ワイヤレス+テンキーレス+薄型なキーボードを求めて - 思考だだ漏れノート
昨日、キーボードが欲しいという記事を、まさしく欲望に任せて書いたのだが、その勢いは翌日まで持続し、結局我慢できず、某電気街におもむき、キーボードを買ってしまった。しかも昨日の記事では紹介しなかった機種。Logicoolの『K760』である。
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英語配列なのがネックだったが、逆に英語配列ならではのメリットがある、という点を踏まえて、「だったらオレが使いこなしてやる!」という謎の気概と共に購入。
ちなみに、K760の隣には『K811』がネットショップの、っていうかぶっちゃけAmazonの最安値と同等の7980円で売っていて、と非常に迷ったのだが、価格差と機能のバランスを考えてK760を選んだ。要するにケチった。
LOGICOOL Bluetooth イージースイッチ キーボード(MacOS,ios専用) K811
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外観
外箱を開けると茶色い中箱。そいつを開くとK760とご対面。中箱の底には説明書と保証書が。ドライバCD等は無し。
MacBook Air(13インチ)の上に載せてみた。キー部分の面積は目測でほぼ同じ。
裏面。Bluetoothボタンのみというシンプルさ。電池交換は不可能で、充電用の端子も無い。つまりソーラーパネルが逝ったらアウトということか…。
接続・設定
基本的には、本体裏面のBluetoothボタンを押してから、F1、F2、F3のどれかを押して、あとは他のBluetoothデバイスと同じ方法でペアリングできる。以下、各機種との接続および設定について。
Mac
普通にペアリングするだけで、問題なく入力可能。対応機種を謳うだけのことはある。ファンクションキーでMission Controlや音量調節などが出来て便利。
Logicoolのドライバを入れると、細かい設定が可能。ファンクションキーをファンクションキーとして使いたい時などは(同語反復)、ドライバを入れるべし。
直接入力と日本語入力の切り替えについてだが、Macの標準機能として、「commandキー+スペースキー」で入力方式を切り替えられるが、いちいち二つのキーを同時に押すのは面倒。そこで、「keyremap4macbook」というソフトを使うと、左右のcommandキーを単独で押したときのみ英数キー、かなキーと同じ動作をさせることができ、JIS配列のキーボードと同じように使える。
KeyRemap4MacBook - OS X用のソフトウェア
Windows
Windowsにペアリングすると、JIS配列(日本語配列)のキーボードとして認識される。この状態だと、escキーの下の「`キー」が半角/全角キーとして認識され、日本語入力のオンオフを切り替えることができる。
しかし、そのままではキートップの印字と実際に入力される文字に違いが生じる。主にshiftを押した時の記号とか。
なので、Windowsの設定を変更して、US配列(英語配列)として認識させるようにした方がいい。自分は適当にググって出てきたこちらのソフトを使った。
キーボードSN(08330)英語/日本語配列設定変更ユーティリティ|サポート情報|センチュリー(CENTURY)
これで晴れてUSキーボードとして認識されるようになる。USキーボードの状態で日本語入力のオン/オフを切り替えるにはAltキー+「`キー」。あと、自分はなぜか「shiftキーを押しながらcapslockキーを押す」という方法でも切り替えが出来た。なぜだ?
あるいは、自分で日本語入力ソフトの設定を変更して、新たに日本語入力オン/オフのホットキーを追加してもいい。
さらに、以下の方法でWindowsに言語を追加し、commandキー(Windowsキーとして認識される)+スペースキーで、入力言語自体を入れ替えるというやり方もある。
Windows 8 および Windows RT で利用できる言語パックについて
いずれにせよ、ちょっと手間であることは間違いない。公式のドライバソフトとかもないし。
使用感
で、肝心の使用感について。
打鍵感は結構いい。個人的にはMacBook Airや、店頭で触ったことのあるAppleキーボード・K810などの方が好きだが、十分に合格点を越えている。
それから、今回英語配列を使ってみて、その打ちやすさに今回初めて気づいた。エンターやバックスペース、右シフトキーなどがホームポジションに近いため、右手の移動が少なくて済むのがとてもいい。ただ記号の配置に慣れるのにはけっこう時間がかかりそう。
しかし、半角/全角キーが存在しないのは、どうしてもWindows用としては使いづらい。まぁ、もともとWindows用じゃないんだから、しょうがないんだけど。っていうか、US配列のキーボードを日本語で使うというケースを全く想定していないWindowsがダメなんだけど。
デザインに関しては、よく練られていて高級感があるのだが、いかんせんソーラーパネルがデカく、全体の調和を乱している印象。奇抜であることは間違いないんだけどね。
まとめ
僕の理想とする、ワイヤレス+テンキーレス+薄型なキーボードである。おまけに、ソーラー充電、接続先切り替え機能がついて、まさに至れり尽くせり。
最大の難点は、英語配列であるということ。これに尽きる。
Macには英語配列を使いやすくするユーティリティーが存在するが、Windowsにそんな気の効いたものはありゃしない(多分)ので、多少の不便を被ることになる。
そのへんを覚悟出来る人、工夫で乗り越えられる人にとっては、非常にいいキーボードであると言えよう。ってか、日本語配列がいいなら素直に『K810』買っとけばいいと思う。何度も言うように高いんだけどね。
LOGICOOL Bluetooth イルミネートキーボード K810
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追記(2013/09/10)
使い始めてすぐ気づき、二か月ほど使い続けてはっきりと気づいたこのキーボードの欠点。
それは、一番左下のキーが、controlキーではなくfnキーだということ。controlキーはfnキーの右隣についている。
Macの場合、controlキー自体をほとんど使わないので気にならないが、Windowsの場合、controlキーを多用する。このキーボードの配置だと、小指でcontrolキーをブラインドタッチするのがかなり難しい。
慣れればなんとかなるのかもしれないが、このキーボードをWindowsで使おうと思っている人は注意が必要。ま、あんまりいないと思うけどね。