思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

Steamのパズルアドベンチャー「OneShot」をプレイ

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(http://store.steampowered.com/app/420530/OneShot/)

 Steamで配信中のパズルアドベンチャーゲーム「OneShot」をプレイした。デイリーセールで50%OFFだった。以下、一応ネタバレ注意で。

store.steampowered.com

 結論を先に言えば、めちゃハマりだった。勢いで実績もコンプリート。

 ドットによるグラフィック表現や、独特のセリフ回しなど、全体的な雰囲気はUndertaleに似ている。ちなみに本作は元々RPGツクール2003で制作されており、オリジナル版の公開はUndertaleより前の2014年らしい。同時期に似たようなゲームが出るのはよくあることである。

 ストーリーは荒廃し滅びかけた世界で主人公ニコが目覚めるところから始まる。失われた「太陽」を再び塔に戻すための旅路。最後に待ち受ける「OneShot(一度きり)」の選択。

 ジャンルはパズルアドベンチャーで、マップ上でアイテムを集め、時にそれらを組み合わせ、適切な場所で使用することでストーリーが進んでいく流れ。アイテムを使ったパズルの難易度はそれほど高くない。上記の通りRPGツクールがベースらしいが戦闘シーンは一切無い。

 そして本作最大の特徴は、「PCゲームならでは」の謎解き要素。ストーリーのテーマである「コンピューター」やその延長である「人工知能」と見事にリンクしていて大変面白い。ただこちらは解法をひらめかなければ詰んでしまう可能性もある。素直に攻略サイトを見るのも良いかもしれない。


 しかしなんと言っても世界観がいい。ときに暖かく、ときに残酷。「MOTHER」シリーズなども彷彿とさせる。頭だけがサイコロの人間が違和感なく出てくるような「フシギ感」も良い。

 ドット絵も美しい。光の表現にこだわっているのが感じられ、ホタルや街灯など、世界設定と密接に結びついた彩りには目を見張るものがある。

 サウンドも上質。地下に下るほどにBGMのピッチが下がっていく演出などはまるで「ドラゴンクエスト」。ニコの「カツカツ」という高い足音は、彼の孤独さと強さを表現しているようだ。

 ストーリーの作り込みも膨大かつ緻密。なのだが、ゲーム後半になるにつれてテキスト量が膨大になっていく。少々シンドかったのは事実。正直全部を理解できたとは言い難い。

 ボリュームは少ない方で、ちょっとだけ攻略サイトを見ながら実績を全取得するまでのプレイ時間が9時間だった。しかしお値段以上の満足感はある。

 掛け値なしに良いゲームだとは思うのだが、見た目や手触りがキモのゲームであるので、「ストーリーなんてどうでもいい」という硬派なゲーマーの方々にはあまり向いているとは言えないかもしれないので、そこだけは注意。


 ところで主人公のニコは中性的な見た目をしており、公式設定でも「性別不明」となっているらしい。そして可愛い。

 一部ネットユーザーの中にはクリア後の「ニコロス」に耐えきれず禁断症状を起こしているものもいるとかいないとか。可愛さは業。でも正義。