『ゲーム発展国++』をプレイ。先日無料配布していたのをありがたく遊ばせてもらっている。
無料セール🆓
— カイロソフト(Kairosoft)_公式 (@kairokun2010) 2024年10月8日
伊集院光さんがラジオで「ゲーム発展国++」の事をとても楽しそうに話してくれたのでカイロソフトの売上がアップしそう✨https://t.co/cqokOVNV2p
なところを逆転の発想でなんとAndroid/iOS版を24時間くらい無料にしてみました🤖今がチャンス
番組もここで聞けるヨ📻#ijuin… pic.twitter.com/9iVfOqwL2l
ゲーム実況などを通じてカイロソフトというメーカーの存在は知っていた。『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』がかなり人気を博した。本作はその過去作にあたる。
遊べばすぐにその楽しさがわかるゲームなので、あえて細かく感想を書く必要もないように感じる。そのくらいシンプルでとっつきやすい。
ゲーム開発会社を運営するゲーム。難易度は低めで、売上高がモリモリ増えていくのを眺めるゲームという側面が強い。
ほどよいランダム性がプレイヤーの射幸心を煽ってくる。サウンドによる演出もそれを助長している。
テレビゲームに対するパロディが随所に散りばめられており、他社が開発するゲームハードやゲームタイトルのほとんどに元ネタがある。長年のゲーマーほど懐かしい気持ちになれるだろう。
ゲームタイトルの開発は、「ジャンル」と「内容」の組み合わせによって行う。「RPG」×「ファンタジー」や「狩り」×「アクション」のような定番の組み合わせだとクオリティや売上がアップしやすい。あえて「レース」×「輪投げ」みたいな奇抜なゲームを作ることもできる。意外な組み合わせが功を奏することも。
ゲームのクオリティは社員のステータスによって決まる。教育によってステータスを上げたり、「プログラマ」「サウンドエンジニア」といった役職のレベルをアップさせることで、社員を育てることができる。
無事ゲームが完成したら、宣伝をして売上アップを狙う。4人のレビュアーが10点満点でゲームを評価するという、昔からのゲーマーにおなじみな某クロスレビューのようなシステムが、ゲームのクオリティの目安になる。
ちょっと面白いのが、効率よく社員を育てようとすると「出社してこない社員を会社の金で『○○○○』に通わせる」のが最適解になるということ。なにかしらのブラックジョークだろうか。しかしこれはこれで、いにしえのゲームの裏技みたいな味わいがある。
社員の活動可能量を決める体力のパラメーターが育成して増やすことができないのは、ちょっと残念なポイント。お気に入りの社員を最後まで使い続けるのは非効率なプレイになってしまう。
全体としてはカジュアルなゲームであり、メチャクチャ深いやりこみ要素があるタイプではない。
しかし、寝る前にちょっとプレイしようか、と思って手を出すと、ついつい夜ふかししてしまうような中毒性がある。かく言う自分も3回ほどの「ほぼ徹夜」をこのゲームによって迎えてしまい、生活バランスにダメージを受けてしまった。あなおそろしや。
いい意味で、昔ながらの「ゲームらしいゲーム」という印象。なおかつ演出面やランダム性のバランスなどは既存のゲームのノウハウをキチンと吸収したうえで作られている。本作ほどスムーズではないだろう、実際のゲーム開発の苦労に思いを馳せながらプレイするのもまた一興。