我が家にラッセルホブスの電気ケトルがやってきた。まぁ、買ったの僕じゃないんだけどね。
【復刻版】Russell Hobbs 電気カフェケトル 1.0L 7110JP
- 出版社/メーカー: Russell Hobbs (ラッセルホブス)
- メディア: ホーム&キッチン
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家族Aの誕生日のついでに、前々から欲しかった電気ケトルを買おうと、家族Bが買ってきたのがこのケトル。なぜイニシャルトークなのだろう。
ともあれそのような経緯で、我が家で今まで使われていた、いわゆる典型的な電気ポットのかわりに、このラッセルでホブスな電気ケトルちゃんが、リビングルームの一角にちょこなんと鎮座なさることになられたのである。なぜケトルにへりくだる。
使ってみると、まぁ便利。とにかくお湯がすぐに沸く。満水の1リットルを沸かすのにかかる時間が約5分で、インスタントコーヒー一杯200mlくらいなら3分もかからない。
黒い土台の上に置いてボタンを推すだけなので実に簡単。湧いたら自動で電源が切れる仕組みで、沸かしすぎる心配もない。
そして見た目がメタリックでオシャレ。プラスチッキーな他社製品とは一線を画すデザインである。セレブリティなご家庭に置かれていても違和感なさげ。
注ぎ口が下の方から出ているため、あまり傾けなくてもお湯が出てくるのもいい。
さらに注ぎ口が細めなため、ドリップコーヒーを毎日淹れている我が家にはうってつけのケトルちゃんである。いい。あまりにもいい。
ただし全てにおいて電気ポットの上位互換かというとそうでもない。
そもそも電気ポットは「ボタンを押すだけでいつでもお湯を出せる」というのがウリの家電製品なのであって、沸かすのに少ないながらも時間がかかる電気ケトルに、時間的なディスアドバンテージがあることは否定しがたい事実である。
しかし、電気ポットのように、いつでも欲しいものが手に入る生活が、必ずしもよいものと言えるのだろうか?
こないだ「小学生にエアコンは不要(意訳)」なんてことを言ってた首長がいたらしいが、じゃあお役所もエアコンを全部取っ払って、上空にバンバン飛行機飛ばしてみたらいいんでねえの?なんてことを思ったが、話がよくわからなくなってきた。
つまりなにが言いたいかというと、「使う分だけ沸かす」という、人間の本来的な「お湯感・お湯観」に近い行為を実際にやってみると、なんともいえない居心地のいい感じがしないでもないのである。電気代もかからないしね。
まぁそもそも電気を使っている時点で、「本来的」もなにもないような気もするけれど。