久々に『モンスターハンター:ワールド』の話。今回は操虫棍について。
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: Video Game
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今作の操虫棍は、全体的に過去作から性能が下がり気味。攻撃モーション値が減ったり、三色揃えた時の金剛体効果が無くなったり。新要素もあるが、弱体化点を補っているとは言い難い。
アップデートで攻撃力やエキス効果時間が伸びたが、正直言ってトップクラスに強い武器とは言えない。
しかーし。そんな操虫棍をしばらく使い続けているうちに、「あれ、これ強いんじゃね」とか「結構面白いじゃん」と思うようになってきた。
今回はそんな操虫棍の強みと面白みについて語っていきたいと思う。
強み
機動力とリーチを兼ね備えた切断武器
元々の操虫棍の強みであった機動力とリーチは、今作でも健在。この2点に関して「だけ」言えば、片手剣と太刀のいいとこ取りといった印象がある。
切断武器なので尻尾切断の狙いやすさはトップクラス。セルフジャンプで乗りを狙えってから切りに行けるのもポイント。
飛円斬りの火力と移動力によるヒットアンドアウェイ
今作では、△ボタン(3DSシリーズにおけるXボタン)で出る攻撃のモーション値が下がった代わりに○ボタン(同じくAボタン)で出る攻撃が強化された傾向がある。
特に強化されたのが飛円斬り。大きく前進しながら斬りつける2段技で、2段目のモーション値が他と比べて飛び抜けて高い。
連携の途中からしか出せず、移動量が大きいため定点攻撃に向かないなどの欠点はあるが、攻撃判定が後方にもあるため、モンスターの後ろに向かってすり抜けながら攻撃するのに適している。一種のヒットアンドアウェイ戦法。
突進斬り→飛円斬り(↑○>○)で大きく前進したり、連続切り上げ→飛円斬り(△>○)で定点攻撃から離脱に繋げたりと、コンボの締めを飛円斬りに出来るようになると火力がアップする。斬れ味を消費しにくくなるのもメリット。
面白み
猟虫との同時攻撃
これまでは結局「エキス取りの道具」でしかなかった猟虫だが、今作ではモンスターに印弾を当てることでなんと猟虫が自動攻撃してくれるように。
これにより本体と猟虫の同時攻撃というロマンあふれる戦法を簡単に行えるようになった。楽しい。
火力を補うためにも、エキスを取る時以外はなるべく常時同時攻撃を狙いたい。同時攻撃は「猟虫のスタミナが無くなる」「猟虫を戻す」「武器を納刀する」まで続く。
印弾をつけるにはLトリガーで狙ってRトリガーで印弾を発射するか、Rトリガーの操虫【印当て】を当てる。遠距離か近距離かで使い分けよう。
印弾に向かって攻撃した猟虫は粉塵を撒き散らす。この粉塵にプレイヤー(味方でも可)の攻撃が触れると爆発し特定の効果が発動。
粉塵には爆破・毒・麻痺・回復の4タイプがある。前者3つは爆発により状態異常属性値が溜まり、回復は味方を回復させる。火力重視なら爆破がオススメ。パーティなら回復も良い。
スタイリッシュなジャンプ攻撃
「空中回避(ジャンプ中に×ボタン)」や「ジャンプ突進斬り(ジャンプ中に○ボタン)」といった新モーションが追加され、さらに空中機動力が増した今作の操虫棍。
しかし空中攻撃は肝心の火力が低く、クリアタイムを縮めるためには地上で殴ったほうが良い、という悲しい性能になっている。どうしてこうなった。
ジャンプ突進斬りは前進速度・距離に優れており、最終段のモーション値もなかなか高いのだが、ヒット後に「舞踏跳躍」が自動発動し再びジャンプしてしまう。もし「ジャンプ突進斬り→着地して地上攻撃」という連携が可能だったらかなり使い勝手が良くなっていただろうに。
とはいえジャンプ突進斬りの連打は見た目にもなかなか爽快で、まるで別ゲー(MHFの穿龍棍がこんな感じだったらしい)。滞空するのでモンスターの攻撃もかわしやすく、これだけでモンスターを討伐することも可能。
マルチプレイでは火力が低く嫌われやすいので控えたほうが良いが、ソロであれば誰にも文句は言われない。空中戦主体の立ち回りを組み立ててみると結構楽しい。