今年3月のMacBook Airの購入によって置物と化していたWindows XP搭載デスクトップパソコンを、Windows 8 Proにアップデートし、ふたたび使うようになった、という話を最近当ブログではちょくちょくしている。
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確かに、Modern UIに関しては、今のところメリットのようなものは一切感じられない。アプリストアも全然充実していないので、使いようが無い。
デスクトップ表示にしていても、「カーソルを一回角にやってから上げるor下げる」というワケのわからないジェスチャによってサイドからヘンなバーが出てきてしまうため、タスクバーを横に配置するのが使いづらくなってしまっていたりする。
最悪なのは、Modern UIを無効にする方法が公式には存在しないということ。そのため、ユーザーはModern UIを使用することを強いられる。イワークさんばりに。
と、文句ばっかり言ったが、しかし僕も大人になったからだろうか、Modern UIをユーザーに押し付けざるを得ないMicrosoftの気持ちも、わからなくもなくもないと思うようになってきた。
身も蓋もない言い方をすれば、MicrosoftはAppleのApp Storeのマネをしたくてしょうがないので、ユーザーにModern UI経由でアプリを買わせようとしているのだ。
App Storeのシステムはとにかく画期的で、一度iOSを使うと離れられなくなってしまうという麻薬的な作用がある。
しかし果たしてMicrosoftがそれをやって上手くいくのか、と考えると何とも言えないところ。
Appleが成功したのは、iOSデバイスの完成度の高さあってのことだというのは誰もが認めるところだと思うが、Windows陣営がそれに匹敵するデバイスを作り出せるかどうか。
素人目から見ると、Windowsが有利なのは「Officeが使える」「コアなゲームが豊富」とった程度でしかないわけで、逆に言えばその辺のアドバンテージがある限りWindowsのシェアはそれほど落ちないだろうとは思うのだけれど、5年、10年先のことはわからない。
話が脱線しすぎたが、今日書きたかったのはWindows 8の是非では無い。
Windows 8の使い勝手は悪くないと書いたが、どのへんが悪くないかと言うと、全体的な動作速度の向上。これに尽きる。
とにかく起動が早い。SSDに換装したおかげか、MacBook Airと比較しても遜色が無い。Windows 8には新たにファストブートという機能が搭載されたらしく、そのおかげで早いんだそうだ。
それ以外の動作も全体的に軽い。これは僕がXPから移行したから、というのもあるだろうが、ググってみたところ、7と比較しても8は早いらしい。
動作速度が向上したことによって僕が最初に感じたこと。
それは「早くなって便利だなぁ」でも無く、「技術の進歩ってスゲェなぁ」でも無く、「MacBook Airのメリットが減ってしまったなぁ」ということだったりする。
僕がMacBook Airを買った主な理由は、フォントがキレイなことと起動・動作が早いことの二つだった。もちろん、買って使ってみたところで気づいたメリットもたくさんある。
しかし今回のWindows 8導入で、「これだけ動作が早ければ、デスクトップの方もまだまだ使えるかもな」と感じた。
感じた結果、なんとなく残念な気分になった。自分でもちょっと驚いている。
なぜ残念な気分になったのか。
おそらく、MacBook Airが高い買い物だったので、「やっぱり買って正解だったなぁ!」と思いたいという思いが自分の中に強くあるのだろう。
それが、Windows 8の導入によって、MacBook Airと平行して使える程度に動作が改善されたために、果たして自分の買い物は正解だったのだろうか、という迷いが生じてしまった。
要するに、自分の間違いを認めなたくない、という我欲、我執、のせいなのだ。
まぁ自分の性格がまだまだ未熟、というか根本的に未熟なのかもしれない、ということはしょうがないとして、現状自分のWindows 8マシンと比較してのMacBook Air 13インチのメリットを、自分が感じている範囲で挙げてみる。
- 軽い。持ち運べる。
- フォントがきれい。ただ、Windowsも最近は「MacType」のようなフォント改善ソフトが存在する。若干出所が怪しいソフトだが。
- ファンが回っていないときの動作が静か。夜中にブログを書いたりするときは地味に重要。
- トラックパッドによるジェスチャ。個人的に、このためだけにMacを使う価値はある。ただ、最近はWindows 8対応のタッチパッドが出てき始めているのが気になる。
- Time Machineによる手軽なバックアップ。
- Power nap。
- Apple純正ソフトウェアのUIデザイン。Windows 8のMetro UI純正ソフトのデザインはかなりヒドい。アマチュアレベル。
などなど。
逆に、Windows 8マシンのメリットはというと、
- Skyrimを始めとしたゲームが遊べる。
- マウスカーソルの挙動が素直
以上。思いつかない。もちろん、パーツ交換可能で拡張性が高いことがWindows搭載デスクトップマシンの最大の利点なのだろうが、残念ながら僕が使っているのは5年前に買った旧式。載せられるCPUはCore 2 duoが限界という悲しい仕様。これ以上拡張する為にはマザーボードごと交換する必要がある。そして自分が使っているのはメーカーPCなので、マザーボードの交換が不可能。詰んでいる。
ここでやっとタイトルの話に移るのだが、上に挙げたメリットとは別に、デスクトップとノートパソコン、それ自体にメリット・デメリットがあるな、ということを今回改めて感じた。ものすごく当たり前の話だが。
ノートパソコンで長時間タイピングなどをすると、身体に負担がかかるので、PC用モニタとキーボードを使った方がいい、というのは、両方を使ったことがある人なら誰でもわかることだろう。ここ数日、このブログをデスクトップマシンの方で書いてみて、そのことをひしひしと感じたのだ。ちなみに今はMacBook Airの方から書いている。
もちろん、MacBook Airに外部ディスプレイを繋げば、デスクトップマシンと同じことは出来る。しかし、イチイチケーブルを繋ぐのは結構手間だし、ずっと繋ぎっぱなしにしていてはMacBook Airの利点である持ち運びやすさが損なわれてしまう。
ただ、キーボードに関しては、現在デスクトップ用に使っているものより、MacBook Air付属のものの方が使いやすい。買った当初はこんな薄っぺらなキータッチで大丈夫かと思ったものだが。
長々と書いたが、特にオチや結論のようなものは無い。だって普通の日記だし。
とりあえず今は、Windows 8マシンの方の環境を改善するかどうか迷っている。キーボードは出来れば替えたいところ。あとマルチタッチ対応のタッチパッドとかも気になっている。
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