いわゆるテレビゲームを長年プレイしてきた身としては、ゲームをやるならできればゲーム機(コンシューマー機)で遊びたい、と思ってきた。
でも今はライト層向けのゲームはスマホ、コア層向けのゲームはパソコンが主戦場になっていると強く感じる。今更感じるのはちょっと遅すぎるのかもしれない。
携帯型(専用)ゲーム機が実質的な終焉を迎えたのは大体2、3年くらい前になる。自分も最近はiPadでスマホゲームを遊ぶことが増えた。
さらに発売から1年経っても続くPS5の品薄によって、据え置き機の存在意義も危うくなっているように見える。
個人的な話をすると、自分はゲーム機の買い替えを『モンスターハンター』もしくは『ギルティギア』の新作にあわせて行ってきた。
『モンスターハンター4』のために3DSを買い(MH3GはMH3をプレイ済みだったのでスルーした)、『ギルティギア イグザード レベレーター』のためにPS3を買い、『ギルティギア イグザード レヴツー』を快適に遊ぶためにPS4を買った。
しかしどちらの作品も最新作がSteam(パソコン版)で発売中、および発売予定となっている。他にも家庭用版とSteam版もしくはスマホ版を同時発売するゲームも最近は増えてきた。個人的にはモンハンシリーズがSteam版の発売を家庭用版から遅らせているのは「ゲーム機を売るため」という何かしらの作為を感じる。
モンハンのような3Dゲームはマシンスペックで勝るパソコン版のほうが快適に遊ぶことができる。のみならずギルティギアのような対戦ゲームはパソコンのほうが有利にプレイできることがわかっている。
実際にプレイして確かめたことはないけれど、対戦格闘ゲームで最も人気のある『ストリートファイターV』においてはハイスペックなマシンと高フレームレート(ゲームの60フレームを超える144Hzや240Hz)のモニターを使用したほうが有利とされている。昔はゲームセンターで誰でも100円で遊べた格闘ゲームが最新鋭のパソコンで競う競技になったのには隔世の感がある。人気の高いFPSタイトルについてもあまり詳しくないが事情はほぼ同じだろう。
自分としては今のようなゲームソフトの状況が続くなら次に買うのはゲーム機ではなくパソコンにしたい考えている。半導体の高騰による値上がりもあってなかなか手を出せずにいるけれど。
どこかのパソコンメーカーがPS5と競合するスペック・価格帯のパソコンを発売したりしてくれないか、などと夢想してるけれどまぁ無いだろうなぁ。
もちろんこのままゲーム機の時代が終わってしまうとは限らない。ゲーム専用機ならではの独自性を持ったタイトルが今後もリリースされることを願う。