こないだ『Deadlight』をクリアしたばかりだが、今日は『LIMBO』をプレイした。
公式サイト(英語)→LIMBO
以前からLIMBOと名前は何となく知っていたが、はっきり興味を持ったのは『TRIALS EVOLUTION』という2DバイクゲームにLIMBOをオマージュしたと思われるコース(キャラクターや背景が全て影で描かれ、LIMBOに登場したオブジェクトが登場する)が出てきたから。ダークな雰囲気がなかなか良さ気だったので、XBLA熱が高まってきたこの機会にプレイすることにした。
感想としては、多くのレビューにある通り、本当に雰囲気が良く出来ている。「LIMBO」とは「辺獄」という意味で生者の世界と地獄との中間の領域のことを指す宗教用語らしいのだが、まさに地獄めぐりのようなプレイ感覚。
ホラーな表現はあるのだが、全てが真っ黒な影で描かれているため、そこまでグロテスクな感じはしない。ドッキリ系の仕掛けもないので、人並みに耐性がある人ならプレイできると思う。ゴア表現そのものよりは、全体的に漂う「薄気味悪さ」を楽しむゲームなのではなかろうか。
ゲーム性としては、2Dアクション+パズル要素。パズルゲームとしてはそこまで斬新な部分は無い。パズルの解法が非常にえげつなかったりする部分はある意味斬新だが。
そして、これも散々言われていることだが、とにかくプレイ時間が短い。実際自分は三時間くらいで一周クリアした。ノーミスクリアとかタイムアタック(多分タイマー機能は無いけど)のようなやりこみをするのでなければ、ボリューム不足の感は否めない。コストパフォーマンスでゲームを語るのもどうかと思うが、単純にお得感があるかというとちょっと微妙だと言わざるをえない。
しかし、ゲームデザインそのものが唯一無二であるということははっきり断言できる。本で言うところの読後感のようなものを味わうためには、プレイ動画を見るよりも、実際に買ってプレイする方が絶対にオススメ。この辺はDeadlightにも通じるところである。
ちなみにこのゲームはパッケージ版も出ている。一緒に入っている『TRIALS HD』というゲームもなかなか面白いのでオススメ。
トリプルパック - Xbox LIVE アーケード コンピレーション -
- 出版社/メーカー: Microsoft Game Studios(World)
- 発売日: 2011/05/19
- メディア: Video Game
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