Twitterなどで『jackochallenge』なるものが流行したらしい。元ネタは『ギルティギア ストライヴ』の新キャラクター「ジャック・オー」のしゃがみ待機ポーズだ。
#GGST #モーション紹介動画 #ジャック・オー
— GUILTY GEAR OFFICIAL (@GUILTYGEAR_PR) 2021年8月25日
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コレが流行ったのは大変におセクシーなポーズであることに加えて、ギルティギアシリーズの海外人気のおかげもあるだろう。ハッシュタグがカタカナでなく英語なのも海外発だかららしい。
「海外ではギルティギアのようなアニメタッチの格闘ゲームより、リアルな3Dグラフィックのゲームが好まれる」という説話は長年格闘ゲームの海外シーンを(自分の場合オンラインで)見てきた人にとっては半ば常識だった。
しかし今作に関しては、例えばYouTubeでは今作ギルティギアのBGMを用いた動画の再生数がかなり多く、コメント欄はほとんど英語で埋め尽くされていることが多い。
こんなに海外で人気があるとは正直驚きだった。あるいはネット上だからこそ、アニメ・マンガに親和性の高い海外ユーザーが可視化されているのかもしれない。
長年のシリーズファンとしてはここまでギルティギアが人口に膾炙する日が来るとは思っても見なかった。いや、元々いわゆるオタク界隈ではそこそこ知名度はあったんだけども。
そんな最新作ギルティギア ストライヴであるが、かなーり面白い。発売前は少々不安があったので、未だに半信半疑な部分はある厄介なファン心理が残ってるんだけど、ちゃんと遊ぶたびに面白い。アプデでさらに面白くなってる。
万人にとって面白いのか? というのはちょっとわからない。まず格闘ゲームというだけで敷居が高い。ただ対戦してるだけじゃわからないテクニックとかがいっぱいある。
Apex Legendで「ただプレイしているだけではプレイヤーがたどり着けないから」という理由でタップストライフというテクニックが削除される予定らしいが、格闘ゲームにはそんなテクニックばかりだ。
対戦部分に関しては「今までシリーズを楽しんできた自分が同じように楽しめている」「複雑なテクニックの量は過去作より減って簡単になった」「オンライン対戦が快適」という事実だけは言える。
もうひとつついでに言っておくと、「ちょっとシステムがシンプルすぎやしないか」という気持ちも正直言って自分の中にある。今後その気持がどう自分の中で変わっていくかはまだわからない。
対戦を楽しめるかどうかはその人次第だけど、進化したビジュアル、サウンド、演出、世界観については確実に素晴らしいと言える。
いや、コッチもコッチで人を選ぶ面はある。なにせこの時代にロックミュージックとその文化を全面に押し出している。なにせ主人公はQUEENを愛聴し(過去作通りであれば)ジーンズを履いている。「君はロックを聴かない」が流行った時代に。
でもクオリティがムチャクチャ高いことは間違いないし、刺さる人には絶対に刺さる。ジャック・オーのような奇抜なキャラが目白押しだ。ちなみにジャック・オーの設定は(公式サイトに載ってるからネタバレ書くけど)「主人公の恋人の魂を宿した人工生命体」である。ホラ、こういうの好きな人絶対いるでしょ。
過去作通りであれば、今後メーカーである「アークシステムワークス」はストライヴで培ったグラフィック技術を用いたゲームをドンドン作っていくだろう。実に楽しみ。
そんなわけでみんなもギルティギア ストライヴをやりましょう。格闘ゲーム初心者が対戦するならまず知り合いとワチャワチャやるのがオススメです。PS4、PS5、Steamで遊べます。