↑Ubuntu12.10のデスクトップ画面。デザインはデフォルトではなくちょっとカスタマイズ済。
FMVの2006年製くらいの古いノートパソコンに、Ubuntu12.10をインストールした。
普段はMacBook Airを使っていて、あらゆる用事はそれで事足りてしまうのだが、いざブログを書こうと思ったときに、MacBook Airの万能っぷりのせいで、ついつい動画を見たり、某掲示板をチェックしてしまったりと、作業に集中できなくなってしまう。悪いのは僕の集中力の無さだということはわかっている。
じゃあスペックの低いノートパソコンを使えば、作業に集中できるんじゃないか、と思い、すっかりオンボロとなったFMVのノーパソを引っ張り出してきた。
ところが、そのノーパソには以前遊びでインストールしたWindows8の体験版が入っており、体験版の試用期間が過ぎていて、ネット接続不可能な状態となっていた。これではブログが書けない。
そのノーパソに元々入っていたWindowsXPを入れ直してもよかったのだが、XPを入れると動作が激重になることは以前の経験からわかりきっていた。
そこで、UbuntuというLinuxベースで無料のOSがあることを思いだし、興味本位・面白半分も兼ねてインストールしてみたのである。
インストール方法は簡単、なはず
インストールには、以前作ってあったインストールディスク(DVD)を使った。
具体的にどうやって作ったかは、正直に言うとあまり覚えていない。すんまそん。
確か別のWindowsマシンでisoファイルをダウンロードして、何かのソフトでディスクに焼いたんだったはず。
Ubuntuの入手 | Ubuntu Japanese Team
あとは、ノーパソを起動し、ブートメニューでディスクからブートし、画面の指示に従うだけで簡単に起動できた。時間は10分弱かかったが、もうほんとに簡単。自動でWindows8を検出して上書きアップデートしてくれたのだから驚きである。無料とは思えない高機能っぷり。
動作は軽い。機能はそこそこ
インストール後、さっそく触ってみた。
まず、いきなりタッチパッドが正常に動作したことにビックリ。特にドライバとか入れてないのに動くというのは実はすごいことなのだ。
OS自体のUIは、若干Macに似ている。上部にタスクバー的なものがあり、左側にLauncherという、Dockっぽいアプリケーションランチャーがあり、わりと直感的に使える。ただ、Launcherの位置を右とか下にできないのはちょっとマイナス。
とりあえずFirefoxを別のパソコンと同期したところ、大体のアドオンが有効になったのにまずビックリ。使用感もほとんど他のOSと差がない。Twitterもニコニコ動画も見られる。
はてなダイアリーのページ上でブログを書いてみたところ、文字入力のレスポンスが若干悪かった。そこで「テキストエディター」の方でタイピングしてみたところ、レスポンスはまともになった。
↑テキストエディタ。
日本語の変換ソフトは、誤変換もあまり無く、結構使える。これも無料とは思えないポイント。
二時間程使ってみたが、動作が不安定になることもない。むしろ非常に安定している。夏場で暑いのにファンが回っていない。
まだ本格的には使っていないが、officeやメーラーも入っている。パソコンで行う基本的な作業なら大抵できてしまいそうだ。
ただ、当然ながらサード製のソフトウェアなどは極めて少ないようだ。また、フリーのツイッター用クライアントソフトを使ってみようとしたが、インストール作業がかなり煩雑なようだったので、すっかりめげてしまい断念した。
とはいえ、ありふれた表現だが、無料でここまでできるのはなかなかすごい。とりあえず動作が軽くて安定しているので、古いパソコンなんかに入れて再利用するにはピッタリなOSだと感じた。あと、これを書いている最中にUbuntu13.04の存在に気づいたので、ブログのアップが終わったらアップデートして見ようと思う。