ガラスのマグカップを探していたら、セリアでよさげなのを発見。『アルコパル グラスマグ』。古い映画にでてきそうなレトロデザインがグッときたので購入。
ガラスカップをキレイに撮る環境が無いので写真は無し。Youtubeに動画を上げている方がいたのでリンクを貼っておく。
セリアは未だにオンラインショップが無いが、別の100円ショップではおそらく同一品が売っている模様。
アルコパル グラスマグ250ml 341859watts-online.jp
「アルコパル」はフランスのブランド。1958年からヨーロッパを中心にミルクガラスの食器などを製造販売していて、それらは今ではヴィンテージとして人気が高いという。一時期製造を終了していたが、数年前にブランドが復活したらしい。
ヤマザキ春のパンまつりの皿も作っているメーカーがアルク(旧アルク・インターナショナル)だという。そしてアルクのブランドの一つがアルコパル、という関係らしい。フランス語版WikipediaをChrome翻訳したものにもそう書かれていた。
ポジション的にはアメリカにおける「ファイヤーキング」に似ているのかもしれない。あちらもヴィンテージ人気が高く、一時生産終了していたが、現在は日本でブランドが復活している。
そんなブランドの製品が100円ショップで買えてしまうのは嬉しい反面、若干違和感がある。MADE IN UAEだし。そもそも底面の印字には「ARC UAE」としか書かれていないので、ブランドがアルコパルなのかどうかも判然としない。
再びフランス語版Wikipediaによると、アルクは2022年に経営が危うくなったと書かれている。その関係で製品が安く流れてきているのかもしれない。
気に入ったポイントは、しっかりした厚手のガラス製なこと。
身近で売っているガラスマグカップは耐熱ガラスを使った薄手のものが多く、イマイチしっくりこなかった。
対してこのカップはかなりガッチリとした肉厚なつくり。強めに握っても、陶器のマグカップと同じくらいの安心感がある。しかも全面物理強化ガラスとのことで、かなり耐久性がありそう。
ただし耐熱ガラスではない。説明書きによると120度の温度差には耐えられるとのことだが、急激な温度変化は避けたほうがよさそう。
耐久性にどこまで期待できるかはわからないが、100円であることを考えれば質感はかなりいい。似たようなデザイン・スペックの某「ベルサイユ」が600円程度することを考えるとかなりお得。
容量は250ml。自分はほぼ毎日ドリップコーヒーを約150ml淹れて飲んでいるので、ちょうどいいサイズ。
そしてクラシカルなデザイン。あられもないほどに飾り気がない。まるで「マグカップ」という概念を具現化したようなシンプルさ。形状的に積み重ねも出来そうだが2つ買ってないので確認できていない。
ちょうど真ん中に、接合部分が丸わかりな線が入っている。持ち手の部分は指に引っかかるくらいのバリが出ているのだが、それが逆にヴィンテージ食器のような味わいを出している。
100円のマグカップにしてはかなりの満足感。できれば今後も販売し続けて欲しいところ。あわよくばカラーバリエーションなどもあると助かる。収集してしまうかもしれない。