rh日和(仮)

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骨伝導イヤホン『Shokz Openrun』を使った感想 とにかく快適な使用感


 いいトシして誕生日プレゼントを貰っている。今年も頂けるとのことなので、色々探した結果、骨伝導イヤホン『Shokz Openrun』を選んだ。写真が猫の毛まみれで申し訳ない。

 なぜ骨伝導イヤホンを選んだかというと、耳の穴を塞がないため周りの音が聞き取りやすく、耳が疲れにくいらしいとの評判があったから。一日中ラジオやYouTubeを聞き流している自分にピッタリなのではないかと考えたゆえ。

 Shokzの骨伝導イヤホンには現在上位機種の『Openrun Pro』、下位機種の『Open Move』がある。正直どれでも良かったのだけれど、なんとなくコストパフォーマンスが中間のOpenrunを選んだ。優柔不断な自分らしいチョイス。


良かったところ

 2日使ったが使用感は非常に良好。

 装着感が非常にいい。特に意識しなくてもスッと着けただけで耳穴の前のちょうどいいポジションに収まってくれる。このへんは人によるのかもしれないので試着推奨だが、おそらく人の頭の形を研究したであろうことがうかがえる。

 軽くて見た目以上にズレにくい。装着しながら筋トレをしたがズレは0。相当激しくヘッドバンギングしても外れないと思う。体に悪いからやらないけど。

 快適すぎて着けているのを忘れるレベル。こめかみを軽く押さえられているので最初は違和感があるんだけど、いつの間にかそれが消えている。自分は常時眼鏡を着用しているが、それと同じくらいの感覚。

 なお眼鏡とOpenrunを併用しても基本的には問題なし。Openrunのイヤフックの上に眼鏡のつるが乗る形になると、素材がサラサラなせいでちょっと滑りやすくなるのでそこだけ注意。すこしだけ位置をずらせば問題ない。

 充電はマグネット式のケーブルなのでワンタッチで着脱できる。快適。ただし専用の形状なのでUSB端子などと比べると入手性はやや低い。今は通販で簡単に買えるがいつまでそれが続くかはあちら次第。

 バッテリー持続は公称8時間。今のところ限界まで使ったことはないが、満充電から5~6時間使ったり使わなかったりしても残量は半分以上残っていた。

 Bluetooth接続も安定している。今のところ距離が離れた以外で音声が途切れたことは無い。

 2台までマルチペアリング対応。自分は普段使いのiPadと、お風呂用のKindle Fire HDに接続しているが、一切の操作無しでスムーズに使用デバイスを切り替えられるので大変便利。ガイド音声が日本語なのも高級感があって良い。

 カラオケする時に使ったら自分の声が聞き取りやすかったので、練習に適しているかもしれない。ただ顔面の筋肉を動かすと接触面が動いて微妙に聞こえ方が変わったりする。

良くないところ

 音質に関しては通常の形のイヤホンやヘッドホンと比べるとどうしても見劣りする。顔の形状などによっても変わるかもしれないので一概には言えないが、おそらく骨伝導という方式自体に音質的なアドバンテージは特に無いのだと思う。

 具体的には低音と高音が弱くなる。音の響きもナチュラルとはいい難い。小型スピーカーが耳元で鳴っているような音、とでも良いか。

 自分は上記の通りラジオやYouTubeで使うつもりだったので音質については織り込み済みだった。また必ずしも悪いことばかりではなく、イヤホンやヘッドホンとも違う独特の開放感のある音の鳴り方はそれだけで新鮮味があり、以前よりも音楽を聴くことは増えた。

 耳をふさがないため当然遮音性は皆無。隣を自動車が走っただけでエンジン音でかき消される。電車での使用もおそらく不可能だろう。音漏れもヘッドホンと同程度にあるため静かな場所で使うには注意が必要。

 ワイヤーが後方に出ている都合上、着けながらベッドに寝転んだりデスクチェアのヘッドレストにもたれたりすると干渉してしまう。自分の場合、ワイヤーが頭の上方向に来るように装着すれば寝たりもたれたりすること自体はなんとかできるが、違和感は大きい。



 良くないところは確かにあるが、そのあたりは理解した上で選んだのであり、それ以外の部分に関してはとにかく快適で非常に満足している。骨伝導、イイじゃん。

 他の骨伝導イヤホンは使ったことは無いので比較はできないし、自分で買うならもっと安いやつにしてたとは思うが、価格なりの満足度はあった。