- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: ミシマ社
- 発売日: 2012/07/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は面白い。むちゃくちゃ面白い。なにしろ、読んでいたら思わず興奮して立ち上がってしまったことが、一度や二度ではない、という程である。
内容自体は、本書のあとがきにも書かれている通り、内田樹が書いた本の読者に取っては「おなじみ」のトピックが多く扱われている。
しかし、それらのトピックが、文体論という一つのテーマに沿って進んでおり、しかも今までに無い熱量を持った語り口で語られている。だから面白い。
面白いのはいいことだけれど、それでもやっぱり、「内田先生、本、書き過ぎじゃないの?」と思ってしまうのもまた事実。
本書の内容は、内田樹が神戸女学院大学を退官する直前の、クリエイティブ・ライティングの講義内容を元に編纂されている。
全14講あるうちの、最終講である第14講は、内田樹の神戸女学院における最後の授業だったらしい。
にもかかわらず、お決まりの「最終講義」というフレーズが、どこにも使われていない。
なぜかと思ったら、この本とは別に「最終講義」というタイトルの本が存在しているのである。
- 作者: 内田 樹
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そのこと自体に間違いがあるというわけじゃない。むしろちゃんと調べて買わなかった僕が悪い。
だけれども、どうもその辺にもやもやしてしまったため、素直に読書メモとして書けなかったのです。はい。