先日、半月ぶりくらいにクロスバイク(Giant Escape R3 Rosso 2007年モデル)に乗ったところ、見事後輪がパンク。自分でパンク修理してもよかったのだが、すぐ近くに自転車用品店「サイクルベースあさひ」があったので、そこでチューブ交換してもらった。
チューブ交換に当たって、タイヤがかなり傷んでいるのでそっちも交換するよう勧められた。ちょうどタイヤを変えようと思っていたところだったので、言われるがままに交換することに。
交換するタイヤは同じくパナレーサーの「レバンタール」の25cを選んだ。その日は後輪だけ交換してもらい帰宅。その後前輪のタイヤを自分で交換しようと思いネットでいろいろ調べてみると、このレバンタールというタイヤ、どうやらパナレーサーとサイクルベースあさひが共同開発した製品で、サイクルベースあさひの専売商品らしい。
ちなみに、それまで使っていたタイヤはパナレーサーの「クローザー」というタイヤ(現在は廃盤)。太さは23c。安くて軽いが、耐久性・耐パンク性に難がある、と言われていて、実際かなりパンクが多かった。もっともブログを読み返してみると、使い始めたのは4年前。そんな脆いタイヤを4年間も使っていたのだから、パンクするのも仕方ないのかもしれない。
「レバンタール」のスペックは、クローザーの後継である「クローザー プラス」とほぼ同一。というか基本的に全部一緒。共通点を挙げると、
- ケブラービード
- オールコンタクトトレッド形状採用
- ZSGナチュラルコンパウンド使用
- PRブレーカー(耐パンクベルト)搭載
という感じ。
Panaracer(パナレーサー) クローザープラス [W/O 700X25] ブラック F725-CLSP-B
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: スポーツ用品
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「もしかして、カラーリングを変えただけの商品を、共同開発と謳って販売してるのか?」と邪推したりもしたが、よくよく見てみると、重量が違う。クローザープラスが220g、レバンタールが250g(いずれも25c)。
なぜ重いのか、理由は不明だが、重い分だけ耐久性が増しているとしたら、街乗りメインの自分としては結構嬉しい。
というわけで早速買って前輪に装着した。素材の質感などはクローザーにそっくりだったが、耐パンクベルトがあるぶん厚みがあった。
走ってみた感想としては、クローザーよりかなり安定感があり、走っていてハンドルがブレにくくなった。23cから25cに変えたのもあるかもしれないが、タイヤの形状がオールコンタクトトレッド形状になったのも大きい気がする。
耐パンクベルトがあるおかげか、段差に乗った時の衝撃もかなり和らいだ。クローザーを使っていた時は、段差に乗るたびにタイヤがグニっと歪む感触がそのまま伝わってきて毎回ヒヤヒヤしていたが、そのような不安がまるで無い。
スピードに関してだが、加速の軽さはやはり23cの方が上だった感じがあるが、スピードに乗った時の安定感はレバンタールの方が上か。
ちなみに、今回自分が23cから25cに変えたのは、単純に太いほうがパンクしにくくなると思ったからなのだが、ここ数年のロードバイク界では「23cより25cの方が速い」という定説が出来つつあるらしい。
なんでも、25cの方が人が乗った時の変形が少ないため、結果的に設置面積が小さくなり、転がり抵抗が減り、スピードが出るようになる。ふーん。
もっともチューブの空気圧によっても変形の度合いは変わるし、加速時に関してはタイヤが軽い方が有利であることも確かだという。
そもそもクロスバイクで街乗りするなら、28cくらいがちょうどいいと思う。市販のクロスバイクの標準タイヤは大体それくらいだし。
いろいろ書いたが、レバンタール、意外と悪くなさそう。価格もクローザープラスとほとんど変わらないし。できればクローザープラスと比べてどの辺が違うのかを、きちんと説明してくれたらもっと嬉しいんだけども。