『モンスターハンターダブルクロス体験版』のブレイヴスタイルを使った感想をまとめる。今回はガンランス。
前書き:ブレイヴスタイルガンランスの強さについて
ブレイヴスタイルガンランスについて検索すると、体験版のタイムアタックの結果だけを見て「MHXXはブレイヴガンランスが最強!!」などと書いているブログや動画が多くヒットする。
しかし実際のところ、体験版は他の攻撃に比べて砲撃の威力が(なぜか)高くなるような調整となっている。ブレイヴガンランスのクリアタイムがバツグンに良いことは確かだが、他のスタイルでも砲撃主体で戦えばかなり良いタイムが出るハズ。
なので製品版でそこまでの圧倒的強さを発揮できる可能性はかなり低い。平たく言えば、多分、そこまで強くない。フルバーストは盛大に味方をふっ飛ばしてしまうので、パーティプレイで嫌われる要因にもなる。迂闊なブログや動画に騙されぬように注意。
ブレイヴスタイルガンランスの特徴(ギルドスタイルとの比較)
追加モーション
- 「ブレイヴ砲撃」:ブレイブ状態時、特定の連携後Aボタン。発動時に青いエフェクトが出る。連発するほど威力上昇
- 「ブレイヴフルバースト」:ブレイヴ状態時、「フルバースト」が変化。青いエフェクトが出る。発射時の装填数が多いほど一発あたりの威力が上昇
- 「ブレイヴ竜撃砲」:ブレイヴ状態時、「竜撃砲」が変化。青いエフェクトが出る。通常の竜撃砲より出が早い
変更点
- R+Aボタンが「リロード」から「クイックリロード」に変更、他スタイルのリロードと同様に全弾リロード出来る「フルリロード」が納刀キャンセル攻撃専用に
- ブレイヴ状態時、「クイックリロード」の出始めで攻撃を受け流せるようになる(ガードポイント)
- ブレイヴ状態時、「クイックリロード」および「突き上げリロード」使用時の装填数が増加。
- 通常型:4発装填
- 放散型:3発装填
- 拡散型:2発装填
- 「踏み込み砲撃」の操作が「スライドパッド+R+Aボタン」→「特殊攻撃ボタン」に変更
- 非ブレイヴ状態時、「竜撃砲」が納刀キャンセル攻撃専用に
- 「溜め砲撃」が削除
納刀キャンセル攻撃
- 「突き上げリロード」:Xボタン
- 「砲撃(非ブレイヴ状態)」または「ブレイヴ砲撃(ブレイヴ状態)」:Aボタン
- 「竜撃砲」:X+Aボタン
- 「フルリロード」:R+Aボタン(厳密には納刀キャンセル「攻撃」ではない)
ブレイヴスタイルガンランスの立ち回り
「①他スタイルにおけるリロードの操作でクイックリロードが発動」「②ブレイヴ状態のクイックリロードにガードポイントが付く」「③ブレイヴ状態になると砲撃・フルバースト・竜撃砲が強化される」といったあたりが主な特徴。元来複雑な武器だけあって、ブレイブスタイルの変更点も多岐にわたる。
とにかく砲撃周りの強化が多く、逆に突き系のモーションは(具体的なダメージは不明だがそれ以外は)ほぼ変化無し。
①まずブレイヴスタイルガンランスは、他スタイルにおけるリロードの操作だったR+Aボタンを押すと、クイックリロードが出る。非ブレイヴ状態時は1発しか装填できないため、初めはとまどうだろう。「フルリロード」(納刀継続中にR+Aボタン)なら全弾装填できるが、モーション時間が長め。
しかしブレイヴ状態になるとクイックリロードの装填数が一気に増える(上記「変更点」参照)ため、一転して砲撃の使い勝手が良くなる。
納刀キャンセル攻撃の「砲撃」なら4発でブレイヴゲージが溜まるので、他武器種と比べてもブレイヴ状態になるのは早い部類。
②さらにブレイヴ状態のクイックリロードの出始めにはガードポイントが付き、(おそらく)ほぼあらゆる攻撃をスキ無しに受け流せる。MHP3に似たようなバグがあったような……。
これによりクイックリロードが次弾装填とガードを同時に行える攻防一体の技になるのである。
③そしてブレイヴ状態になると全種類の砲撃に強化が加わる。
まず砲撃は青い光をまとった「ブレイヴ砲撃」に変化。連発するほど一発の威力が上がるようになった。
ただしブレイヴ砲撃が出せるのは特定の連携中からのみブレイヴフルバースト」に。効果は「発動時の装填数が多いほど一発当たりの威力が増える」というもの。
ただでさえ瞬間火力の高いフルバーストに、装填数に比例した威力上昇効果が加わるとなればその威力は推して知るべし。「推して知るべし」というのは「言わなくてもわかるでしょ?」という意味。閑話休題。
しかもブレイヴスタイルのガンランスは、全スタイルで唯一立ち状態からでもR+Aボタンでクイックリロードが出せる。このことが何を意味するか、わかりやすく箇条書きで記す。
- 「クイックリロード(R+A)→叩きつけ(X)→ブレイヴフルバースト(A)」というたったの3ステップでフルバーストを出せる。
- このコンボは最初にクイックリロードを挟んでいるため、何度でも連発できる
- さらにクイックリロードにはガードポイントがついているため、敵の攻撃を受け流しながら出すことが出来る。
以上をまとめると、クイックリロードで敵の攻撃を受け流しながら、高威力のブレイヴフルバーストを連発できるということになる。これが強くないわけがない。
そして竜撃砲は「ブレイヴ竜撃砲」に変化。発射時間が短くなるだけというシンプルな効果だが、使い勝手が向上することは間違いない。
前書きでブレイヴガンランスは「そんなに強くない」と書いたものの、砲撃全般が強化されており、かつ弱体化点は溜め砲撃が無いこと程度なので、特にフルバースト主体で戦う場合は他スタイルよりも強い可能性が十分にありえる。今作で復活するグラビモス等には有効かもしれない。
ただ現在出ている情報のみだと、ブレイヴスタイルは装填数の多い通常型が優遇されており、竜撃砲強化のみの放射型、そしてなにより(モーション自体が削除された)溜め砲撃強化の拡散型は割りを食っている印象。元々通常型が弱めだったのでバランスを取っているのかもしれない。
以上をまとめると、ブレイヴスタイルガンランスは砲撃全般の強化+クイックリロードのガードポイントにより総合的に強化されたスタイルと言っていいと思う。現段階の情報を見る限りでは。
あとは溜め砲撃が削除されたことや、クイックリロードメインになったことでスキル「装填数UP」との相性が悪くなったことが製品版でどう響くか次第だろう。
モンスターハンターダブルクロス (【初回封入特典】『モンスターハンターダブルクロス』オリジナル「テーマ」(2種)のダウンロード番号 同梱) - 3DS
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る