rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

オススメの2D対戦格闘ゲーム+α ver.2014

 格闘ゲームイベント「Evolution 2014」を見て感動し、「オレも頑張ろう!」と、イロイロ頑張った結果、頑張りすぎて風邪を引いた私です。皆さんいかがお過ごしですか?

 今回はそのEVOを見て高まった熱量をブログにもぶつけてみる。テーマは初心者にオススメの格闘ゲーム。

 「オラ、ウメハラみたいになりてぇ!」という人も、「格ゲー?なにそれ食えんの?」という人も、これから格ゲーを始めたいという人向けに、各ゲームの特徴とオススメポイントを、EVO動画と共に紹介していこうと思う。

 毎年こういう記事を書いているが、今回は初心者へのオススメ度を☆五つで表記してみたいと思う。オススメ度は完全な独断と偏見であることをご容赦願いたい。もちろん全部のタイトルをやり込んでいるわけではなく、なんだったらほとんどやったことがないものも含まれているので、コレは違うだろ!みたいなご意見があればドンドンお寄せください。

ウルトラストリートファイターIV(初心者オススメ度:☆☆☆☆☆)

 
ウルトラストリートファイターIV


Ultra Street Fighter 4 Grand Finals - Evo 2014 ...

 一つ目は「ウルトラストリートファイター4」、略してウル4。格ゲー、と聞いて誰もが思い浮かぶ「ストリートファイター2」の正統続編にして最新作である。

 実直なゲーム性と競技性の高さで人気を博してきたストリートファイター4シリーズだが、最新作のウル4ではロレント、ディカープリなどの新キャラ5人の追加、さらにレッドセービングアタック、ウルトラコンボダブルといった新システムも加わり、ウルトラの名を冠するにふさわしい(※個人の感想です)進化を遂げた。

 ウル4のオススメポイントは、なんといってもプレイヤー人数の多さと、それによる攻略情報の豊富さにある。「格ゲー=ストリートファイター」というブランド力は依然として高く、一説には全格闘ゲーマーが一度はスト4に触っている、と言われているとかいないとか。

 プレイヤー人数が多いおかげで、ネット上で見られるコンボやテクニックについての情報や動画が他のゲームよりもずっと多い。格ゲーの上達に極めて重要なこれらの情報に簡単にアクセス出来ることは、他のゲームに無いアドバンテージである。

 肝心のゲーム内容の方も、単発攻撃や簡単なコンボでもそこそこ戦えるので、初心者でも動かす楽しみを得やすい。もちろん勝てるようになるためには相応の修練が必要だが。

ブレイブルー クロノファンタズマ(初心者オススメ度:☆☆☆☆)

BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA


BlazBlue: Chrono Phantasma Grand Finals - Evo ...

 日本での人気ナンバー1がウル4だとすれば、国内人気ナンバー2はほぼ間違いなく「ブレイブルー クロノファンタズマ」だろう。いわゆるコンボゲーで有名*1なゲームメーカー「アークシステムワークス」の主力作品である。

 つい先日も新キャラのセリカとΛ-No.11-の参戦が発表されるなど、頻繁にゲーム内容がアップデートされるタイトルでもあるため、継続してプレイしやすい。

 ブレイブルーもウル4同様プレイヤー数が多く、オンライン対戦が充実している。さらにブレイブルーはゲーム内に本格的なチュートリアルモードを搭載しているので、格ゲー初心者でも始めやすくなっている。

 ブレイブルーの最大の特徴は、格ゲーとしては異例と言えるほどストーリーや世界観の充実に力を注いでいるという点で、小説、コミック、アニメなどのメディアミックスを活発に行なっている。今風のライトノベル調なストーリーは格ゲーファン以外にも人気を博しているほど。ゲームにストーリーを求める人にはうってつけかもしれない。

 ゲーム内容は、スピーディーでコンボ重視のゲーム性。慣れるまでにはなかなか苦労するかもしれないが、対戦に勝てなくてもコンボが上達する喜びを味わえるというメリットがあるとも言える。またキャラクターによってはダッシュやコンボがそれほど重要でないものもいるので、それを使ってみるというのも手だろう。

ギルティギア イグザード サイン(初心者オススメ度:☆☆☆)


guilty gear xrd evo2014 day2 - YouTube

 ブレイブルーと同じアークシステムワークス制作の「ギルティギア イグザード サイン」も今年注目度が高いタイトル。ゲームセンターでは現在稼働中で、家庭用版は今年のホリデーシーズンに発売予定とのこと。

 今でこそブレイブルーのイメージが強いアークだが、かつてはアークといえばギルティギア、ギルティギアといえばアークという印象があった。そんなギルティギアのいわば復活作となるのがこのギルティギア イグザード サインである。

 特徴的なのがグラフィックで、一見するとアニメ調の2Dに見えるが、実はフル3Dで描かれており、過去作には無かった必殺技演出時のカメラ移動などが可能となっている。パッと見は普通だが、実は幾多の工夫と努力によって実現された技術の結晶らしい。また、ブレイブルーとはまた違った超人アニメ風のキャラクターや、ハードロック・ヘヴィメタルの要素をふんだんに取り入れたBGMも魅力。
 ただゲーム内容の方は、ゲームスピードがブレイブルーに輪をかけて早く、攻め側が有利なシステムなので、初心者は何もできずにやられることが多いかもしれない。ロマンキャンセル関連の変更などによって、これでも過去作より技術的な敷居は下がっているのだが。

アルティメット マーヴル VS. カプコン 3(初心者オススメ度:☆☆)

ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM(R) 3(アルティメットマーヴルバーサスカプコン3)


Ultimate Marvel Vs. Capcom 3 Grand Finals - Evo ...

 アメリカのコミック雑誌「マーベルコミックス」のキャラクターであり、近年の映画化で日本でもおなじみになった「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」などのキャラクターが登場する対戦格闘ゲーム、それが「アルティメット マーヴル VS. カプコン 3(アルカプ)」である。

 そのようなキャラの人気もあってか、特にアメリカを中心とした海外で人気のゲームで、その人気がウル4に勝るとも劣らないものであることはEVOの参加人数を見ても明らか。一方日本での人気はそこそこといったところか。

 最大のウリは登場キャラクターの豪華さにある。スパイダーマン、ウルヴァリン、スト2のリュウや豪鬼、魔界村のアーサー、DMCのダンテやバージル、ロックマンXのゼロ、果ては逆転裁判のナルホドくんまでが一堂に会して戦うという、夢のコラボレーション。まさにドリームマッチと呼ぶにふさわしい。

 ゲーム性の方は、わりと長めのコンボを繋いでいくシステムだが、操作自体がかなり簡単なので、ちょっと練習すれば初心者でもすぐに派手なコンボを決められるはず。

 ただし、DLCの提供が終了してしまったため今から始めようとすると使用不可能なキャラがいたり、オンライン対戦の遊びやすさがイマイチだったりと、これからやるにはちょっとマイナスな部分もある。でも人類ならアルカプやるよね?

Killer Instinct(初心者オススメ度:☆)


Killer Instinct Grand Final EMP CD Jr. vs EG Justin ...

 「Killer Instinct」。聞いたことがない人が多いかもしれないが、実はこのゲーム、基本プレイが無料*2だったりする。システムが2Dの格闘ゲームとしては史上初ではないだろうか。

 ただし対応ハードは日本未発売の「Xbox One」のみ。ついでにゴールドメンバーシップ*3が必要だったりと、現時点で国内でプレイすることはほぼ不可能。当然ながら僕自身も未プレイである。

 そしてグラフィックは次世代機だけあって極めて派手で高精細ではあるものの、いかにも「洋ゲー」といった感じでアクが強い。

 正直言って、日本で人気が出そうな感じはあまりせず、じゃあなんでここで紹介すんの?という話ではあるが、なにせ基本無料である。Xbox Oneを買った人は一度触ってみてもいいんじゃないかと思う。やや投げやり。 

番外編:大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U

大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS 大乱闘スマッシュブラザーズX

Super Smash Bros. Melee Grand Finals - Evo 2014 ...

 本来格闘ゲームとは見なされないことが多いスマブラを取り上げる理由は二つ。「EVOでの盛り上がり」と「対戦ツール化への期待」である。

 EVO2014のタイトル別参加人数を見ると、ウル4、アルカプに次いで、実は「大乱闘スマッシュブラザーズDX」が三番目に多い。天下の任天堂のゲームだけあって、国内、海外問わず非常に人気の高いタイトルであることがわかる。

 しかし普通にスマブラをプレイしてきた人なら、なぜ最新作のWii版「大乱闘スマッシュブラザーズX」ではなくゲームキューブ版のスマブラDXが種目に選ばれたのか?と疑問に思うだろう。

 実はスマブラDXからスマブラXにかけて、ゲームスピードが低下したり、運が絡む要素が追加されたりしたため、対戦ツールとしての面白みが減ってしまったため、実力勝負を望むプレイヤーには未だにスマブラDXの人気が高いらしい。対戦アクションとしての敷居を下げるために意図して製作側が行った調整だったようだが、結果としてより熱い対戦を求めるプレイヤーのニーズに応えられなかったことになる。

 製作側もそのへんのことを考慮したらしく、今後発売予定の3DS版、Wii U版では「オンライン対戦に『エンジョイ部屋』と『ガチ部屋』を設ける」「各ステージを段差などのない平らにしたバージョンを選択可能にする」など、対戦ツール化を意識した、いわゆるガチ勢に配慮した新要素を投入してきた。

 そしてなにより、任天堂がEVO 2014になったことで、スマブラ=対戦ツールという図式が任天堂公認になったと言える。もしかすると今後はスマブラがEVOの主力タイトルになるような時代が来るかもしれない。熱い。実に熱い。

*1:最近は作る格ゲーも増えてきて、コンボゲーと言い切れないものも作るようになったが

*2:全キャラクターのうち特定の数キャラのみ無料でプレイ可能らしいが、ググっても情報が見つからないため詳細不明。

*3:入会するとXbox Oneでオンライン対戦などが可能になる。有料。