思考だだ漏れノートG

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「RESOLUTE」という日本製ジーンズの話

 家族のお下がりで貰ったジーンズ数本を履き回して生活している、という話は以前もブログに書いた気がする。そのおかげでここ数年、長ズボン(ってダサい言い方だ)を一度も買わずに暮らしていけている。

 貰ったジーンズのほとんどはリーバイス501で、はじめはジーンズごとの違いなどは区別せずに履いていた。なにせオシャレに無頓着なもので。

 しかし一年くらい経った頃、なんか履きやすいジーンズが混じってるなーということに気づき(遅い)、パッチ(右尻の上の方についている茶色い札)をよくよく見ていると、「RESOLUTE」という聞きなれないブランドのジーンズであるということがわかった。

日本人デザイナーが作ったジーンズ

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 こちらがそのジーンズである。「710」というモデル。

www.resolute.jp

 重ねて言うが、自分はオシャレにほとんど興味が無く、そんなに変な格好じゃなければなんでもいいや、という程度の意識しか持ち合わせていない。なので「色落ち」だとか「ヒゲ」だとか「シルエット」とかいう言葉は、言葉としては知っているが、なにが良くてなにが悪いのか、どこがどう違うのか、さっぱりわからないまま履いている。

 しかしそれでも、このジーンズが履きやすい、ということはわかる。体感として。

 なぜ履きやすいか、というと、一番の理由はこのジーンズが日本人デザイナーが作ったジーンズであり、胴長短足の典型的日本人体型であるぼくの身体にマッチしているからではないかと思う。

 見た目は飾り気のない「真っ当なジーンズ」という感じで、ボタンフライ(ジッパーのかわりにボタンがついてるやつ)などの仕様はリーバイス501*1をモチーフにしているらしい。実際、パッと見では501とはほとんど見分けがつかない。しかし履いてみると身体へのフィット感は段違い。

 後から知ったことだが、710は裾上げしなくてもいいようにレングス(足の長さ)が複数種類用意されており、しかもレングスごとにただ足の長さを変えるだけでなく、全く別の型紙を使用して作られているとのこと。ザ・こだわり。


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 今履いているのはウエスト31、レングス29のもの。短足って言うな。というかもしかするとレングス29よりもさらに裾上げしている可能性もある。今度これをくれた家族に聞いてみようか。聞くのが怖い。

生地が柔らかい

 履きやすい理由その2として、生地が柔らかく肌触りがいいという点がある。

 今までは、ジーンズなんてゴワゴワしていてなんぼのもんだと思っていたが、このジーンズの生地は厚手なのにそこそこ柔軟。綿パンツほどではないが、動きやすく歩きやすい。普段着に最適である。

 表面が妙に毛羽立ちやすいのが気になっていたのだが、これはあえてそうしているらしい。毛羽立っているところは色落ちしにくく、逆によく擦れる部分は毛羽が落ちてどんどん色落ちしていくので、コントラストができて見栄えが良くなるそうだ。色落ちの世界って、深いんだなぁ。

縫製がしっかりしている

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 足回りの縫製のクオリティが高いのも、履きやすさの秘密なのではないか、ということに最近気づいた。

 RESOLUTEのジーンズは、写真のように「セルヴィッジ」という、端に旧式の機械でなければできない処理がなされた生地を使用しており、足の外側の縫い目が耳のようになっている。最近ユニクロがセルヴィッジのジーンズを売りだしたので、そっちで知っている人も多いかもしれないが、もともとは高価なジーンズのみで使われていた製法だったらしい。

 セルヴィッジは本来、折り返して履いたときのアクセントや、独特の色落ちをさせるために採用する製法らしいが、縫い代が薄手になるため、足の曲げ伸ばしがしやすくなる効果もあると思う。内股の方の縫い目も、縫い代が狭いため圧迫感が無く、歩いている時に擦れにくい。こういう細かい手間は、高級ジーンズならでは、なのだろう。

道具としてのジーンズ

 総じて言うと、細かいところまで手間ひまかけて作られた普通のジーンズ、という印象がある。シンプルながらハイクオリティ。もっともぼく好みのモノである。

 デザイン的なことを言うと、「仕立ての良いジャケットやコート、ドレスシャツにタイドアップといった大人のデニムの着こなしにもしっかりフィットする」ということを目指しているらしい。大人のファッション……ぼくとはもっとも遠い言葉かもしれない。

www.resolute.jp

 価格は2万そこそこと、チェーン店などで売っているものよりはお高くなっているが、クオリティを考えればむしろお安いのではないだろうか。

 デザイナーの林さん(ちなみにこの人、独特の関西弁でブログを書いている。キャラが濃い。)によると、「何年経ってもいつでも手に入る、理想の定番を作りたいんや」とのことで、ファッションデザインとしてのジーンズではなく、道具としてのジーンズを作ることを目指しているとのこと。そのためこの価格設定になっているのだろう。

hayashidesignoffice.com

 次ジーンズを買うときは、ぜひRESOLUTEのものを買いたいところだが、はたして手が届くだろうか。うーん、がんばろ。

 (超どうでもいいおまけ:読み返していたら、本文中に「かもしか」という単語が紛れ込んでいることに気づいたので、よかったら探してみてください。)

*1:正確に言うと、501の中でも「66モデル」と呼ばれるものらしい。詳しい違いはよくわからないが。