rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

「スマブラ」シリーズ 参戦ムービーの映像演出の巧みさについて

 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のDLCキャラクターの開発が終了。当面は「〇〇参戦!」のムービーが見られなくなって寂しい。

 スマブラSP3周年を記念して全ての参戦ムービーを桜井さんのコメント付きでまとめたページが公開されている。

topics.nintendo.co.jp

 改めて参戦ムービーを見返してみると、その映像演出の巧みさに気付かされる。

 新キャラ発表のたびに世界中が熱狂したのは、ただ単に有名なキャラクターが登場するというだけでなく、見た人がワクワクするような画作りの力にあったのは間違いない。

 例えばガオガエンの参戦シーン。登場した瞬間のシルエットでガオガエンが手を丸く握り込んでネコ科特有の手の形を隠している。戦っている場所がリング上なのでボクシンググローブをつけたキャラかとミスリードさせているのだろう。

 マインクラフトのスティーブ参戦ムービーでは、真っ暗な洞窟に飛ばされたマリオの耳に様々な音が飛び込んでくる。マイクラプレイヤーであれば耳馴染みのあるゾンビやコウモリの鳴き声で参戦キャラがわかる、というニクイしかけなんだけど、このときカメラが「音がヒントです」と教えてくれているかのようにマリオの耳にズームインしている。

 その他、原作オマージュの演出が数多く仕込まれているのは言うに及ばず。やはり人を感動させるのは人が作った創意工夫なんだな、ということを再認識させられる。