iPod touchでプレイできる音ゲーを探したところ、本家本元のコナミ製のものを見つけたのでプレイした。その名も『beat gather』。
端末内の音楽や、YouTube上の動画でプレイ出来るのが特徴。譜面(ユビフ)はユーザーが投稿したものを使うこととなる。
一応コナミ側が用意したオリジナル曲もあるのだが、知らない曲ばかりなのでまだ一度もプレイしていなかったりする。
音ゲーとしてのシステムはというと、5つのレーンに流れてくるモノに対してタッチ・スワイプ・長押しのいずれかを押すというもの。他ゲーで言えば『シアトリズム ファイナルファンタジー』などとそっくり。というより、2つ以上の同時押しがあること以外は完全に同一と言っていいだろう。
外部の曲を勝手に使うというシステムは著作権的にオッケーなんだろうか、などと思ったりしたが、譜面のユーザー投稿システムのおかげで洋楽やゲーム曲など権利のややこしそうな曲もプレイできるのは素直に嬉しい。
ただし譜面の良し悪しがあるのは確かで、中にはまるっきりリズムが合っていない場合もありちょっとストレス。そういう場合はさっさとプレイをやめて別の譜面を探す方がいい。
良くできていると思った譜面に対してゲーム内通貨(普通にプレイするだけで溜まっていく)を使ってポイントを送ると、その譜面の人気度が上がるシステムがあるのだが、あまり人気度がアテにならないことも多い。
ランキングから人気曲を探すこともできるのだが、カテゴリ分けなどが一切存在しないため、ものすごいジャンルの偏りが見られる。おそらくメインのプレイ層であろう10代〜20代に人気のボカロ曲などが並んでおり、スピッツやレッチリが好きな自分にとっては全く役に立たない。
逆に良い点を挙げると、いわゆるネタ曲というか、普通だったらどう考えても音ゲーにならなさそうなものが遊べたりするのがちょっと面白い。具体的には最近流行りの「PPAP」などもちゃんと譜面を作っている人がいる。まぁ、一回遊んだら飽きるけどね。
スマホ時代の音ゲーとしての体裁は一通り整っているな、と感じたものの、そもそも音ゲーというのは譜面と曲が一体となってプレイヤーの記憶に残ったりするものであって、みんなが手作りの譜面でポチポチやっているだけのゲームは若干文化的に貧しくなっているような感じがしないでもない。これも旧世代の感覚なのだろうか。
あとAmazonプライムミュージックの曲も使えたら嬉しいな、と思ったけどさすがにそんなことは無かった。こないだ見たら曲数がものすごい増えててビックリしたんだよね。