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ラジオ番組『コジ10 小島秀夫の「最高の10分間にしよう」 』を聴いている話

 コジ10。いいよね。というわけでラジオ番組『コジ10 小島秀夫の「最高の10分間にしよう」 』の話。

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 自分は小島秀夫作品の大ファンだが、小島秀夫氏本人のことは「ケッタイなオッサンやなぁ」くらいの気持ちで見ている。自分は生まれも育ちも関東人であるが、「ケッタイ」という関西の語には一周回って「規格外な」というような意味も含まれていると察しており、もちろんそのような意味で言っているのだが、あっているだろうか。

かなり以前から、小島監督はWebラジオを定期的に配信してきた。ポッドキャストが出来たばかりの黎明期から「ヒデラジ」などを開始した、その道の先駆者でもある。個人的に印象深かったのは声優の杉田智和がパーソナリティの『カズヒラ・ミラーの「カズラジ。」』だった。

 コジ10の小島監督もこれまで通りエネルギーに溢れていて、そして地上波ギリギリである。なにしろ毎回放送にピー音が入る(そのたびに小気味よい井上喜久子のツッコミが入る)。そのトークについていけている、アトロクでおなじみの宇内アナもさすがである。

 『デスストランディング2』の宣伝番組という触れ込みだが、内容はかなり自由。コジジュウだけにじゆう。小島監督が最近チェックした小説、映画、音楽の話や、気になる次回作以降の予定などのこぼれ話も。放送は10分間だがポッドキャストで未放送分を含む完全版が聴ける。

 先日の放送は視聴者からの悩み相談に答えるという、ラジオ番組としてはオーソドックスな企画。最近こういうの、聞いてなかったなぁとしみじみするなどした。

 多くの悩み相談がそうであるように、悩みを解決するための直接的なアンサーを返すわけでは無いが、小島監督のエネルギーが相談者にも伝わっていることが、ラジオ越しでもわかった。

 小島監督のケッタイさを改めてしみじみ噛み締めながら、今後もコジ10を聴いていきたい。