steamのサマーセールで割引になっていた『スプリンターセル ブラックリスト』を購入。DLC込でお値段10ドル。やっす。
Tom Clancy’s Splinter Cell Blacklist
現代装備によるステルスアクションという、メタルギアソリッドとアサシンクリード好きの僕にとってはまさにドンピシャなゲームであるスプリンターセルシリーズ。前々から気になってはいた。
しかし前作『スプリンターセル コンヴィクション』の体験版をXbox360でプレイしたときは、どうもイマイチしっくりこなかった。カバーアクションのシステムが不自由に感じたことや、ノーキルプレイが出来なさそうだったのが原因と思われる。というのはだいぶ前の話。
で、最近になって『メタルギアソリッドV グラウンドゼロズ』をプレイしたのだが、スゴく面白かったもののボリュームが少なくすぐ終わってしまった。そんな折にふとこの最新作ブラックリストのことを思い出し、「ゲーム性が似てそうだからファントムペインまでの繋ぎにちょうどいいかも」と思った。思っただけでそのときは買わなかったのだが、今回サマーセールの割引を見て買った、という次第。
とりあえずダウンロードして起動後、すぐに始まったムービーのCVが玄田哲章(主人公)と若本規夫(相棒?)でビックリ。この二人なら誰と戦っても絶対負けなさそうだ。
ストーリーは、「ブラックリスト」を名乗るテロリストに対して、特殊部隊のリーダーである哲章、もといサム・フィッシャーが立ち向かう、という感じらしい。
サムは凄腕の兵士で、ハンドガンやアサルトライフルなどの現代兵器や、投げつけて爆弾のかわりにもできる小型カメラなどのびっくりどっきり近未来メカを駆使して敵地に潜入し任務をこなす、非常にシブくてかっこいいオッサンである。
プレイヤーはサムを操作して潜入するわけだが、自分の好きなプレイスタイルを選んで進むことができ、それに応じて入手できるポイントで装備を強化したりできる。敵に見つからず殺さずに進むと「ゴースト」、見つからずに殺害したり敵を警戒状態にしておびき寄せて進むと「パンサー」、敵と正面から戦って進むと「アサルト」のポイントが入る。自分はチキンなのでもっぱらゴーストで進んでいるが、すぐに見つかってやられる。でもすぐにコンティニューできるのがいい。
メタルギアシリーズと違って、至近距離で敵に見つかって撃たれたりするとすぐに死んでしまう。一瞬虚弱体質かと思ってしまうほどの即死っぷりだが、よく考えたらリアリティという点ではこっちのほうが正しい。スネークがタフすぎるのである。
もうひとつメタルギアとの違いを挙げるなら、あっちはある程度の広さの場所を自由に行ったり来たりできるゲームだが、こちらはステージクリア型という感じが強く、決められた複数のルートを自由なスタイルで選んでいくというゲーム性になっている。もちろんどちらが優れているというような話ではない。
イメージとしては、アサシンクリード2あたりの、建物に潜入してストーリー上で重要人物を暗殺するミッションを、現代版にしてもっと作りこんだ、という感じ。要するに僕のかなり好きそうな感じである。やったことある人にしかわからない説明で申し訳ない。
ただひとつ気になるのは、アメリカのドラマっぽいストーリー展開でどんどん引き込まれるのはよいだが、ゲーム性は結構シビアで何度もコンティニューを繰り返すハメになり、なかなか先に進まない。かっこいいサムが僕のヘタクソな操作でコロコロ死んでいくのを見ると、「さっきはあんなにカッコいいこと言って自信満々だったのに…」と少々興が削がれてしまう。いや、基本的には僕がヘタなのが悪いんだけど。
難易度を自分で選べるので、最低難易度にすればもっとサクサク進めるものと思われるが、それだとどうも「お前はヘタだ!」と言われているような気がする。ゲーマーとしての矜持が邪魔をするのである。そんな矜持はとっとと捨ててしまえばいいのに、と自分でも思うのだが、思うだけでやめられるなら苦労はしない。
というわけで今のところは下から二番目の難易度でもっとサムをスタイリッシュに動かせるように頑張り中。たしかsteamのサマーセールは、最終日に人気の高かったソフトが再び値下げされるというのが恒例のはずなので、このソフトもまた値下げされるかもしれない。是非プレイしてみてはいかがでせう。
しかし毎度思うのだが、steamのセールは家庭用版と比べても圧倒的に安く、しかもPCのスペックが高ければより高画質で遊べる。果たして儲け的に大丈夫なのだろうか。ちなみに僕のPCは大した性能ではないので最近のゲームだと中の下くらいの画質でないとスムーズに動かないのだが、それでも解像度の関係で家庭用よりもずっとプレイしやすい。
- 出版社/メーカー: ユービーアイ ソフト
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: Video Game
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