モンスターハンター:ワールド (【数量限定特典】防具「オリジンシリーズ」と「追い風の護石」が手に入るプロダクトコード 同梱)
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: Video Game
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ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター:ワールド』。2018年1月26日発売。楽しみである。楽しみすぎる。
最も楽しみな要因は、過去作からの変更点・改善点。
なにせMHP2からMHXXまでのメインシリーズをMH3とMH3G以外全てクリアしてきた自分が「ここはそろそろ改善してもいいんじゃないか?」と思っていた要素がことごとく改善されているのである。期待するなという方が無理がある。
これまで「モンハンらしさ」と見なされていた仕様にも大胆にテコ入れが入っており、より「今時のゲーム」に近づいているように見受けられる。このへんは海外向けを意識したのだろう。
「当たり前を見直す」という常套句があるが、今作の仕様はまさにそんな印象。かなり思い切った舵取りと言える。
そんな変更点・改善点の中で、特に自分が期待しているものから順番にまとめていこうと思う。
1. フィールドがシームレス
今作のマップはシームレスとなり、過去作のようなエリア間移動のロードが無くなった。
世界的に主流のいわゆる「オープンワールド」システムを意識した変更なのだろう。厳密には異なるがそれに近いプレイ感覚になると思われる。
個人的には、モンスターの攻撃でぶっ飛ばされて別のエリアに移動してしまうことがなくなるのが嬉しい。リアリティという点でも大いに没入感を高めてくれるだろう。
2. スキルシステムがポイント制からレベル制へ
スキルの発動条件が変更になり、ポイント制からレベル性になる。
スキルレベルがついた防具を一部位装備するだけでスキルの効果が発動、複数部位で装備することで更に効果が高まる、という仕様らしい。
これまでのポイント制だと、スキルを最大限発動した装備一式を作成するには、有志が作成した外部ツール(いわゆるスキルシミュ)を使うしか無いという、わりとゲームとしてあるまじき状況だった。
レベル性によって、外部ツールなしでも簡単かつ直感的にスキルが発動可能になり、プレイヤーの好みによってスキルを選ぶのも容易になると思われる。
3. お守りのランダム要素廃止
お守りからランダム要素が排除され、あらかじめ用意されたスキルを持つものを素材から生産するシステムになる。
運が悪いといつまで経っても高性能のお守りを手に入れられないランダム性は、地道にコツコツ素材を集めていくゲームであるモンハンのゲーム設計とは方向性が異なるものであり、不評の声も多かった。
個人的にも、シリーズが新しくなるごとにお守りを集めるのが煩わしく感じていたので、この変更には好意的。さらば炭鉱夫。
4. アイテム使用・採集のスキ低減
モンハンの代名詞だった、回復薬や食事の際の長いモーションも改善。歩きながら食事をしたり、途中でキャンセルできるようになった。
巨大なモンスターの眼前でお肉を食べてお腹ポンポンするハンターの姿はコミカルで味があったのは確かだが、リアルさ重視の本作での変更は妥当といえるだろう。
ただし食事系アイテムを使用しながら移動すると速度が落ち、しかもスタミナが減るため、アイテム使い放題という感じではなさそう。
最終のモーションも大幅に短縮。植物など片手でバシッとつかむだけで取得可能。今時のゲームっぽい。
5. 大型モンスター同士が戦う
これまでも、大型モンスターと小型モンスターがハンターを無視して戦うことはあったが、基本的に複数モンスターがいてもハンターめがけて総攻撃を仕掛けてくるのが常であった。
本作ではモンスター同士の闘いがシステムの根幹に組み込まれており、基本的に大型モンスターが鉢合わせすると争い合うようになる模様。
また大型モンスターの同士討ちを誘ったり、強い方に弱い方を攻撃させて弱らせたり、といった戦法をハンターが能動的に行えるようになる。
ソロプレイ主体の自分にとっては特に嬉しい変更点。昨今の作品では2体同時狩猟で雑にクエスト難易度を上げようという意図が見えていた。ただ組み合わせによっては従来通り協力してハンターを攻撃してくる可能性もある。雄雌のつがいとか共生関係とか。
今回は5つの変更点を紹介したが、他にもまだまだ沢山ある。
- ベースキャンプで装備変更可能
- 導蟲の登場によりペイントボールが不要に
- 重ね着装備で見た目変更可能
- ダメージ・斬れ味などの可視化
- 他人のクエストへの途中参加
- トレーニングエリアで武器の試し斬りが可能
- 武器の派生表がゲーム内で閲覧可能
- 武器の派生強化を戻す「武器退化」が可能
- モンスターの大まかな肉質をゲーム内で閲覧可能
細かい点を挙げるともっとあって、とても書ききれない。ここまで変わるとなると、もはや別のゲームに近いと言えるのかもしれない。
これだけ改善されているのだからさぞ面白いに違いない、と考えがちだが、いくら各要素が良くてもトータルでまとまっていなければ意味がない。パーツが良くてもキチンと正確に組み立てなければ速く走れない車みたいに。
そのへんのことは、これまでモンハンシリーズを支え続けてきた制作陣の手腕を信じて待つしか無い。頼みますよ、ホントに。
主な参考サイト:モンスターハンター大辞典 Wiki(http://wikiwiki.jp/nenaiko/?%A5%B7%A5%EA%A1%BC%A5%BA%2F%A5%E2%A5%F3%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A5%CF%A5%F3%A5%BF%A1%BC%A1%A7%A5%EF%A1%BC%A5%EB%A5%C9#pausing)