前回はリマスターが出たFF8の話をしたので、今回はNintendo Switchのダウンロード版が発売された初代「デビルメイクライ」の話をしてみようと思う。ゲーム思い出語りシリーズ。多分続かない。
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2001/08/23
- メディア: Video Game
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本作のオリジナル版は2001年にPlayStation 2で発売された。今年発売の「5」まで続く人気シリーズとなっている。
このゲームの革新性はなんといってもビジュアル面とアクション性。
当時はPS2が出始めの頃で、デフォルメされていない等身大のキャラクターがキビキビ動くだけでも新鮮だった。
しかも主人公のダンテは大剣を持った赤いコートのデビルハンター。バッサバッサと敵をなぎ倒し、あまつさえ二丁拳銃をぶっ放しまくる。装弾数?悪魔パワーで無限じゃーい!
と、なんかもう猛烈にカッコよかった。とにかくこんなイカした(当時でも死語)ゲームは今までになかった。
アクション面では空中に敵を打ち上げて攻撃を叩き込むコンボシステムが斬新だった。格闘ゲームの老舗カプコンが作っただけにその影響があったのは間違いない。
初代は空中の相手に拳銃を撃ち込むくらいしかコンボが無かったが爽快感は抜群。銃で撃った敵がそのまま空中に固定されるのは物理的にありえないんだけど、カッコいいからOK。後のシリーズ作品は空中の敵に近接攻撃をバンバン叩き込むコンボ重視のゲーム性になっていく。
空中コンボと並んで優れていたのが回避システム。
ジャンプやサイドロール(横方向にでんぐり返し)の出始めに一瞬だけ無敵時間があり、高難易度になるほどこの無敵時間を利用した回避が重要になる。
何度も挑戦して敵のモーションを覚え、攻撃をギリギリまで引きつけて回避するスリルとうまく回避して反撃できたときのカタルシスがサイコー。まさにスタイリッシュアクションの名にふさわしい。
3Dアクションに無敵回避を導入したかなり初期の作品であり「モンスターハンター」や「ニーアオートマタ」の直系の先祖と言っていいだろう
本作の舞台は悪魔がはびこる孤島の洋館。雑魚敵は大きな動く操り人形や大鎌を持った人形悪魔などかなりブキミ。一方ボス敵は火を噴く巨大グモや電撃を放つ怪鳥といった迫力満点の面々。
アクションホラー映画さながらの世界観で、おそらく映画「ブレイド」などの影響を受けているなと後に観て思った。
当時も今もホラー系の作品は苦手でバイオハザードなんかにはとても手を出せなかった自分だが、どんな敵も強くてカッコいいダンテがぶっ飛ばしてくれるので問題なくハマることができた。
1週目をクリアするとより高い難易度が解禁されるので周回プレイが楽しめる。最高難易度の「Dante Must Die」の難しさはまさに悪魔級。ワンミスで体力の大半を持っていかれるので一瞬たりとも気を抜けない。
特に初代はダンテ側の攻撃手段が少ないので、ひたすら敵の動きを覚えて回避し続ける必要がある。シャドウ2匹は未だにトラウマ。シリーズ中で最も難しいという声もあるほど。クリアできたキミは真のデビルハンターだ!(昭和のゲーム宣伝文句風)
おそらく当時自分もクリアしたはずだけど記憶が定かではないが、14インチのブラウン管テレビの前に座り延々とコンティニューし続けたことだけは覚えている。何度やっても飽きないんだコレが。
続編の人気も高く、1の前日譚であり人気キャラクターであるバージルが初登場の「3」、新主人公ネロを迎え新たな境地を切り拓いた「4」、そしてシリーズの集大成的作品「5」などいずれも粒ぞろい。2は未プレイです。
さらに海外スタジオが制作した外伝の「DmC Devil May Cry」もアクション面ではなかなか評判が良い。
主人公ダンテは外部作品にも多数出張しており「マーヴル VS. カプコン 3」や「PROJECT X ZONE」などに登場。「モンスターハンター」シリーズのコラボ装備としても出ていたり。スマブラ参戦待ってます。
ちなみに第一作のディレクターである神谷英樹氏は続編には関わらなかったものの、その後「ビューティフルジョー」「大神」「ベヨネッタ」などの名作を連発しているのでそのラインで追うのもいいだろう。っていうか僕も追いたいのでビューティフルジョーをリマスターしてくれると助かります。他の2つはSwitchでも遊べます。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2018/02/16
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- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: Video Game
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