やりたい据え置きゲームが無くなってきたので積みゲー崩しをしようとPS4ライブラリを漁ったら発見したのが、PSプラスフリープレイで貰った『STEEP』。これに大ハマリ。
オープンワールドの雪山を舞台に、スキーやスノーボード、ウイングスーツなどで、レースをしたり、トリックを決めてスコアを稼ぐミッションをこなす。言ってしまえばただそれだけのゲームではある。
「でかいマップとミッションを用意したので後は自由に遊んでね」といういかにもUBIソフト製らしい大味なゲームであり、UIは使いにくいし、チュートリアルは不十分。ド派手な映像を撮れ!というストーリーは一応あるがあってないようなもの。しかし無心でゲームを遊びたいときはこういう大味なものがちょうどよかったりする時もある。
微妙なスティック操作によって直滑降をコントロールする感覚は実際にスキーをしているときの感覚にちょっと近くて楽しい。トリックはただスティックを上下左右に入れて回転や捻りをするより、斜めに入力して回転と捻りを組み合わせたほうが高得点を狙える。そんな発見もある。チュートリアルで教えてほしかった気もするが。
ミッションをクリアした直後に次のおすすめミッションが表示され、ボタンひとつで(極端に遠い場合を除き)ほぼロード無しに移動することができるので、なかなか止め時がわからなくなってくる。このへんの作りはかなり上手いと感じた。
スキーやスノーボード、ウェアは着せ替えが可能。中にはNORTH FACEのような実在のメーカーとコラボしたものも。
ドロップゾーン(ファストトラベル地点)を探してアンロックするという探索要素もあることはある。ただ無制限に空を飛べるROCKETウィングスーツを手に入れてしまうとただ飛んで近づくだけの作業になりがちではある。
あえて徒歩で探索して登山ゲーム気分を味わうこともできなくはない。風できしむ鉄塔の音や鳥のさえずりなど細かい作り込みを感じることもできる。なんのインタラクション要素もないので割とすぐに飽きるけども。
常時オンラインが基本ののゲームらしく、PS4スリープから復帰するたびにかなり長いロードが入るのはBADポイント。自動で他のプレイヤーと一緒に滑れるのは割と楽しいけれども。
そんなわけで昨日も難易度ハードのレースに夢中になって夜ふかししてしまった。たまにやるにはちょうどいいゲームだった。しばらくは続けていきたい。