Steam版の「GUILTY GEAR XX #RELOAD(海外版の正式タイトルはGUILTY GEAR X2 #RELOAD)」を購入し、プレイした。つい最近GGXXACPRを買ったばかりだというのに。
なぜ買ったかというと、一番の理由は同梱のデジタルサウンドトラックの内容が気になったということ。GGXXACPRにもサントラはついていたが、こっちのサントラはどんな曲が入ってるのかな、という興味本位。セール中で500円だったので財布も痛まないし。
もうひとつの理由は、有志作成のパッチによってネット対戦が可能になったという話を聞いて、どんな仕様になっているのかが気になったという点。
仮にネット対戦出来たとしても、GGXrdとGGXXACPRがある今、プレイヤー人口はほぼゼロだろうし、今更青リロをやり込む気も無いが、ブログのネタくらいにはなるだろうな、と。
とりあえず買ってゲーム本編をプレイしてみたが、内容は至って普通の青リロ。Windows8でもちゃんと動いて少し感動。
言語に関しては、システム言語は英語で、ボイスは全て日本語という仕様。元々青リロのインターフェイスは全部英語なので、普通にプレイする分にはなんら問題ない。ストーリーモードの字幕が英語なのが難点だが、こちらもボイスは日本語なので、冒頭のテキスト以外の内容は問題なく把握できる。
古いゲームなので解像度が低く、今になってプレイするのは少々しんどいが、昔を懐かしむために買うなら充分にアリだと思う。定価ですら1000円を切っているし。
デジタルサウンドトラックの内容について
で、問題のデジタルサウンドトラックの内容はというと、収録曲は2002年に発売されたCD版オリジナルサウンドトラックと全く同じであった。

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さらにサウンドトラックと同じフォルダに、CD版のジャケットと同じ画像が入っていた。音源も同じなのかもしれない。
各キャラのテーマ曲だけでなく、ソルvsカイ戦の「NOONTIDE」、アサシンキャラ戦の「EXISTENCE」、ボスイノ戦の「THE MIDNIGHT CARNIVAL」など、ACPRのデジタルサントラには無かった曲が収録されているのが嬉しい。
ただしこのサントラはXX無印の頃のサントラなので、当然ながらアバや聖騎士団ソルのテーマは入っていない。
音質はmp3の192bps。ACPRと同じである。CD音源には劣るだろうが、まぁ可もなく不可もなくといったところ。ACPRのデジタルサウンドトラックと比較してみると、こっちのほうが音圧が高すぎず聴きやすい気がする。
CD版はAmazonの中古でも2000円近くするので、この内容で定価1000円以下は結構オトクだと思う。しかもセール中なら更に安くなる。今までの最安値は300円弱。昼飯代以下である。
サウンドトラックの保存フォルダは、ゲームのexeファイルと同じフォルダ。Steamのクライアント上からそのフォルダを開く方法は、まずSteamクライアントのライブラリを表示し、「GUILTY GEAR X2 #RELOAD」を右クリックして「プロパティ」を押し、「ローカルファイル」タブを選んで「ローカルファイルを閲覧」をクリック。するとフォルダが表示されるはずなので、そこにある「Soundtrack」フォルダの中にmp3ファイルが入っている。
ネット対戦について
で、もうひとつのネット対戦についてだが、こちらはちょっと問題が。
ネット対戦をするためには、Steamのコミュニティハブに有志が投稿したマニュアルに沿ってパッチを当てる必要がある。しかしこのパッチがどうもあやしい。
英語で書かれたマニュアルのとおりにパッチを当てたところ、タイトル画面の前に「MEDIA KITE」という文字列が表示されるようになった。
MEDIA KITEというのは、かつてPC用としてCDで発売された青リロの開発元だったりする。

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つまりこのパッチ、有志が作ったものでなく、かつて発売されたCD版のデータを勝手に第三者が配布したものである可能性がある。
さらにネット対戦モードを選択した時に表示される画面は、そのCD版青リロ向けに開発されたネット対戦用ツール、いわゆる「パソリロ」におけるそれとそっくりだった。
要するにコミュニティハブで配布されているパッチは、CD版のexeファイルに、パソリロのパッチを当てたものである可能性が高い。
おそらくコミュニティハブでパッチを配布している人は、Steam版にパソリロのパッチを当てられなかったので、CD版を配布したのだろう。しかしさすがにSteam版と全く関係ないCD版のデータを再配布したものするのは、著作権的にマズイ。
危ない橋を渡りたくないので、とりあえずパッチを当てたファイルは削除してインストールしなおすことにした。当初はパッチの当て方を日本語訳するつもりだったが、やめておくことにする。