rh日和(仮)

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Mac(OS X Lion)でM570を使う時の覚書

 MacBook Airのトラックパッドは、ジェスチャーによって様々な操作が可能なスグレモノ。しかしトラックボールマウスの疲れにくさも捨てがたい。

LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 5ボタン? M570

LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 5ボタン? M570

 そう思って、以前Windowsで使っていたトラックボールマウス『M570』をMacBook Airで使おうとしたのだが、設定などに結構苦戦してしまった。最近やっと設定が落ち着いてきたので、気づいたことをまとめておく。他のLogicoolマウスの場合などでも応用が効くと思うので。

カーソル速度の問題

 まず、Macデフォルトの状態では、M570のUnifyingレシーバーを刺しても第四ボタン・第五ボタンが使えないのでどうしようもない。Logicool純正のドライバ「Logicool Control Center」をホームページから持ってきてインストールすることをおすすめする。
 しかしこのドライバであるLCCがちょっとしたクセモノ。まずもっとも肝心であるカーソル速度の設定であるが、LCC側の「追随速度係数」という設定と、Mac側のシステム環境設定>マウスの中に入っている「軌跡の速さ」という設定の両方が、カーソル速度に反映される。
 これ、ヒジョーに困る。両方の値を調節しながらちょうどいい値を見つけなければならないので、かなり面倒。
 Mac側の「軌跡の速さ」という設定を大きくすると、カーソルの動きの加速度が大きくなる。つまりトラックボールをゆっくり動かすとカーソルが少しだけ動き、ボールを素早く動かすとカーソルはいっぱい動く。一方、LCC側の「追随速度係数」を増やしても、加速度は増えないっぽい。
 Macユーザーはポインタに加速度がつくことに慣れているのかもしれないが、Windowsから移ってきた僕にとって、加速度はほとんど邪魔でしかない。
 結局、最終的には「追随速度係数」のつまみを右端から八分の一ほど左、「軌跡の速さ」のつまみを左から二番目にする設定で落ち着いた。この表現で伝わるだろうか。

スクロール速度の問題

 もう一つ厄介なのが、スクロール速度。こちらにいたっては、Mac側の「スクロールの速さ」、LCC側の「速度」「加速」と、設定項目が三つある。もうワケワカメ。しかし問題の本質はそこではない。
 Windowsの場合、スクロール速度は「行単位」になっている。M570のホイールはカチカチとした感触のあるタイプだが、一感触ごとに数行スクロール、といった具合。
 しかしMacやLCCの設定では、この行単位のスクロールが出来ない。
 さらに、ポインタだけでなく、スクロールにも加速度がつく。Windowsユーザーには違和感ありまくりんぐ。感触のないタイプのホイールならいいのかもしれないけど。

ステアーマウスというマウスドライバ

 実は、上に書いたような問題は、『Steer Mouse』というMac用のマウスドライバを入れれば解消できる。もちろんショートカットキーも使え、さらにカスタマイズも可能。試用版で試したので間違いない。
ステアーマウス トップ
 しかしこのドライバは有料。わざわざお金出すより、今の設定に慣れればなんとかなるんじゃないかなー、と思って、SteerMouseをアンインストールしてLCCで頑張っていたら、普通に慣れてしまった。今では快適に使えている。

まとめ

 Mac+M570はちゃんと使える。Windowsとは使用感が若干異なるが、慣れればなんとかなる(ハズ)。Windowsの感覚で使いたい人は『SteerMouse』を使うべし。