープンワールドアクションRPGが基本無料という衝撃を今さらながら味わっている。
そして最近リリースされた『オーバーウォッチ2』。ソフト代+スキン課金制だった前作が、2になって基本無料化。元々ゲームの質には定評があった対戦FPSが無料化されたことで人口も増えている。元々ちょっとだけ遊んでて人が減ったからやめたのを、久しぶりに再開している。
昔はいわゆる「ガチャゲー」的なものとして、やや低く見られることもあった感のある基本無料ゲーム。
時代が変わってコアなゲーマーも手を出すようになったのは『Apex Legends』や、あるいはさらに古くは『PUBG』あたりからだろうか。
自分も遅ればせながらその波に乗ったような形になった。別に避けていたわけじゃないんだけど。
基本無料でも存分に面白い。ただ面白いだけでなく、ゲームとしての満足度が高い。基本無料だからしょうがないか、などとと自分に言い聞かせることなくほぼプレイできる。そういうゲームがますます増えている感。
無料のゲームが増えるのはいいことに見える。課金要素に関しても、お金を払うほど強くなれるようないわゆる「Pay to Win」のゲームは少なくなっているように見えるし。実際自分もほとんど課金せずに楽しんでいる。
ただあまりに基本無料が当たり前になるとゲームの寡占化が進むのではないか、という心配もある。
基本無料でゲームの運営が成り立つためには、課金で利益が生じるくらい、そのゲームが流行っていなければならない。Steamのインディーゲームが全部基本無料になるなんてことは少なくとも当面はありえないわけで。
実際自分も「ちょっとしたゲームをお金払ってやるくらいなら今やってる基本無料のやつを遊べばいいかな」という気分になりつつある。どうしても遊びたいゲームがあればお金は出すけど、そこにいたるまでのハードルが上がったというか。
またいくらクオリティが高いとは言え、基本無料ゲームには買い切りゲームには無いなにかしらの「縛り」があるのも確か。
ガチャ課金タイプのRPGで武器やキャラをコンプリートしようとすれば年間で二桁万以上の課金が必要なのは昔も今も変わらない。もちろん身の丈に合った課金で遊ぶのがまっとうなプレイスタイルなのだけれど、単純に「コンプリート欲」が満たせないのは間違いない。
オーバーウォッチのような対戦型FPSであっても、無課金ではキャラクターの解放にある程度のプレイを要求される。なんら不満は感じていないが、なんというか、限りある人生の時間をお金の代わりとして支払っているような、何とも言えない気分にはなる。
まぁそんなことを考えながら今日もオーバーウォッチのエイム練習したりするんだけども。