MGSVのダンボール、使ってますか?僕は使ってます。なぜ使うか?もちろん便利だからです。今日はそのへんの話をいたしましょう。
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Video Game
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MGSVで様々な機能が追加されたダンボール
これまでのシリーズでは、ネタアイテム、もしくは上級者向けアイテムという側面が強かったダンボール。
MGSV:GZにはダンボール自体が登場せず、ゲーム性がリアル志向になったためにこのままオミットされるのかと思いきや、TPPで様々な新機能が追加され無事復活した。
その結果ダンボールは、ネタではなくガチで潜入に有効なアイテムとなった。その弊害(?)として、「リアリティとはいったい……うごごご!」的なマヌケでコミカルな絵面が画面上に展開されることになったわけだが。
ダンボール活用術 その1「隠れる」
ダンボールの最も基本的な使用方法は、過去作と変わっていない。「被って中に隠れる」である。まさか「え? 『物を入れて運ぶ』じゃないの? 」と思ったMGSファンは居ないよね?
敵に見つかりそうになった時、ダンボールを被ってじっとしていれば、見逃してくれることがある。ただし道路のど真ん中では怪しまれる。室内や壁際の方が見つかりにくい。
また、敵陣に潜入するときにダンボールを被って進むのも効果がある。敵兵の視界に入って警戒状態になったときに、ダンボールを被っていれば、敵兵に無線連絡されることがないのである。
正確に言うと、「ダンボールが動いている」と無線されるのだが、HQが「真面目にやれ」と叱るだけで、実質的に無意味。そのあとその敵兵を無力化しても、敵全体が警戒状態になることが無いのだ。
ダンボール装備中に緊急回避(□ボタン)をすれば、ダンボールから脱出して逃げることもできる。このとき敵はダンボールの方に近づいていくので、より見つかりにくくなる。
単純に敵の視界に入りたくないならダンボールよりホフクの方が有効だが、敵の視界に入ってしまったときはダンボールを被っていたほうが選択肢が増える、というわけ。
ダンボール活用術 その2「ポスターを貼る」
今作から、ダンボールにポスターを貼ることができるようになった。これがなかなかに効果が高い。
ポスターには、敵兵の写真、水着美女の写真(二種)、萌えキャラのイラスト*1(二種)の五種類。もっとあるかも。写真二つは敵基地の様々な場所に、イラストの方はストーリーを進めるとベースキャンプに貼られている(出現条件があるかも。パスに会うとか)。
敵兵の写真を貼った状態で立ち上がると、敵兵のフリをすることが可能。こちらを警戒して近づいてくる敵兵に向かってすかさず立ち上がれば、仲間だと勘違いして引き返していく。
美女写真、およびイラストは立ち状態用とホフク用の二種類があり、それぞれの状態で敵の視界に入ると、見つけた敵はすごい勢いでこちらに走ってきてポスターに見とれる。過去作に登場したエロ本雑誌と同様の効果がある。
このエロ効果、もとい引き寄せ効果が非常に強力で使いやすい。敵兵が走って駆け寄ってくるので、短時間でひとりずつ無力化できる。特に後者のホフク用は、敵をポスターに見とれさせたまま□ボタンで脱出することができて便利。こうなれば活殺自在である。立ち用は遠くからでも見られやすいというメリットがあるので、使い分けよう。
ダンボール活用術 その3「敵を無力化する」
もう一つ、今作の追加機能として、ダンボールを装備したままCQC・射撃ができるようになった。過去作ではダンボールを外してから出ないとCQC・射撃ができなかったので、操作難易度が高かった。今作ではリフレックスモードの追加もあいまって、より気軽にダンボールで敵を無力化できるようになった。
ダンボールを装備しながら敵地を進み、こちらを見つけて近寄ってきた敵をCQCなどで無力化する、という戦法は、単純ながら強力。特に上述のポスターによる敵の引き寄せを用いれば、スピーディに敵を無力化できる。連続CQCを使えば、二人の敵兵を一瞬で無力化可能。これはダンボールならではのメリット。
敵が複数いる時は、ひとりずつに対して「一度視界に入っておびき寄せ、ある程度逃げて孤立させてからCQCなどで無力化」というのを繰り返すことで、安全に敵全員を無力化することもできる。時間はかかるが。
ただしダンボールからのCQCを行うとダンボールを一つ消費してしまうので、それが嫌ならホールドアップを使うといい。CQCが使えるくらいの距離から銃を構えればホールドアップできるはず。スネークの向きが悪いとリフレックスが発動してしまうのが難点だが。
ダンボール活用術 その4「ダンボール滑り」
ダンボールを装備して立ち上がった状態で緊急回避(□ボタン)を行うと、ダンボールを使って地面を滑ることができる。
通常の緊急回避同様に敵にタックルすることができるほか、下り坂ならどこまでも滑っていくことができる。傾斜角度によってはDホースや車両以上のスピードが出る。
正直に言うと、坂道を滑るためだけにダンボールを装備するのは時間がかかるし面倒だが、覚えておいて損はないテクニックである。童心に返れて楽しいし。
ダンボール活用術 その5「ダンボール配送所」
マザーベースおよび敵基地には、ダンボール輸送用の配送所がある。黄色い足場のような装置で、ダンボールを装備した状態で上に乗り、△ボタンを長押しすれば、別の配送所へ一瞬で移動することができる。他のオープンワールドゲームで言うところの「ファストトラベル」に近い。
マザーベースにある配送所は、各班のプラットフォームに移動するのに使える。ヘリコプターを使うよりも早く行き来が可能。
敵基地にある配送所は、広大なマップを移動するために非常に便利。ただし初期状態では使用不能で、一度自力で訪れてチケット的なものを入手して開放しなければならない。また移動後は敵陣の内側にいきなり出ることになるので、注意が必要。バディはどうやって運んでるんだろう?とか考えてはいけない。
以上のダンボール活用法は、公式で紹介されたもの、および自分がプレイして見つけたものである。きっとまだ見ぬダンボール活用術が隠されているはず。ぜひ皆さんの手で新たなダンボールの使用法を見つけていただきたい。明日のダンボーラーはキミだ! なんだこのノリは。
追記(2015/09/10)
今日ようやくアフリカマップまで進んだのだが、雨天時にダンボールを装備してもすぐ壊れてしまうという事実が判明。そういえばMGS2のときも壊れた記憶が……。
このため、無敵のダンボール戦法が効かなくなり、さんざん苦労させられた。ダンボールに慣れてきたところで雨のマップを出してくるという、絶妙のゲームバランス。小島監督のニヤけ顔が目に浮かぶようである。
もしかしたら耐水のダンボールが作れるようになるかもしれない、という淡い期待を持ちながらゲームを進めていくことにする。無いよなぁ。あるかなぁ。
*1:どうやらパスをイラスト化したものらしい。今作のパスはアラサーのはずだが……。