おじさんが、ツボに入って、山登る。そんな五七五で大体の内容を表現できてしまう。それが『Getting Over It with Bennett Foddy』というゲームである。
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2017年の10月にSteamで配信されてから、プレイ動画などの影響で人気を博した本作。通称「壺男」などと呼ばれている。
自分も当時Steam版、そしてiOS版も買ってプレイしてみたのだが、前評判どおりの難易度の高さで早々に投げ出してしまった。
が、ここ数日になって再びハマりだし、結構な時間プレイしてしまっている。
ハマった要因の一つがiOS版の存在で、寝る前の手持ち無沙汰な時にやると、寝付くまでのいい時間つぶしになる。
タッチパネルで操作なんて無理だろうと思いこんでいたのだが、意外にも慣れるとわりとイケることが判明。加速度をOFFにするのがオススメ。
で、iOS版をやったらSteam版もプレイしたくなり、数日やり込んでついに新記録に到達した。その模様が記事上部の画像。ほんとはもっと先まで進んだんだけど落ちた。
「激難」だとか、ともすれば「クソゲー」だと言われがちな本作の難易度。しかしアクションゲームの素養があり、少しずつ攻略法を練っていけば、いずれ先に進めるような絶妙な調整になっていると思う。
単純に比較することは出来ないが、少なくともヒントの無い謎解きが必要だったファミコン時代のゲームと比べればずっと良心的。
にもかかわらず難易度の高さが語られがちなのは、見た目のチープさも関係していると思う。「こんなゲーム簡単にクリアできるだろう」というプレイヤーの油断を誘っているわけだ。
同時に、「ゲーム性さえ良ければ見た目はそれほど重要ではない」という製作者の意図も感じる。そう言った意味で挑戦的なゲームと言えるのかもしれない。
などと偉そうに語っているものの、プレイ10時間でも未だにクリアには至っておらず。果たしていつ頃クリアできるだろうか。
モンハンとドラゴンボールにいい感じに食傷してきたからこそハマったわけだが、いずれそっちに戻るだろうし。ま、別にクリアできなくてもいいか、うん。と言いつつ結局クリアまでやっちゃいそう。そんなゲーム。