自転車で三十分ほどの距離にある中古ショップで、「コナミ ハイパースティック」を発見、最速でレジに持っていった。お値段1000円。
- 出版社/メーカー: コナミ
- 発売日: 1996/06/28
- メディア: Video Game
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家庭用アーケードスティックWiki - PS・PS2スティック
とりあえず北斗をプレイしてみた。レバーは、多少違和感があったが慣れで充分にカバーできそう。レイの基本コンもふつーに出せる。
ボタンのほうは、こちらのサイトによると、ホリとも違う独自仕様らしい。
しかし使った感覚としてはホリのコマンドスティックPSなどについているホリボタンとほとんど変わらない。簡単に言えば、サンワボタンよりも押し込み距離が深く、タッチも固い。ガチでゲームをやるには少々厳しいかもしれない。昔はこのスティックくらいしかまともなものがなかったらしいが、今やアケステはアーケードと同パーツが基本だ。逆に現代が恵まれすぎているのかもしれない。
ボタン配置は、見たところホリ配置に近いが、レバーとの位置関係はRAPに似ている。ファイティングスティックPS等と比べればマシだろう。
全体の作りを見ると、そこそこ高級感がある。プラスチック部分はプレステ時代のホリスティックと大差ないが、金属の天板が結構カッコイイ。塗料の質が良いのか、マットな肌触り。印字の落ち着いた色ともマッチしている。しかしスタート・セレクト周りのデザインは個人的にいただけない。押しにくいし。つーかもっと普通のボタン使おうよ。
使っていて気になるのがレバー・ボタンの操作音。とにかく良く響く。特にボタンを押すと太鼓を叩いているみたいだ。とりあえず分解してみると、かなり広い空間が空いている。響くのを防ぐため、空間にスポンジを詰めてみたら、多少改善されたもののまだ結構うるさい。どうやらレバー・ボタン共に基板部分と天板にすきまがあるため、そこに音が響くらしい。
また、本来ハイパースティックの底板はゴム足が4個ついているらしいが、僕が勝ったやつにはなぜかついていなかった。それどころか剥がした形跡すら見あたらない。代わりに「品質管理 HYPERSTICK No.10」と印刷されたシールが貼ってある。謎だ。試作品か何かだったらレアかもしれないが、どーせこんなもんにプレミアなんかつきゃしないだろう。
もしこのスティックをメインで使うとしたら、ボタンは換装しないとちょっと厳しそう。どうやらサンワボタンに交換可能らしい。しかし僕は既にサンワ化した鉄拳4スティックを持っている。こちらはとりあえずサブ用として、改造せずそのままにしておこうと思う。つーかアケステなんて1台あれば充分だろう。いやしかし「昔レアだったものが、今は安く買える」という状況になぜか魅力を感じて、つい買ってしまったのだ。おそらく貧乏性の一種である。
余談だが、このスティックに使われているレバー・LS-56-01は、NAOMI筐体で使われていたらしい。NAOMI筐体といえば、北斗に使用されているATOMISWAVEの前身。つーことは、北斗のレバーってLS-56-01なんじゃね?まぁギルティギアイスカもATOMISWAVEであることを考えると違ってる可能性の方が高いけど。