思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

Steamの2.5次元パズルゲーム『FEZ』をプレイ

f:id:rhbiyori:20180625120605j:plain
Save 75% on FEZ on Steam

 今年も始まったSteamサマーセール。さっそくウィッシュリストからめぼしいものを購入しプレイし始めた。最初に選んだのが『FEZ』というパズルアクション。2012年にXbox360のXBLAでダウンロード販売され、後にPC、PS3、PS4へ移植されたインディーズゲーム。

store.steampowered.com

 マップ探索型で、戦闘は一切なし。様々な場所に散らばったキューブを集めるのが目的となる。

 ちなみに同名の略称を持つ「ファンタジーアースゼロ*1」という古参のオンラインゲームが存在するため、若干紛らわしかったらしい。

 パット見は完全にドット絵風の2Dなのだが、ゲーム序盤でいつでも視点を真横に90度回転させる事が可能になり、実は3Dグラフィックを用いていることわかる。

 しかもただ回転するだけではない。主人公は、回転によって変化した画面上を「それが平面であるかのように移動する」ことができるのである。

 それが何を意味するかと言うと、視点の回転によって本来ジャンプで届かない足場が届くようになったり、途切れているはしごが繋がったりするのである。

 文章で説明するのが難しいが、視覚上のトリックを用いているという点でPSPのゲーム「無限回廊」をイメージすると近いだろうか。

 この回転操作が加わったことにより、一般的なジャンプアクションでは味わえない、非常に独特な操作感になっている。ゲームに斬新さを求める人は、この一点だけでプレイ必須と言える。

 起動時のデモによると「Trixel Engine」という独自エンジンを使っているらしいが、素人目に見てもプログラミングとかデバッグとかどーなってるんだろうと感心してしまう。


 キューブ集めの謎解きもちょうどいい難易度で楽しめる。クリアまでは。

 デモシーンの演出にはCGアートのようなこだわりを感じる。バグ風のエフェクトがあったり、下水道ステージは緑を基調にしたゲームボーイ風グラフィックになるなど、TVゲーム全般へのオマージュのような表現もある。


 問題点としては、まずストーリー。謎めいた世界設定がラストで明かされるのかと思いきや、結局何もわからずじまい

 あえて語らずプレイヤーが考察する余地を残したと考えることも出来るが、さすがに投げっぱなしすぎる。そういうのはもっと色んな情報をプレイヤーに与えた上でやってほしいというのが個人的な意見。

 通常のクリアとは別に、全64個のキューブをすべて集めるとトゥルーエンディングのようなものが見られるのだが、そこに至るまでの謎解きの難易度がかなり高い。

 というかやってることがただの暗号解読。一般的なプレイヤーではまず自力ではコンプリートできないと思う。言語(英語)に依存したパズルもあるので日本人にはなおさら厳しいだろう。

 難易度が高いのが悪いわけではないが、本作においてゲームの面白さをプラスにする方向に働いているかと言うと少々疑問。暗号解読が好きな人にはたまらないのかもしれないが。自分は結局攻略サイトを見て解いた。


 Wikipediaによると、製作者はなんだかんだいざこざを起こして2014年に引退してしまったらしい。荒削りながらこれだけ独創的なゲームを作れる人物が引退してしまったのは残念。

 ドット絵好き、パズル好き、斬新な映像表現が好きな人にオススメなゲーム。今年のSteamサマーセールは一本目から当たりだった。次は『The Room』をプレイしたので多分それについて書く予定。

*1:完全に余談だが、その続編「ファンタジーアースジェネシス」のサービス開始日が延期しているらしい。ファンは大変だ