なぜうまいのか。
全てがちょうどいい。
自分にとってちょうどいい。
なぜこんなにちょうどいいのか?
おそらく全てのパラメーターが「成人男性」に向けてチューニングされている。
大きさ。既存のグミよりひと回り大きいが、スムーズに奥歯に運ぶのには差しさわりのないサイズ。
硬さ。他のハード系グミと比べてそこまで硬いわけではないが、立方体の形状と大きさによって上質な「噛み砕き感」を実現している。
酸味。「酸っぱい」を全面に押し出すほどではないが、口にいれるたびに新鮮な刺激を与えてくれる。
そして「タフグミ」という簡素な四文字の商品名と、黒を基調とした栄養食品のようなカラーリングにより、男性でも手に取りやすいパッケージ。
全てが「大きい男の子」である成人男性が喜ぶ商品設計になっている。狙い通りの商品を、狙い通りの顧客が買っている。まさに戦略的勝利である。
買うと1日1袋のペースで消費してしまうので、ほどほどに買うようにしている。
一気食いすると胃に100gのゼラチンの塊が収まることになるため流石にちょっと生活に差し障りがあるのだが、食べる手が止まらず気がつけば無くなっている。
この猛暑の中で持ち運ぶと少々柔らかくなってしまうが、それはそれでモチモチとした新食感になっていい。
期間限定を含めて様々なフレーバーが楽しめる。しかしそれでも食べ飽きなさという観点ではコーラ・ソーダ・エナジードリンクのセットに軍配が上がると言えよう。
タフグミ。それはこの不確かな時代に舞い降りた心のオアシス。これからも末永く作り続けていただきたい。