rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

フリーゲーム『きのこぬん』をプレイ きのこホラー脱出ゲーム

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きのこぬん - ゲームアツマール

 いつものごとく「ゲームアツマール」を巡回していたら面白そうなゲームを見つけたのでプレイ。その名も『きのこぬん』。ランキング上位に上がっていたが、どうやら有名な実況配信者がプレイしたためらしい。

game.nicovideo.jp

 謎の屋敷に閉じ込められた少女「ぬん」を操作し、突然頭から生えてきたしゃべるキノコの正体や、ぬんが誘拐された理由を探りながら脱出を目指す。ゲーム開始時の注意書きにある通り、ややショッキングな表現のあるホラーゲームなので苦手な人は注意。

 マップに置かれたアイテムを拾って特定の場所で使用したり、パズルを解いたりすることで先に進める。プレイ感覚としてはスマホゲームによくあるポイントアンドクリック型の「脱出ゲーム」を、RPGツクールの移動システムに落とし込んだ感じ。

 一定歩数歩くごとに頭に生えたキノコが成長していく。成長するほど特別な能力を使えるようになる、と当のキノコは言うのだが……。

 「こんなパズル満載で不便な建物をわざわざ建てる人が存在するのか?」的な、探索ゲームありがちなツッコミどころは「お約束」ということでスルーするとして、「歩数制限のあるホラー脱出ゲーム」という他にあまり無いジャンルなのが新鮮だった。普段ホラー系のゲームは苦手なのでほぼやらないんだけど、マルチエンディングを全て見るまでやりこんでしまった。

 歩数制限自体はそれほど厳しくはなく、1歩も無駄にできないほどではないが、特定のエンディングを目指している際にはミスするたびに最初からやり直さなければならなくないのが結構なストレスだった。もし部屋ごとにオートセーブされるシステムだったりしたら個人的にはベストだったんだけど、RPGツクールのシステムでやるのは厳しいのかもしれない。

 そういったストレスがありつつ最後までやり通すことができたのは、プレイヤーを引き込むサスペンス的表現が上手かったおかげだろう。かなりのセンスを感じる作品だった。