rh日和(仮)

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スマホゲーム『呪術迷宮 -Cursed Labyrinth-』をプレイ カジュアルなシングルデッキ構築カードバトル

https://3dunity.org/cursed-labyrinth/


 アプリゲーム『呪術迷宮』をiPadでプレイ。

呪術迷宮 -Cursed Labyrinth-

呪術迷宮 -Cursed Labyrinth-

  • YASUHIDE KOBAYASHI
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3dunity.org


 カードを集めてでデッキを構築し、カードバトルで敵を倒してステージ攻略を目指す。

 一時期大流行したローグライトカードゲーム(ステージを進めながらデッキのカードを増減させたり育てたりするシステム)ではなく、あらかじめステージ開始前に構築したデッキでプレイするため、ステージ中はデッキ構築に頭を悩ませる必要がなく、よりスマホゲーム向きのカジュアルなシステムになっていると言える。

 戦闘中にカードを「合成」するシステム、場の左からカードを処理していくステップ性とでも呼ぶべきシステムなど、バトルシステムに独自性があって良い。強化カードでダメージを倍増させて敵にぶつける爽快感はこういったカードゲームならでは。

 カードは敵を倒した時に入手できる他、トレカのようにステージをプレイして得られるお金でパックを購入することができる。課金要素は無い。経験値で自分のHPを上げたり、新しいジョブを習得したりもできる。

 ステージは簡単、普通、難しいの3つに加え、おそらくステージクリア無しの「無限迷宮」がある。自分は難しいまでクリアし、無限迷宮をちょっと遊んでみたところ。プレイ時間は数時間くらい。

 一人用デッキ構築カードゲームをスマホアプリ向けにカジュアルなシステムに落とし込んでおり、かなり楽しめた。ちょっとした休憩時間にプレイするのにピッタリ。今後の改善や次回作にも期待できそうなので、気になった点も挙げておく。



 デッキ構築をするときに、デッキ側のカードをソートするシステムが無いためちょっと構築に苦労する。

 カードの強度システムについて。強度の値が小さいほど複数枚重ねて強化しやすいというメリットがある反面、敵のカードを破壊するのに用いにくいというデメリットがあり、これ自体は駆け引きがあって良い。ただデッキ構築する際には「カードの強度をバランスよくデッキに入れないと戦いにくくなる」という方向のインセンティブしか働いておらず、構築の面白みにはあまり寄与していない印象。

 手札ドローにランダム性の偏りがあるらしく、6枚デッキに入れたカードが全て手札に来る、というようなことが複数回あった。

 強化要素として経験値を使って手札の枚数を永続的に増やすことが出来るが、効果が強力すぎてバランスがかなり大味になっている。手札を自動でソートしてくれる機能が無いこともあり、手札の枚数が増えるほど効率よくカードをプレイするのが難しくなるのもストレス。せいぜい職業で1枚増やせる程度がちょうどいいバランスではないか。手札さえ増やせば難易度が大幅に下がる、という形でカジュアルさに寄与している面もあるが。

 ゲームを進めるほどカードパワーがインフレしていくので、初期に持っているカードはいずれ使い道がなくなる。初期カードのダメージが「3」なのに対し、後から入手できるダメージ「22」のカードが大したデメリットもなく場に出せてしまうのはちょっと差が大きすぎると感じた。

 敵の行動パターンが全て固定。難易度簡単~難しいまでのステージは敵の登場順やHPも固定なので、ランダム性が全く無く、敵に立ち向かっているというスリル感がやや薄かった。なお無限ステージはおそらく敵の出現がランダムになっている。