Portal 2のMOD『Portal Stories: Mel』をプレイした。せっかくSteamセール中だと言うのに無料のMODをプレイしてしまったのはなぜだろう。まぁそういうこともある。
MODとはなにかを一応説明しておくと、ものすごーくざっくり言えば、メーカー公認の手段を用いた二次創作のようなもの。
もともとMOD製作者として有名だったメンバーが「Prism Studios」というチームを結成して制作し、2015年に公開したのがこの作品。
ゲーム内容はオリジナルのPortal 2に準じている。主人公のMelが、AIに支配されたAperture Scienceから脱出するストーリーも含め、良い意味でPortalシリーズのお約束に忠実。二次創作として好印象。
本編と違うのは主人公がコールドスリープについてから目覚めるまでが描かれる点。1950年代のApertureにはは主人公以外の人間がいて新鮮。あくまで背景のようなものなのでPortalらしい雰囲気は損なっていない。ユーモアのセンスまでそっくり。
パズルアクションとしての難易度はやや高め。Portal 2本編クリア後にそのままプレイするとちょうどよさそう。一応全部自力クリアは出来た。
若干次に進むところがわかりにくい場面もあったが、原作も一部同様だったのでなんとも言えない。ちょっとイレギュラーな動作をするとバグで動けなくなる場面もあったがロードしなおせば戻るので問題ない。
なおこれでも公開直後のアップデートで難易度が下がったらしい。オリジナルの難易度は「Advance Mode」として収録されている。
そちらもプレイしてみたが確かに難しい。特に後半のテストチェンバーに入ってからは、正直言って理不尽に感じる場面もあった。2度ほど誘惑に負けて攻略動画を見てしまったが、心を入れ替えて残りの自力クリアを目指し奮闘中。
総じて公式のスピンオフ作品だと言われても信じてしまうレベルのハイクオリティ。Portal 2を持っていれば無料で遊べるので、是非プレイすべし。