rh日和(仮)

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Giant Escape R3の玉押し調整・リアスプロケット分解清掃をした話

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 Giant Escape R3の玉押し調整、およびリアスプロケットの分解清掃をした。

 以前からホイールのガタツキが気になっていたのだが、原因は自分のせいだった。

 というのも、ずいぶん前にグリスを塗るためにハブを分解してみたのだが、ハブを組み立て直す際に必要なハブスパナ(通常のものより薄いスパナ)を持っていなかったため、玉押しを固定せずに組み立てなおし、あろうことかそのまま一年以上乗り続けていたのである。改めて考えるとひどい話である。

 いい加減なんとかしようと、重い腰を上げてハブスパナを買いキチンと締め直すことにしたのだ。

ハブの玉押し調整に必要な工具

 前輪のハブは、ハブスパナ一本があれば、あとは普通のスパナやモンキーレンチなどで玉押し調整できる。Escapeだったら13mm×15mmでイケるハズ。多分。

PARKTOOL(パークツール) コンレンチ 13×15mm DCW-4C

PARKTOOL(パークツール) コンレンチ 13×15mm DCW-4C

 一方後輪は、スプロケット(後輪の歯車)を外す専用の工具が必要*1

 お店に行ってスプロケットを外す工具を買おうとしたら、いくつも種類があって悩んだのだが、どうやらスプロケットにはカセットフリーボスフリーの二種類があり、それぞれで必要な工具が異なるらしい。Escape R3はカセットフリー。

 更にそれぞれ、「差し込んでスパナ等で回す小型タイプ」と「差し込み部分と持ち手が一体化した大型タイプ」がある。どちらを使うかは好みによるとのこと。

SHIMANO(シマノ) TL-LR15 [Y120092300] ロックリング締付け工具

SHIMANO(シマノ) TL-LR15 [Y120092300] ロックリング締付け工具

BIKE HAND(バイクハンド) YC-126-2A フリーホイールリムーバー

BIKE HAND(バイクハンド) YC-126-2A フリーホイールリムーバー

 そしてそして、その「差し込む工具」の他に、「歯車が回らないよう固定する」ための工具(フリーホイールチューナーなどと呼ばれている)も必要となる。チェーンがくっついた見た目が個性的。

バイクハンド YC-501A チェーン式フリーホイール外し YC-501A

バイクハンド YC-501A チェーン式フリーホイール外し YC-501A

 その二つがセットになった商品もあるが、バラ売りの方が安かったのでそっちを買った。

玉押しナットは両方外せる

 玉押し調整のやり方については他に詳しいサイトがいくらでもあるので割愛(という名の丸投げ)。

campsite7.jp

 要するに、玉押し用のナットと、その外側のナットの二つを互い違いに締め付けて固定する、という構造なので、それさえ理解できれば簡単。

 ただし自分は、両サイドどちらのナットも外せるということに気づかず少々苦労した。

 というのも、後輪のフリーホイール側(ギアがついている側)のナットを外してしまい、「フリーホイールが邪魔で玉押し調整できなくね?」と小一時間悩んでしまったのだ。

 結局、一度シャフトを抜いて、フリーホイール側のナットを締めて固定してから再びシャフトを刺し、反対側で改めて玉押し調整しなおした。

ついでにリアスプロケットも掃除

 玉押し調整のついでに、リアスプロケットの掃除もやった。

 といっても、リアホイールはピンで固定されており、完全にバラバラにすることは出来なかったので、適当にクレ556をかけてブラシで掃除し、水洗いをした。

 リアスプロケットの掃除は今までも何度かやってきたが、取り外して洗うのは初めてだったので、裏面に汚れがびっしり。取り除いたらずいぶん綺麗になった。

調整の甲斐あって快調になった

 メンテナンス終了後、さっそく乗ってみたが、体感で明らかに走り心地が良くなった。というか今まで玉押しをちゃんと固定せずに走っていたのだから、走りやすくなって当然なんだけども。

 ネット情報によると、玉押しは新品の状態だと故障防止のためキツめに固定されているので、適度に調節するとホイールが回りやすくなるとのこと。。

 もう9年も乗っているのでそろそろ買い替えも視野に入れていたのだが、これならまだまだ乗れそう。むしろさらに改造したくなってきた。今はグリップシフトをレバーシフトに変えたいな、などと考えている。現行のEscapeってレバーシフトなんだよね。

*1:厳密に言うと玉押し調整するだけなら必要ないのかもしれないが、よくわからないので買っておいた