ゲームでストレスが溜まる。ゲーマーなら誰もがそんな経験があると思う。
娯楽であるはずのゲームでストレスを溜めるなんて、本末転倒じゃないか、と思う人がいるかもしれない。おっしゃる通りである。
しかし世にある様々な娯楽にストレスはつきものだったりもする。なぜ胴元が儲かるに決まっているとわかってギャンブルをするのか。なぜプロスポーツの弱小チームの応援してしまうのか。
それはきっと、蓄積されたストレスが開放される時に、その蓄積量が多いほど最も快感を感じる、という人間の性質が関わっているのだろう。
とはいえあまりにストレスが多いと、それが開放される前に嫌になって娯楽自体から離れてしまう、なんてことにもなりかねない。だからこそ娯楽を作る人間はストレスと解放の高度なバランス調整を求められる。
などとエッセイ調の語り口で始まった今日の記事。さっさと本題に入ります。
PS4で『Dishonored2』をプレイし始めたのだが、当初はストレスが溜まりまくっていた。
Dishonored 2 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2016/12/08
- メディア: Video Game
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なぜかというと、その根本原因は難易度Very Hard+超常能力不使用、かつノーキルノーアラートという縛りでプレイを開始してしまったことに起因する。
当然のように攻略がメチャクチャ難しくなってしまった。かつてメタルギアの小島監督は「敵兵の動きをリアルにすると難易度が上がりすぎる」と発言したらしいが、それを地で行くような難しさ。
しかし攻略が難しいことそのものは実はそんなに問題じゃあない。なぜなら本作はメニューを開いてワンボタンでクイックセーブ&ロードが可能なので、トライアンドエラーがやりやすく、地道に続ければ少しずつ先に進むことが出来るから。その試行錯誤感も結構楽しかったりする。
が、そのロードが大問題。何故か本作はオープンワールドでもないのにロード時間がやたらと長い。体感で一分くらいかかる。同じ箇所に繰り返し挑戦していると、プレイ時間よりロード時間のほうが長くなってしまうこともザラである。
流石にそのストレスは尋常ではなく、プレイ自体を投げ出しかけた。
でも自分で設定した難易度に萎えてゲーム自体を辞めてしまうのは筋が通らない、と考えを改め、新たな難易度で最初から始めることに。ほんとはプレイ中の難易度変更も出来るんだけど、なんかスッキリしないので。
まず難易度はNormalを選択。このゲームの本来の難易度なのかな、と思ったので。
超常能力は有りにした。明らかに超常能力を使わないと進めないルートがあったので、さすがに初回は使っておこうという考え。
そしてロード回数を増やす最大の原因だったノーキルノーアラートの自分縛りはやめ、「なるべく敵を殺さず低カオスを目指す」という方針にした。
するとアラ不思議、フツーに面白いゲームに大変身。うっかり時間を忘れてプレイし、Very Hardと同じミッション3クリアまで一日で進めてしまった。っていうかこれがこのゲーム本来の面白さなんだよね、どー考えても。
難易度Normalなので当然敵に発見されにくく、見つかってもカウンターからの首絞めで基本的にはノーキルできる。首絞め中に攻撃を食らうと死んでしまってキル扱いになるのは少々納得行かないが。
そしてやはり超常能力は便利。移動のファーリーチももちろんだが、ダークビジョンの透視能力がチート級。アイテムも発見できるので快適この上ない。
というわけで、これからDishonored2を始める人は、初回は難易度Normal以下+超常能力有りでプレイすることを強くオススメする。まぁ普通のゲーマーならいちいちオススメされなくてもそうすると思うけど。
今後クリアまではDishonored2をメインでやっていきたい。PSプラスでフリーのMGSV:TPP再プレイの方は、ほとんどのミッションをゴリ押しSランククリアする方法を体が覚えてしまっていることが判明し、あまり手応えがないのでとりあえず後回しにすることに。
ちなみに先日発表されたストリートファイターVアーケードエディションがちょっと気になっていたりする。そろそろスト5始めちゃうか? でもモンハンワールドと丸かぶりだしなー。