rh日和(仮)

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OW2日記 キリコ攻略メモ ヒール量と生存力、強力ウルトを兼ね備えたヒーロー


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 PS4版『オーバーウォッチ2』の話。そろそろランク相応(シルバー)にキリコを使えるようになってきた気がするので、自分が今考えているキリコの使い方、立ち回りなどについて書いてみる。ムービー良いからみんな観て。

 メイン射撃の「快気の御札」はヒール量が高い。弾数は少ないがリロードが非常に早く、かつ自動リロード。感覚的にはほぼ途切れなくヒールを撃てる。

 発射の瞬間に味方にエイムを合わせることで自動追尾する黄色い御札が発射され、それが味方に当たると回復が発動。見た目的に壁をすり抜けてくれそうだが、実際は壁抜け効果は無い。エイムが合わなかったときに出る青い御札は全く効果が無く、味方に当たってもヒールはできない。

 御札のエイムはピッタリ合っていなくてもOK。目安としてはデフォルト設定(感度50%)の「神出鬼没」が有効な範囲。青いひし形の枠がついている味方には黄色い御札が出る。

 リロード中にサブ射撃を含むほぼあらゆる行動が可能。リロードの間にちょうどクナイを2発投げられるので、「御札→クナイ2発→御札→~」と繰り返すことで攻撃と回復を効率よく行える。

 御札の欠点は弾速が遅く、遠くの味方へのヒールがやりにくいこと。また御札が味方に当たる前に遠くに行ってしまったり壁にさえぎられたりすると消失してしまう。


 その欠点を補うのがアビリティ「神出鬼没」。味方のいる位置に一瞬でワープできる。

 HPが低い味方の元にワープして回復、敵に絡まれたら味方の方に逃げる、一瞬無敵時間があるのでそれを利用して敵の攻撃を避ける、など使い道は多い。

 特に局地的な人数差を一瞬にして変化させることができるのが非常に強いポイント。例えば味方2人VS敵2人の五分状況を、瞬時に味方3人VS敵2人の有利状況に作り変えることができる。ちょっと反則気味ですらある。

 クールタイムが長すぎず短すぎず絶妙。あまり使いすぎるといざという時に困るが、使わなさすぎるとキリコの強みが活きにくい。上手く使い所を見極めたい。


 サブ射撃「クナイ」はプロジェクタイル(非即着)の飛び道具。

 ダメージは低めだがヘッドショットが3倍ダメージ。弾速は早めだが発射間隔はちょっと長い。

 なかなか癖のある性能で、

  • 動きが早い敵と接近戦はやや苦手
  • 足が止まりやすいスナイパーに対してはHSを狙ってわりと強気に出られる
  • 動きが止まった敵やまっすぐこちらに向かってくる敵はHSを狙いやすい
  • HS判定が無いタレットやバリアなどを壊すのは苦手

 といった性能。おそらく上級者でも常時HSを狙い続けるのは難しいだろうが、大抵のDPSやサポートの頭に1発でも刺されば退却せざるを得なくなり攻めが有利になる。もちろんトドメとしても有用。

 ダメージ量の数値以上に強力な攻撃なので、御札のリロード時間などを利用しつつ根気よく投げ続けたい。


 アビリティ「鈴のご加護」は当たった味方に「HP回復+短時間無敵+状態異常回復」の効果を持つ鈴を投げる。効果は一定範囲に及ぶため複数の味方に当てることが可能。

 1発で3つの効果を発動できるよくばりアビリティ。特に無敵と状態異常回復というレアな効果が2つついているのが凄い。状態異常回復は、ザリアのグラビトン・サージやシグマのグラビティ・フラックス、スティール・トラップといった「物理的に動きを制限するもの」以外を全て回復できる。それらについても、あらかじめ鈴を当てた状態であれば無敵効果によりヒットせずすり抜けるし、ダメージも無効化できる。

 基本的には敵の厄介なアビリティやウルトから味方を守るために使うアビリティ。HPが低くなった味方を鈴の無敵で守りつつ御札で回復する、といった緊急回復手段としても使えるが、クールタイムが長いのであまり乱用はしたくない。こちらも使い所が難しいアビリティとなっている。


 ゲンジやハンゾーとおそらく同じ性能の「壁登り」が使える。

 主に高台に登って有利を作るのに使う。ただし御札の弾速が遅い都合で、アナやバティストのように「高台を取って地上の味方をヒールする」といった戦い方だとヒールが周りにくい。どちらかというと高台にいる味方を追いかけるために使う方が良い。

 回避手段としても有効で、敵に狙われたらとりあえず壁に登っておけば、その先に高台が無くても被弾を抑えられる。アビリティのクールタイムを待ってワープや無敵で身を守るのが強い。


 アルティメット「狐走り」は前方一定範囲にエリアを作り出し、そのエリアに乗った味方に移動速度アップ、射撃モーション速度アップ、アビリティクールタイム短縮の効果が発動する。

 攻めにも守りにも使えるかなり強力なウルト。カウンターで出すよりは、敵味方が集まってこれから交戦が始まる瞬間に出すと刺さりやすい。敵D.Vaのウルトから味方を逃がす、といった使い方もできなくはないがちょっともったいない。

 アビリティのクールタイムが短縮されるため、あらかじめ鈴を投げてから発動するとムダが少ない。

 射撃タイプのヒールを持つサポートキャラのヒール量も向上するのが重要なポイント。攻撃のことばかり考えて味方へのヒールを忘れたりしないよう注意。


 総じて、高めのヒール量、屈指の機動力による生存能力、強力なウルトを兼ね備えた優秀なサポートキャラ。

 ダイブが優位とされる現在の環境に適しており、プロシーンでもオンライン対戦でも活躍の場は多い。

 逆にあまり活躍できないような状況を考えると、敵味方があまりダイブをしない構成になった場合。キリコの機動力があまり活きず、単にヒールの弾速が遅いキャラになりがち。敵にラインハルトやシグマといったバリアを持ったタンクがいる場合はさらに辛くなる。

 味方へのヒールが足りないと感じた時もピックを変えたほうが良いかもしれない。シーズン1のプロシーンでキリコ+ルシオが固定で使われていたのはお互いやられる前に敵をやるダイブ構成だったからで、オンラインマッチでは味方ヒーローの構成によって他の組み合わせが有効な場合もある。