rh日和(仮)

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フリーゲーム『イストワール』1週目クリアまでのプレイ記録と感想

 フリーゲーム『イストワール』の1周目をクリアしたのでプレイ記録を書いておく。プレイし始めに書いた記事がこちら。

rhbiyori.hatenadiary.jp

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プレイ記録

 序盤はひたすらレベルを上げずにアイテム集め。レベルアップ時ステータスアップっていう能力があるから、レベル上げずに進めたほうが有利なのかな、と思って。後に必ずしもそうではないことに気づく。

 逃走が難しい敵「バット」に苦戦しつつレサと生の証外郭を攻略。ツヴァイハンダーに爆炎玉投げて同調の像を回収するも、しばらく仲間は増やさず。

 ソルグラント経由で図書院。レイブンヒル城の謎解きに苦戦。タンスの二重底になかなか気付けなかった。

 ドワーフの工廠跡、謎解きはクリアしたが敵が強くてゲームが進まない感じがしたのでレベルを上げ始める。

 アルテナ神殿のクイズで3問目でつまづく。てっきり自費出版の詩集が関係しているのかと思って思考にロックがかかってしまった。だって像には「魔力ある書を求めよ」とか言われる上に、アイテム説明欄に「魔力があるらしい」って書いてるし。

 時の軌跡の目の相手では、全体攻撃武器の「ラーヤラーヤ」と回避防具の「魂の平穏の衣」が非常に役立った。

 仲間は葬儀屋とシェーラを選択。通常攻撃好きなので葬儀屋を選んだが活躍としてはまぁぼちぼちといったところ。初見プレイだと武器選びが難しかった。全体攻撃は稼ぎで役立ったけど。シェーラはカタログスペックが強すぎるので選んだが、単体ボス戦ではやや火力難で、回復薬を投げていることが多かった。ラスボス戦では役立ったけど。あと主人公は最後までMP消費技を覚えなかったので、レベルUP時MPUPがほぼほぼ無駄になった。

 パンデモニアムの奥にいる十二将を倒せず、他の十二将を倒して回る。強化版セレブレイターに手こずったが、本体と青い玉を殴ればいいと気づいてなんとか倒せた。あれを投げつければいいことに気づいてあの子を倒し、奥の剣もを倒すが、名前を変えてしまっていたため魔王とは戦えず。

 「此岸の辺」の広さに心を折られそうになりながら、宝箱を全部開けようとするが、結局自力では見つからず、ラスボス戦へ。2回ほどやられたが、周りの敵を先に倒せばいいと気づき第二形態へ。ここでよくわからず「さ」で始まるほうの言葉を選んでしまいノーマルエンドへ。ポンコツ。クリア後の部屋に行けずエンド画面がループしたけど、バグだったんだろうか。

 攻略サイトを見て、残り2個の宝箱をコンプリート。柱の裏。気づかないって。

 トゥルーエンドに行けることに気づき、もう一度ラスボス戦をし、トゥルーでクリア。2周目突入。


 前の記事にも書いた通り、ラスボス戦だけプレイ動画を見てしまいネタバレを踏んでいて、主人公の名前を変えようかと思ったのだけれど、ゲーム内でわかるまでガマンした。

 そしてトゥルーエンドの行き方までは覚えていなかったので、まぁほぼ初見クリアと言っていいと思う。

感想

 本作のストーリーは「ゲーム制作とはどういうことか」、もっと言うと「RPGツクールゲームとはなにか」というテーマへの考察を含んでおり、いわばツクール論になっている。そしてそれは必然的に「物語とはなにか」という物語論に踏み込んでいる。

 そんなゲームが個人制作。しかもフリーゲーム、つまり無料だというのだから、何重にもスゴいこと。

 ゲームシステム面でも、プレイヤーの洞察力を試すギミックや、知識が増えるほど有利になる奥深いシステムなど、コアゲーマーのツボを突くような作り込みが光っている。

 プレイしはじめのとっつきにくさがあるのは確かで、それが今まで自分がプレイしてもすぐ止めてしまった理由でもある。2004年当時でも、ゲームに対するリテラシーが比較的高い人向けのゲームだったであろうことは間違いない。20年後の現在の若者がプレイしたらどんな感想を抱くんだろう? 逆にすぐ適応できたりするんだろうか? わからない。

 そのとっつきにくさを乗り越えると、世界の謎を解き明かす、本作ならではの自由度の高い探索・戦闘・謎解きが楽しめる。

 ただ後半になると、今度は膨大すぎる選択肢の量がプレイヤーにのしかかってくる。多すぎる装備品のどれを選べばいいのか。広すぎるマップのどこへ行けばいいのか。この鍵、どこで使えばいいんだっけ。っていうかパンデモニウムの敵、多すぎじゃない? そんな感じで、もしかすると終盤で投げ出してしまった人もいるかもしれない。そのあたりを改善したリメイクが出てくれたら嬉しい。もちろん開発ツールはRPGツクールで。