追記(2024/08/23)
その後、現行モデルの『レギュラーフィットチノ』を購入。
「ディティールも同等」と書いたが、現行モデルはポケットのパイピング(両玉縁加工)が無くなっており、おそらくコストカットされている。細かいところだとウエスト周りのステッチも減っている。
ミリタリーパンツに近いディティールが失われてしまったのは残念だが、ニッチな需要に応えるより客が少しでも手に取りやすくすることを優先したと考えれば仕方ない。
ヒップポケットにボタンが追加されており、後ろ姿はどちらかといえばフォーマル寄りな印象になったかもしれない。
(追記終わり)
ユニクロ『ヴィンテージレギュラーフィットチノ』を購入。定価2,990円がセールで1,290円になっていたので、ベージュとブラウンの2本買ってしまった。
ここ5年以上、ユニクロのヴィンテージチノを履き続けてきた。
ほどよいヴィンテージ感。クラシカルなストレートシルエット。カジュアルすぎずフォーマルすぎないデザイン。ストレッチの無い100%コットンのタイトな生地。現代人がまず使わないであろうウォッチポケット(スマホポケットでもつけた方が便利だろうに)。ヒップポケット共々、両玉縁加工(今正式名称をググった)がされている。
このクオリティで定価3,000円。定期的にセールで2,000円になっていたのでその時を狙った。
なにより大量生産品であるゆえ気兼ねなく履けるのがよい。これに出会う前はジーンズばかり履いていたが、デニムが流行らなくなりブランド化していったので手が出なくなった。
ウエスト76センチ(32インチ)。ちょっとキツイが何度か洗う内に身体にフィットしてくれる。これもまたヴィンテージ感。
店員と話したくないので裾上げはせずロールアップ。前買った時までユニクロのチノパンはレングスが2サイズあって選べたのだが、いつのまにかワンサイズになっていた。
そんな愛しのヴィンテージチノパンだが、ユニクロのサイトを見ると旧モデルがセールで売られているのみで、2023年モデルがラインナップされていない。
どうやら『レギュラーフィットチノ』が後継モデルらしく、店舗でチェックした限りディティールも同等。
「ヴィンテージ」の名が外れてしまったのはヴィンテージ好きおじさんとしては悲しいところだけれど、そういう時代なんだろう。
価格も3,990円に。物価高騰め。
となると今回買ったものが「最後のヴィンテージチノ」ということになるかもしれない。大事に履こうかな、と思うけど結局ガシガシ使い込むことになるだろう。それがチノパンに対する誠実さというもの。