積みゲー崩しでSteamの『VVVVVV』をプレイしクリア。リリースは2010年で、履歴によると購入したのは実に5年前だった。
左右移動と重力反転の3ボタンのみで操作するアクションゲーム。シンプルながらスピーディーな操作が求められるため歯ごたえのある難易度。ワンミスで死亡するがチェックポイントからすぐにやり直せるのでリトライ性が高い。00年代末頃から流行りだした2D死にゲーの流れを汲んでいると言える。
とにかく簡素なドット絵はスーファミどころかファミコンライク。Wikipediaによると80年代のパソコンゲーム風を目指して作られたらしい。サウンドもピコピコしたチップチューンだが非常にノリが良い。
日本語版が無いためストーリーはざっくりとしかわからなかったが(移植版は日本語対応ありとのこと)、謎解きに読解力を求められるような場面は無かったのでプレイに支障はなかった。そもそも謎解き要素が少なく、1ヶ所だけクリア後のコンプリート要素集めでわからない謎解きがあったので攻略法をググったが、そこ以外は詰まることはなかった。
メトロイドヴァニア風のマップ探索要素はあるがマップはあまり広くないので、あくまでアクションがメインのゲームとなっている。
重力反転は地面に立っているときしか行えない。ジャンプすら出来ないのでもどかしく感じる場面もあり、中にはそれを意図したであろうかなり意地悪な設計のステージもある。しかし上手くクリアできたときの爽快感はかなり大きい。反射神経を使うよりも、何度も繰り替えして操作をパターン化することがクリアのコツ。
クリアまでのプレイ時間は4時間だった。プレイするまでに5年かかったことを考えるとさっさとやっておけばよかったと思わざるを得ない。タイムアタックモードやワンデス終了といったやりこみ要素もゲーム内に用意されているので、繰り返しプレイする楽しみ方もできそう。
シンプルだが歯ごたえがあってサクッとプレイできるアクションが遊びたい人にオススメ。