rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

『ストリートファイター6体験版』をプレイ CPUが激強で楽しい ロード時間も爆速

【PS5】ストリートファイター6

 本日(2023年4月21日)の『ストリートファイター6』新情報番組にて、体験版の配信が告知された。PS4、PS5はなんと放送直後から配信開始。その他の機種は26日から配信とのこと。

 早速PS4版をプレイ。βテストは未プレイ、というかPS5もPCも持ってないので応募できなかったので今回が初プレイとなる。

 今回、オンライン対戦できるオープンベータ版ではなく、オフラインのみの体験版を配布したのは、試しにプレイした初心者が猛者にやられて心が折れるのを防ぐための配慮なのかもしれない。というのは某プロプレイヤーが言っていたことだが、だとしたら非常に気配りが効いている。



 「ワールドツアーモード」はキャラクタークリエイトが可能。作ったキャラを製品版に引き継げるとのことなので、おそらくクリエイトのパーツや機能も製品版と同じなのだろう。

 とりあえず自分自身を真似て作ってみたがだいぶ絵面が地味になったので、次はもっとかっこいいキャラを作ってみたい。ストVで使ってた是空を作るのもアリか。

 本編序盤の1〜2時間を体験できる。3D RPGゲーム的な探索と、2D格闘アクションを組み合わせたゲームパートを楽しめる。

 ただPS4版のせいかフレームレートが低めなのはやや気になった。動作は安定しているが、製品版はどうなるだろう。



 通常の対戦が楽しめる「ファイティンググラウンド」で使用可能なキャラは「リュウ」と「ルーク」の2キャラのみ。

 こちらは処理落ちもなく、おそらくフレームレートも60fpsで安定している。

 なによりロード時間が前作と比べても、あるいは他の格闘ゲームと比べてもかなり短い。SSDに換装しているおかげもあるかもしれないが、オンライン対戦でも快適に連戦できそうで嬉しい。

 「チュートリアルモード」で基本操作を学べる他、キャラクター別の練習ができる「キャラクターガイドモード」を初級編までプレイでき、キャラの使い方まで学べる。

 今作からの新要素の、特殊ルール+特殊ギミックで対戦ができる「エクストリームバトル」モードもプレイ可能。体験版で選択できるのは相手を先に5回ダウンさせると勝ちのルール「スリップ・マスター」と左右から闘牛が走ってくる「闘牛」ギミックのみだが、比較的カジュアルな対戦が楽しめそう。



 トレーニングモード(いわゆるトレモ)はプレイできないが、ガイドモードで動かないダミー相手に練習することが可能。

 そこでコンボなどを練習し、対CPU戦をするとイイ感じの練習になる。

 というのもCPUの性能がかなり優秀で、特に最高難易度の8を選択すると本当に強い。一応自分は前作をそこそこやり込みウルトラプラチナまでは到達したのだけれど、最初は全く歯が立たず、システムを利用してなんとか時々ラウンドを拾える程度。そもそも自分がかなり不器用系なのもあるだろうけれど。

 CPU特有の超反応で強いだけでなく(超反応もするけど)、こちらの動きをまるで読んでいるかのような立ち回りをしてくるのがスゴい。例えば「被起き攻め時にこちらが投げ抜けをするまでずっと投げを重ねてくる」など。かなり力を入れて、人間の操作を取り入れている感が伝わってくる。

 なんとか製品版が発売するまでにCPUレベル8に安定して勝てるようになりたい。



 体験版でも製品版と同じ3つの操作方法を選択できる。従来通りの操作方法の「クラシックモード」、ワンボタンで必殺技を出せる「モダンモード」、連打のみで半自動的に戦ってくれるさらにカジュアルな「ダイナミックモード(一部ゲームモードのみ)」。

 せっかくなので新しいモダンモードでプレイしているが、事前の予想通り「間口は広く、奥行きは深い」操作方法だと感じた。

 必殺技やスーパーアーツを移動キー+ボタンで出せるのは非常にお手軽。アシストボタン+攻撃ボタン連打でコンボを自動的に繋いでくれるのも初心者には嬉しい。

 しかしやり込もうとするとコマンド入力も使う必要が出てくるし、とっさにアシストボタンで通常技を使い分けるのは従来のゲームとは違う慣れが必要。

 単なる「カジュアルモード」ではなくモダンモードという名称なのも、新しい操作方法であるという面を強調したかったからだろう。開発スタッフはクラシックとモダンが同じレベルで戦えるよう調整していく予定とのこと。

 モダンのメリットはワンボタン必殺技を出せること、デメリットは特定の通常技や必殺技を出せないこと。より強さを求めるのであれば、これらを鑑みてモダンとクラシックを選ぶことになるだろう。



 対戦自体はかなり楽しい。各種ドライブシステムがかなり強力で、それを用いたやりこみと読み合いが期待できそう。

 ドライブパリィやドライブインパクトはとりあえず撃つだけでも試合が動く。上級者の対戦はドライブインパクトをドライブインパクトで返す「インパクト返し」で盛り上がりそう。

 ドライブラッシュは非常にやりこみがいがある。ラッシュ中に出す通常技は強化され、フレームが有利になる他、空中ヒット後も必殺技キャンセルでコンボが繋がる(例えば「ラッシュ→しゃがみ強攻撃→キャンセル昇龍拳」が空中の相手にも連続ヒットする)ため、非常にコンボルートが多彩になる。コンボ練習が面白すぎてすでにやみつき。

 ラッシュから中下段の択を迫る、と言った使い方もできるためゲージの使い方で個性を出せそう。

 防御面でも、ゲームに習熟するほどドライブパリィやインパクトを使いこなせるようになっていくだろう。ジャストパリィをバシバシ決めたらものすごく気持ちよさそう。気分は背水の逆転劇。

 唯一気になるのは、これほど操作性の整理・合理化に気を配ったシステムになっているにも関わらず、相変わらずダッシュ入力を多用させられるという点。

 同じ方向を連打するのはゲーム初心者ほど厳しいハズ。熟練者でも疲れやすい上に、デバイス間(主にレバーレスとそれ以外)で入力速度に格差が出やすく不公平になりやすいポイントでもある。

 以前Twitterで、障がいのあるプレイヤーがダッシュ入力できないので使わずにストVをプレイしている、というツイートを見かけたこともある。

 他社の格闘ゲームタイトルだと前入れっぱなしでダッシュできたり、ダッシュボタンが搭載されているものもあるし、カプコンのゲームでも2または3ボタン同時押しでダッシュできるものが過去に存在している。

 これ以上ボタンを増やすのが難しいなら、せめてドライブラッシュの2回入力だけでも簡易化してもらいたいところ。



 ともあれますます製品版への期待が高まったのは間違いない。6月が待ち遠しい。そしてますますPS5が欲しくなる。最近は中古でも見かけるし、今のうちに買っておくのもアリかなぁ。

PlayStation 5 (CFI-1200A01)

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