rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

PS4海上サバイバル探索ゲーム『サブノーティカ』をプレイ

Subnautica サブノーティカ - PS4

 「Play At Home」の一環としてPSストアで無料配布されたゲームのうちの1本、PS4サバイバルゲーム『Subnautica(サブノーティカ)』

store.playstation.com

 「これ、面白いんか?」と半信半疑でプレイし続けてたんだけど、気がつけば10時間近く。フツーにハマってしまっている。ゲーム内容に即して喩えるなら、海底の怪物に引きずり込まれるようにして。

 こういう時、最初から日記を書いておけばよかったといつも後悔する。しかし過ぎたことを悔いても仕方ない。ここまでのプレイ状況について書いてみたい。



 見知らぬ惑星に不時着した宇宙飛行士の主人公。脱出ポッドから出ると、水平線まで広がる大海原。そして自らが乗ってきた宇宙船の無残きわまる残骸が横たわっている。

 今日を生き伸びるため、いかにも宇宙的フォルムな魚を食べたりしながら、海底を探索し、帰還を目指すこととなる。



 食事や水分補給といったサバイバル要素有り。サバイバル自体の難易度はわりと低めで、そのへんを泳ぐ魚をとっ捕まえて、脱出ポッドに付属の万能クラフトマシーン「ファブリケーター」で焼いて食べたり水に変換して飲んだりすればだいたいなんとかなる。

 このファブリケーターがとにかく万能で、墜落のショックで失われてしまった設計図のデータさえ集めてくれば、現地調達した素材を元に、様々なツールや装備から魚の塩漬けまで一瞬で作ってくれる。

 探索を進めることで、より大容量の酸素ボンベや、沈没した船体のドアを開けるレーザーカッター、といった設計データを入手でき、それらのアイテムを使って探索範囲をドンドン広げていく、というのが基本的なゲームの流れとなる。



 異星の魚はもちろん食料用だけではない。襲いかかってくる肉食魚や、有毒ガス入りのカプセルを放つ亀のような魚、足の代わりに触手で泳ぐ巨大なカブトガニ型生物などが、多様な生態系が形作っている。

 なかには全長十数メートルはあろうモンスターまでいて、主人公が乗った潜水マシーンごと掴んで捕食しようとしてくる。完全に海中ホラー映画のノリ。

 さらに探索を進めると古代人の遺跡が見つかり、ストーリーはSFミステリーの様相も帯びてくる。



 広い意味でオープンワールドのゲームではあるのだが、よくある「マップ上のアイコンをしらみつぶしに埋めるだけ」というゲーム性にはなっていない。っていうかそもそも(少なくとも自分がプレイしたゲーム序盤には)マップそのものが存在しない。

 例えば海底で墜落した宇宙船の残骸を発見した場合などは、クラフトしたビーコンを設置しておくことで視界上にアイコン表示されるようになり、もういちどその場所訪れることが容易になる。

 感覚的には「自力で脳内マップを作るオープンワールド」といったところ。記憶力や発想力が求められるタイプの、印象としてはインディーゲームによくあるような、結構骨太なゲーム。



 正直に言うと、探索要素を楽しんでいる間、サバイバル要素が邪魔に感じる瞬間が無いことも無かった。あるいはプレイ時間の引き伸ばしと感じる人もいるかも知れない。

 ただ、「生き延びなければならない」という切迫感が、深海や海中生物の驚異と合わさって独特のスリルを生んでいる側面は間違いなくあるので、一概にムダとは言い切れないだろう。

 プレイ時間が長いおかげで、自然と夜中にPS4を起動して毎日こつこつプレイするスタイルになり、結果、なんだか本当に自分(あるいは自分の分身)が海上生活しているような気分を味わうことができている。小学生みたいな感想を言って申し訳ないが本当にそうなんだから仕方ない。



 そんなわけで今後もコツコツプレイしていく予定。ただ自分はホラーが苦手なので、あまりにホラー味が強くなったらどうなるかわからない。