メタルギア5、やっております。なんかネタに出来そうなことが無いなぁと思って記事に書かなかったんだけど、このままだとストーリークリアするまで書かずじまいになりそうだったのでここらで書いておこうと思う。以下ネタバレ注意で
とりあえず第一章までクリアした。まさか次回予告が流れるとは思わずビックリ。
感想としては、とりあえずハマりまくったことは間違いない。っていうかいくらやっても進まなかった。まぁサイドオプスばっかりやってたのが原因なんだけど。
Amazonのレビューを見たり、プレイ済みの部分までのプレイ動画を見たりしながらプレイしたのだが、どうやら先にストーリーを進めたほうがいいらしいということがわかったので、サイドオプスはほどほどに、メインミッションを中心に進めていった。
ゲームとしてのハマり度は高かったが、抜群に面白い場面と、かったるい部分が両方あって、「ああ、人はこうやって報酬系を刺激されるんだな」という感じがした。猿がレバーを引くあの実験的な。詳しくはググれ。
ちょうど「アサシンクリード」シリーズをやっている時もこんな感じだった。長い移動と、たまにある暗殺のカタルシス。どちらかと言えばメタルギアがオリジナルなわけだけど。
潜入の醍醐味はやはりシリーズ随一で、武器・アイテム・バディの組み合わせによって、自分好みの潜入スタイルが楽しめる。
一方で敵もなかなか手強くなっており、単純なゴリ押しは効きにくくなった。プレイヤーの創意工夫が求められる。
自分は非殺傷かつなるべくステルスするのが好きなので、敵がフルアーマー装備だったりすると非常に苦戦を強いられる。上手く潜入できたときの達成感はひとしおである。
かったるい部分はどんなところかというと、まずヘリで出撃するときにいちいち長々と演出が入るのが鬱陶しい。せめて設定でオンオフできるようにして欲しかった。帰還するときも同様で、結局わざわざヘリコプターを呼ぶより、ポーズメニューからACCに帰還を選んだ方が早い。
他のオープンワールドゲームのようにファストトラベルが無いのもかったるい。ダンボール配送を使うにも、いちいち配送所に行かなければならないので、結局一度帰還してからヘリで出撃しなおしたほうが早い。
マップの移動時に、段差に引っかかることが非常に多く、作り込みの甘さを感じた。場所によっては小さな段差であるにもかかわらず、登る→滑る→登る→滑るを延々と繰り返してしまい、段差乗り越えアクションもできない。おそらく、墜落死を少なくするために滑るというアクションを追加した弊害なのではないかという印象だが、移動に支障が出るようでは本末転倒である。
そもそもオープンワールドゲームとは言うものの、「あっちで手に入れたアイテムをこっちに持っていく」みたいな要素が無く、シームレスであることの利点をあまり生かせていない感はある。メインミッション中は移動できる範囲が限られていて、MGSV:GZのキャンプオメガのように範囲外に出ようとするとミッション中止になってしまう。
武器の生産や戦闘部隊の派遣をいちいち自分で選択しなければいけないのもめんどくさい。武器やアイテムは合わせて100種類くらいあり、しかもそれらが1〜5段階で強化可能なので、作業感が半端じゃない。
GMPもすぐ足りなくなる。資源を売ってGMPにするという方法もあるが、そのこと自体の説明がゲーム内に無いので、攻略サイトを見るまで気づかなかった。
と、悪いところばかり書いているが、基本的には面白いゲームなのである。そこんところを勘違いしないでいただきたい。
ムービーを含めたストーリーの見せ方が上手く、しかも毎回新鮮で、「これぞメタルギア」と唸らされる場面も多かった。
それだけに「ただ敵を排除するだけ」「ただ捕虜を回収するだけ」というようなミッションだと、途端に退屈に感じてしまうことがあって残念だった。
大抵のゲームには味方や中立の立場のキャラクターが居るものだが、メタルギアの場合マップに居るのはほとんど敵のみ（今作はバディがいるが）なので、そのへんも単調さを感じさせる要因になっていると思う。
この記事を数日にわたって書きながら、第二章も結構進めているのだが、なんだかゲーム内容がどんどん薄くなってきている感じがする。
メインミッションの多くは過去ミッションの高難易度版で、それ以外も「捕虜を回収する」「コンテナを回収する」「戦車部隊を排除する」というように、実質サイドオプスと変わらないものばかり。ストーリーの説明は大部分がカセットテープで語られるのみ。
「今作は未完成だったのではないか？」という声がネットで上がっているが、残念ながら自分もそのような印象を受けている。
別に未完成でも面白ければそれでいいのだが、どうやらストーリー的にも未完で終わるらしいという話を聞いている。
うーん、これ以上は全部クリアしてからにしようかな。
