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モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

GGXrdR日記 パッドの方がやりやすいかもしれない

 現在ギルティギア イグザード レベレーターの家庭用をRAPV3SA(アケステ)とファイティングコマンダー(パッド)の両方でプレイしている。

【PS4】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-

【PS4】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-

 今日は、最初アケステの方でランクマッチをやっていたのだが、あまりしっくりこなかった。

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

 そこでパッドの方に切り替えてみたところ、だいぶ調子が良くなった。

【PS4/PS3/PC対応】ファイティングコマンダー

【PS4/PS3/PC対応】ファイティングコマンダー

 自分は元々格ゲーをアケステでやる派だったのだが、GGXrdRを始めるまでに1年ほどブランクがあり、しばらくアケステから遠ざかっていた(直近でプレイしていたのはウル4)。

 しかもGGXrdRを始めた当初はパッドメインでプレイしていて、本格的にアケステを使い始めたのは最近RAPV3SAを買って以降。

 なのでおそらくまだ「アケステ勘」が戻っていないのだろう。しかしそれを抜きにしても、ギルティギアは結構パッドでのプレイに向いている気がする。少なくともXrd以降は。


 操作面でのパッドの優位点は、「クイックなキー入力が可能」というところにあると思う。

 例えば右(テンキー表記の6方向、以下同様)から左(4方向)へ素早く入力したい場合、アケステのレバーよりも物理的な距離が短いパッドの十字キーの方が早く入力出来ると言われている。実際に誰かが検証したわけではないが、体感的には自分もそう感じる。

 特にギルティギアのように、素早く動く相手を追いかけるようなアクションゲーム的要素が強いゲームでは、入力がクイックであるという点は結構なアドバンテージだと思われる。多分。

 一方、「入力の正確性」という面ではアケステの方に分があると思う。物理的にコンパクトであるということは誤操作しやすいということでもある。

 特にパッドの場合、上下左右入力と斜め入力がごっちゃになりやすい。立ちガードとしゃがみガードの正確な切り替えが求められる2D格闘ゲームでは見過ごせないポイントだ。

 ボタン入力に関してもやはりアケステに分があるだろう。5本の指を自由に使えるし、同時押しやずらし押しも自由自在。

 ただギルティギアに関しては同時押しのショートカットがちゃんとあるし、スト4シリーズのようにずらし押しが重要テクニックだったりはしないので、わりとなんとかなる。「ザトー以外のキャラならイケる」というのがプレイヤー間での定説。

 前面6ボタンパッドなら、○ボタンにP+Kの同時押しを設定し、それ以外をアケステのデフォルト配置にしておくと、FDやロマキャン(△ボタンと同時に押す)がやりやすいのでオススメ。

 それと、ホリのファイティングコマンダーの場合、R1、R2ボタンを前面(親指側)と右サイド(右手人差し指・中指側)の両方に配置することができるのだが、ギルティギアの場合R1にHSを設定しておけば大抵の入力テクニックをアケステと同様にこなすことができる(ブリッツシールドやハンマフォールブレーキ、ミストファイナーキャンセルなど)。コンボモードを遊んでいる時に気付いた。

 あと個人的には昇竜のガチャ入力(4121412…と入力しながら無敵技のボタンを連打)がパッドの方がやりやすいかも。Xrdになって先行入力の猶予が伸びたのもあって、スト4シリーズにわりと近い感覚で昇竜を出せる気がする。最近意識してやり始めたのでまだわかんないけど。

 まぁいずれにせよ、慣れ次第であることは間違いないのだが、今の所自分にとってはパッドの方がやりやすいような気がしてきている。なんて書いた次の日にやっぱりアケステに戻ったりしているのが自分のいつものパターンなので、あまり信用しないでいただきたいが。

 操作性以外の面では、パッドは操作音が静かな代わりに耐久性が低い、アケステは耐久性が高くメンテナンスも可能だが操作がガチャガチャとうるさい、といった特徴がある。

 あとハードが変わるたびに操作性が変わるのもパッドの難点。アケステのレバー・ボタンには規格があるので、ある程度同じ操作性のものが製造され続けているのである。この辺のことは話すと長くなるが。

 昔はアーケードでプレイするならアケステ一択だったのだが、最近は家庭用がメインになりつつあり、先日の「いいすぽ!」というテレビ番組の大会にもパッドプレイヤーが参加していた(その人はプレステ4の純正コントローラーを使っていた)。これから格ゲーを始める人はパッドで頂点を目指してみるのもいいかもしれない。僕はムリですけど。

 
 

中古の「リアルアーケードPro.V3SA」を購入&静音化加工等

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 ホリのPS3用アーケードスティック「リアルアーケードPro.V3SA」を中古で購入した。

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

 ここしばらくPS3の「ギルティギア イグザード レベレーター」をホリのコントローラー「ファイティングコマンダー」でプレイしてきた。

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 自分はだいぶ前にギルティギアをパッドでプレイしていたことがあるので、特に不満もなくネット対戦出来ていたのだが、徐々に「せっかく格ゲーをやるならやっぱアケステ使いてぇ」という気持ちが芽生えてきた。

 現在PS2用のアケステ「リアルアーケードPro.2」を既に持っていて、変換器を繋げばPS3での使用も可能なのだが、遅延などの問題が気になる。

 それにPS4が格ゲーのメインストリームになりつつある昨今、PS3用のアケステの中古価格はかなり下がってきている。一度くらいRAPVシリーズのアケステを使ってみたいという気持ちもあるし、買っちゃってもいいかな、と思い始めた。

 そんな折、中古屋でこのRAPV3SAが4000円プラス消費税8%で売っているのを発見。少し迷ったが結局買ってしまった。というのが購入までの顛末。

それなりの使用感があった


 状態はそこそこ使用感があり、レバー周りの塗装が若干剥げていたが、他は傷も無くまぁまぁキレイ。

 余談だけど、このように塗装が剥げてしまうのは、触感がサラサラになるような塗装がなされているからだと思われる。

 PS2時代のRAPシリーズは、天板全体にビニールっぽいシートが貼られているものがほとんど。なので塗装が剥げることはまず無いが、代わりにベタつき感がある。触感と耐久性のトレードオフという感じ。

 話を戻すと、PS3に繋いで動作チェックしてみたが、効かないボタンなどは無く、レバーもそれほどヘタっていなかった。ただ、レバーボールは緩んでいて、手でひねるだけで外れてしまった。分解して締め直す必要がある。

 裏側の封印シールに剥がした形跡は無し。前の持ち主は分解してレバーボールを締め直すという発想に至らなかったのだろう。

 なお、シールを剥がすと保証が無くなると書かれているが、シールを剥がして分解したりしてもホリに送れば普通に故障対応などをしてくれるらしい(byネット情報)。

グリス塗り&静音化&滑り止め加工


 というわけで早速分解し、レバーのメンテナンス。レバーの分解も慣れたものである。

 古いグリスを拭き取ったところ若干汚れていたが、そこまでひどくはなかったのでレバーはそのまま使うことにした。

 あとはいつも通りタミヤのグリス「セラグリスHG」を塗り、組み立て直して終了。

タミヤ メイクアップ材 セラグリスHG 87099

タミヤ メイクアップ材 セラグリスHG 87099



 次にボタンをRAP2につけていた三和の静音ボタンと交換した上で、同じくRAP2に静音のために詰めていた綿を移植した。そのへんの話は過去記事参照。

rhbiyori.hatenadiary.jp
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 ラジオペンチでボタンに刺さったファストン端子を引っこ抜く時に、誤って他のケーブルを刃の部分で切ってしまいそうになったが、なんとか切れる前に気づいた。危ない危ない。


 加工完了。静音ボタンも元と同じ白なので写真だと違いが分からないが、静音ボタンの方が古いので若干黄ばんでいる。スタートボタンは自力で静音化したものをRAP2から移植したので黄色。

 加工の結果、静音性はかなり向上。静音化したRAP2よりもこちらの方が若干静音性が高い感じもするが、気のせいのような感じもする。

 いずれレバーも静音モデルにしたい気持ちもあるが、静音レバーは結構操作性が変わりそうなので悩みどころである。




 最後に100円均一で買った滑り止めを底板に貼った。膝置きにした時の安定感が増した。


 加工完了後、ギルティギアで対戦してみたが、操作性は良好。幅が広いのでRAP2より安定性が良く、ビュウリックス配置なので右寄りのボタンが押しやすい。

 個人的に、アケステの利点は正確なレバー操作ができることと、同時押しなどがやりやすいことだと思う。逆にパッドの利点はクイックなキー操作が可能なこと。

 ただそもそもここ最近パッドでの操作に慣れきっていたので、アケステ操作の勘が戻らず結構苦戦した。宝の持ち腐れにならぬよう努力したい。

【PS4/PS3/PC対応】リアルアーケードPro.V HAYABUSA

【PS4/PS3/PC対応】リアルアーケードPro.V HAYABUSA

ホリのPS4・PS3・PC対応「ファイティングコマンダー」を購入

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 近所の中古ゲームショップに新型のファイティングコマンダーが売っていたのでうっかり購入してしまった。お値段2,000円+税でほぼ新品の半額。かなりお得であった。

【PS4/PS3/PC対応】ファイティングコマンダー

【PS4/PS3/PC対応】ファイティングコマンダー

 このコントローラーはホリ製デジタルパッドの最新型で、PS4向けの前面6ボタン型コントローラーの中ではかなり評価が高い。

 他にMad Catzのものやモータルコンバットコラボのモデルがあるが、前者は操作性に問題があるという評価が多く、後者は海外のみ販売のため入手性に難がある。ということをなぜ知っているかというと、PS4向けコントローラーについてまとめた記事を以前書いたからだったりする。

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 早速PC版ウルトラストリートファイター4やPC版ギルティギアイグザードサインなどをプレイしたので、感想を書く。



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 まず十字キーだが、文字通り十字型のタイプで、若干固いが操作性は良好

 ナナメが入りにくいというレビューがいくつかあるが、これはおそらく操作方法に起因するものと思われる。

 というのも、十字の先端方向に向かうほどせり上がった構造をしているためか、親指をキー上で滑らせるような操作方法だとナナメが入らないことがよくある。キーディスプレイなどで波動拳コマンドを入力してみるとよくわかる。

 一方、親指を転がすように傾ける操作方法なら、ちゃんとナナメが入るようになる、と思う。それでもサターンパッドなどと比べるとやや固めだが。

 いずれにせよ、今まで使ったことのあるデジタルパッドの中ではかなり良好な操作性である、と言っていいと思う。


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 前面6ボタンはサイズがかなり大きいため押しやすく感触も良い。メンブレン式のキーボードに近い、と言えばわかるだろうか。この大きさならボタンをアケステと同じ様に指先で押すスタイルでの操作も可能だろう。

 それぞれのボタンの間隔が近いため同時押しがしやすいのも嬉しい。ウル4ならショートカットなどを使わずに投げやEX必殺技を出すことも十分に可能。

 ただ若干クリック感が強く、押すのに力が要る感じもある。この辺はボタンの大きさとのトレードオフなのだろう。使い込んでいくうちに変わってくるかもしれない。


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 奥にあるLRボタン4つは、若干工作精度が甘いのかガタツキが少々気になる。ただ普通に押す分には違和感はない。

 むしろL2・R2ボタンのストロークが浅いため、間違って押してしまうことがある。指の置き方に気をつけたり、ボタン割当を変更するなどして工夫したほうがいいかも。

 スイッチでボタン割り当てを変更する機能もついている。

L2-R2
L1-R1

 というデフォルト配置を、

R3-L2
L3-L1

 という配置に替えることができる。L3、R3というのは純正コントローラーのアナログスティック押し込み操作と同等。要するに全てのボタンに異なる機能を割り当てることができるということになる。

 当たり前のことに思えるかもしれないが以前のモデルであるファイティングコマンダー3では切替が不可能だった。ウル4で言えばパンチボタン3つ押し及びキックボタン3つ押しを左手側にあるL1・L2に配置せざるを得ず、投げやセービングといった同時押しを使うことができなかった。

 しかしこのコントローラーなら上部4ボタンを別のボタンとして使用可能になるので、投げやセービングも割り当てることが可能。自分はケンを使っているので移動投げが大変やりやすくなった。


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 SHARE・OPTIONSボタン(PS3だとSELECT・STARTに相当)がちょっと指から遠いのが気になるが、これは誤操作防止のためと思われる。その割にはTURBOボタンがちょっと近いが。上面のスイッチは十字キーの機能をデジタルパッド・左スティック・右スティックに切り替えるためのもの。

 本体の形状は人間工学的で持ちやすく表面加工の質感もいい。ちょっと厚みがありすぎるのと、軽くて安定感が弱いのが気になるが、既存のあらゆるコントローラーの中でも最も持ちやすい部類に入ると感じる。

 このコントローラー最大の難点はタッチパネルがついていないということだろう。PS4の格ゲーではタッチパネルにトレーニングモードのリセットが割り当てられていることがあるらしく、それが使えないのは地味にキツイ。

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 手前側についた切り替えスイッチはPS4・PS3・PCに対応した挙動に切り替えるためのもの。ちなみにPS4及びPS3に切り替えた状態でパソコンに接続しても、微妙にボタン配置が変わるだけで使用自体は可能。ゲームの挙動がおかしい場合は切り替えてみるといいかもしれない。

 パソコンで使用する場合、マイクロソフト製のコントローラー用ドライバのインストールが必要となる場合がある。そのためか、Steamゲームで使用するとボタン表記がXbox360コントローラーと同じA・B・RT・LTなどと表示される。

http://www.hori.jp/products/p4/p4_newfc_forp4/driver.phpwww.hori.jp

 PCに接続時、Steamがインストール済みならホームボタンを押すとSteamクライアントを起動できる。さらにもう一度押すとSteamのビッグピクチャーモード(全画面モード)が起動。これによりマウス操作無しでゲームを起動できる。


 総じて言うと、操作性・機能性のいずれから見ても、6ボタンのデジタルパッドとしてはほぼ完成に近いクオリティであると言っていいと思う。唯一タッチパッドが無いことだけが悔やまれる。とはいえもしタッチパッドが搭載されていたら、価格が倍くらいになっていたかもしれない。

 個人的には、十字キーが円盤型の方が好ましかったのと、もうちょっとボディが薄い方が握りやすかったかな、という程度で、他に不満点が見当たらない。

 以前にサターンパッドやCT-V9といった6ボタンパッドを使っていたということもあるだろうが、使い始めてすぐに馴染むことができ、感想を書くために久しぶりに格ゲーをやったらついつい熱中してしまったほど。PS4で格ゲーをやるならコレを買っておけば間違いないだろう。

追記(2016/07/02)

 最近になって、ファイティングコマンダーで「ギルティギア イグザード レベレーター」を本格的にやり込み始めたので、気づいたことについて追記。

 何に気づいたかというと、このコントローラー、十字キーの左下方向(テンキー表記の1方向)の入力に若干の難がある。

 おそらくこれはボディの構造的な問題で、1に入力した時に十字キーの天面がボディの天面と同じ高さくらいまで沈み込むため、結果的に1が入力されにくいのだと思われる。

 必殺技のコマンド入力なら、ある程度意識すれば誤操作は無くなるのだが、一番困るのはガードする時。

 特にギルティの場合、相手の攻撃が当たる直前にガードすることでガード硬直を短くすることができる「直前ガード」というテクニックがあるのだが、2→1と入力してしゃがみながらの直前ガードを狙おうとすると、間違って4まで入力されてしまい立ちガードになってしまうことが結構ある。かなり致命的。

 試しに他のパッドでやってみたところ、PC用のCT-V9ではこのような問題は無かった。

 一方純正パッドのDUALSHOCK3だと、わりと同じように4まで入力されてしまうことがあった。

 十字キーの使いやすさのランクを付けるなら、CT-V9>ファイティングコマンダー>DUALSHOCK3という感じ。でもCT-V9ってもう売ってないんだよね……。ちなみに自分の中での歴代ナンバーワンはセガサターンの純正コントローラーです。

 ボタンに関してはファイティングコマンダーの方がCT-V9より使いやすいので、どちらを選ぶかといったところ。自分は今もファイティングコマンダーをメインで使っているが。

 もしホリさんがこのページを見ているなら、ボディの十字キー周りの盛り上がってる部分を平らにしていただくか、あるいはいっそサターンパッドのように円盤型の十字キーを採用するかしていただきたい。おそらく完璧なデジタルコントローラーが出来上がるのではなかろうか。

アーケードスティックの三和レバーに「セラグリスHG」を塗った

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 アーケードスティック(RAP2を三和静音ボタン化したもの)の三和レバー(JLF-TP-8YT-SK)に、タミヤのグリス「セラグリスHG」を塗った。

 これまで、アーケードスティックのメンテナンスには、近所のホームセンターで適当に買ったシリコングリスを使っていた。

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 それで特に問題なくやっていたのだが、もうちょっといいグリスを使えば操作性が改善するんじゃないかと思い、タミヤ製の「セラグリスHG」というグリスをヨドバシカメラで買ってきたのである。

プラモデル 工具 タミヤ (ITEM 87099) セラグリスHG

プラモデル 工具 タミヤ (ITEM 87099) セラグリスHG

 ネット情報だと、レバー用のグリスについては、セイミツ製レバーに使用されている信越化学工業「G501」がオススメされていることが多い。しかしこのグリスはわりと高価で、かつ通販でないと入手困難。

 そのため、ミニ四駆などで使うグリスで代用する人も多いという。「セラグリスHG」の他にも、フッ素入りの「Fグリス」を使う人もいるらしいが、価格の安さやグリスの持ちの良さなどのバランスを考えて、今回はセラグリスHGを選んだ。

グレードアップ No.383 GP.383 Fグリス (フッ素樹脂配合) 15383

グレードアップ No.383 GP.383 Fグリス (フッ素樹脂配合) 15383


 では早速グリス塗りの様子を紹介。ただしアケステやレバーの分解方法は大胆に省略。他のサイトなどを参照してください。


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 グリス塗りポイントその1。黒い軸受けの部分。グリスを塗るときは、古いグリスや汚れをティッシュなどできちんと拭きとってから塗るように。


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 グリス塗りポイントその2。丸い金属パーツが、軸に刺さった黒いパーツ(バネを挟んでるやつ)と接触する部分。

 他のパーツにはグリスを塗らなくていいハズ。気になるなら、透明なレバーガイドの内側にも塗っておくといいかも。


 塗ってから早速ウル4をやってみたが、だいぶレバーの動きが軽くなった、と思う。体感なので確かなことは言えないが。

 試しにそれぞれのグリスを指で触って確かめてみたところ、前使っていたグリスよりもセラグリスHGの方が伸びやすさや抵抗の少なさが圧倒的によかったので、きっと改善されているハズ。

 というわけで、値段も安いし(400円ちょっと)、アケステに塗るグリスを探している人にはセラグリスHGをオススメしたい。ただし例によって使用は自己責任で。

中古の「コンパクトジョイスティック」を購入&分解メンテナンス

 必要のないものや、使う予定のないものを買ってしまう人のことを「マニア」と呼ぶならば、僕は立派な「アーケードスティックマニア」なのかもしれない……。

 というわけで本日購入したものがこちら。


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 その名も「コンパクトジョイスティック」。PS、およびPS2用のアーケードスティックである。もう一度言うが、PS、およびPS2用、である。

コンパクトジョイスティック クリア

コンパクトジョイスティック クリア

 このご時世に、PS3でもPS4でも使えないコントローラーを買う必要があるのか? ハッキリ言ってほとんどない。

 必要無い理由ならいくらでも挙げられる。もう既に「リアルアーケードPro.2(RAP2)」持ってるし。最近アケステを使う機会といえば、RAP2を変換器でパソコンに繋いでウル4やるくらいだし。そもそも最近ウル4もあんまやってないし。つーか前に買った「ハイパースティック」も「リアルアーケードPS」も、結局ほとんど使わずに押し入れで眠ってるし。

rhbiyori.hatenadiary.jp

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 でもね。安かったんだもん。ブックオフで400円で売ってたんだもん。Amazonだったらもっと高いよ?超オトクじゃん。

 などと、買物依存症の女が彼氏に言い訳するみたいな口調で自分に言い訳しているオレはなんなのだろう。まぁいい。とりあえず気を取り直して色々いじってみた。

分解&グリス塗り

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 まずは外箱から取り出したところ。Amazonの画像を見ると元々内箱がついていたらしいが、今回購入したものにはついていなかった。

 全体的にかなり垢で汚れていたが、ウエットタイプのメガネ拭きで拭いたらだいぶ綺麗になった。ただボタンがはんだ直付けだったため、ボタンのスキマはあまり掃除できなかった。さらに、ボタンには少々黄ばみもあり。底板はほとんど汚れておらず、サビも無かった。


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 レバーの動きが大分硬くなっていたので、分解。そうじゃなくても興味本位で分解しただろうけど。

 元々レバーにグリスが塗られていなかったのか、あるいは乾燥しきってしまったせいかは分からないが、プラスチックが削れて白い粉を吹いていた。


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 レバーを分解。ネジを外してツメを外せば分解できる。マイクロスイッチに繋がっているケーブルが短いので結構作業が大変。ちなみにスイッチは信頼のオムロン製だった。ホリのこだわりが伺える。

 が、シャフトを分解しようとしたところでアクシデント発生。


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 Eリングをマイナスドライバーで外そうとしたら、なんとひび割れてしまったのである。いわゆる金属疲労というやつのせいで、もろくなっていたのだろう。

 どーしたものか、使ってない三和レバーのEリングを移植してみようか、とも思ったが、実用上は問題なさそうなので、グリス塗りをした後、そのままはめ直した。臭いものにフタ感がちょっとある。

実際の使用感について

 グリスを塗ったらレバーの動きが大分よくなったので、さっそくパソコンに変換機で繋いでゲームをやってみた。


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 15年前のアケステと、最新ゲームであるPC版ウル4が夢のコラボ(?)。ちなみにモニタの枠がピンク色なのは、とある店で景品としてもらった明らかに児童向けのテープを戯れに貼ってみただけなので、あまり気にしないでください。

 実際にケンでトレモしてみたところ、レバーもボタンも思っていたより操作しやすかった。とても小型廉価モデルとは思えないクオリティ。

 ただボタンの小ささはやはりネックで、セービングなどの同時押しがかなり押しづらい。慣れればなんとかなりそうではあるが、今さらこのスティックに慣れるメリットが皆無。

 また、自分は薬指と小指でレバーシャフトを挟み、左手の側面を軸にしてレバーを動かす、いわゆる「ウメハラ持ち」をしているのだが、レバー左側のスペースが小さいため、左手側面がはみ出してしまい、非常に操作しづらい。

 底板が意外に重いため、机の上に置くスタイルなら意外と安定性がある。しかし膝置きで格ゲーなんぞやろうものならコマンド入力のたびにぶれまくり、とてもゲームどころではなくなる。

 操作音も結構大きく、普段使っている静音化RAP2と比べるとカチャカチャとやかましい。まぁ当時はアケステの静音などという概念がほとんど存在しなかったので、仕方ないところではあるが。


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 静音のため、試しにボディ内部にティッシュペーパーを詰め込んでみたら、クリアボディの存在価値を根底から覆すような悲惨な見た目になってしまった。しかも静音効果は、若干静かになったかな? という微妙なレベル。

 以上の通り、格ゲーをプレイするにはかなり慣れがいりそうだが、それ以外の、アナログスティックを使わないようなゲームなら結構使えると思う。「片道勇者」というフリーのローグライクゲームをやってみたが、8方向入力がやりやすくて悪くなかった。コンパクトで、厚みも普通のキーボードと同じくらいなので、机の上に置いておいても邪魔にならなさそう。


 クオリティは結構高いし、コンパクトで置き場にも困らないので、コレクター的にはかなりナイスなアイテムであった。問題は使わないアケステを集めてどーすんのか、ということである。まぁ世の中にはRAPを何台も買い揃えるような筋金入りのコレクターもいるみたいだし、それと比べたらまだ可愛いもんでしょ、うん。そういうことにしておこう。


 ちなみに、同じようなコンセプトの小型アケステとして、PS3用の「ファイティングスティックmini3」が存在する。PC用として今から買うなら、変換器が要らないこちらの購入をオススメする。

SCE公式ライセンス商品 ファイティングスティックmini3 ブラック

SCE公式ライセンス商品 ファイティングスティックmini3 ブラック

『リアルアーケードPS』分解画像とその他雑感

 こないだ買ったリアルアーケードPSを、この休みに分解してメンテナンスしたりしたので、その時の画像を貼る。アケステ分解が趣味の変人、それが私です。

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 まず正面から見た図。先日の記事に貼った画像と同じ。

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 裏面。ネジ外し途中。底板の形が妙に曲線的なのが気になる。その手間を操作性向上の方に活かして欲しかった感。

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 分解。気になるのは、ボタンの方の基板に「A」とか「X」とか「L」とか書かれた別の穴があるということ。スーファミかなんかと共用の基板だったのだろうか。

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 三和レバーをつけてみた。三和レバーつけるにはちょっとした加工が必要だが、以前鉄拳4スティックを改造した時に加工してある。やり方は以下のリンク先を参照。

 鉄拳4スティックの改造

 このまま裏蓋を閉じるためにはスペーサーをかますか(こちらも上記リンク先参照)底板に穴を開ける必要があるはず。

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 配線を変えるのがメンドーなので、結局デフォルトのレバーにグリスを塗って元に戻した。汚い画像で申し訳ない。使っているグリスは、以前そのへんのホームセンターで適当に買ったもの。

雑感

 買った時に思ったのだが、リアルアーケードPSのボタン・レバーの配置や連射スイッチ部分は『ファイティングスティックPS』とほぼ同一。しかし全体的なフォルムは『ソウルキャリバー2スティック』や、以前僕も所有していた『鉄拳4スティック』などの(アケステwikiの分類で言うところの)「キャリステ系」に似ている、

 発売時期が「ファイティングスティックPS(おそらく1994年)→リアルアーケードPS(1996年)→鉄拳4スティック(2002年)」という順になっているので、このリアルアーケードPSは過渡期のスティックだと言えるのかもしれない。実際自分はこの三つ全てを所有して使っていたことがあるが、自分の記憶が確かなら、後発のものほど操作性は上がっていたと思う。

 リアルアーケードPSは、ボタン・レバーの位置が上過ぎて、操作した時にイマイチ安定しづらいし、連射スイッチの部分が手前にあって邪魔。キャリステはそのへんが改善されているが、連射機能が無かったり、L2、R2ボタンがなかったりと、スペックが削られていたりもする。

 ちなみにホリは『ファイティングスティック』『ファイティングスティック2』という別系統のコンパクト形アケステも作っていたが、こちらはムダに振動機能を組み込んだせいで操作しづらかったらしい。使ったことは無いから知らんけど。

 手持ちのファイティングスティックV3と比較すると、リアルアーケードPSは天板が薄い。操作音がうるさいのはそのせいではないだろうか。

 天板が暑いぶん、ファイティングスティックV3は底板がプラスチック。なので重量感はどちらも同じくらい。実際の重さは計ってないので分からないが。

 と、そんなことを考えながら過ごした休日。肝心のゲームのほうだが、アルカプをちょっとやった。もちろんリアルアーケードプロ2+変換器で。RAPは正義である。

【PS4/PS3対応】リアルアーケードPro.V4 隼

【PS4/PS3対応】リアルアーケードPro.V4 隼

PS4でPS3のアケステが使えるのか問題について

追記(2017/06/01)

 アクセス数が増えていたので追記。

 現在発売中のPS4用格闘ゲームの多くは「レガシーコントローラー」という、PS3のコントローラーをソフト側で認識する機能を搭載しているものが多い。

 おそらくタイミング的に『鉄拳7』の発売でこのサイトにたどり着いた人が多いと思われるが、製作者がレガシーコントローラー搭載予定と発表しており、かつ実際に使用している人の声がSNSなどで確認できる。

 つまり平たく言えば、鉄拳7でPS3のアーケードスティックを使うことは可能。他にも『ストリートファイターV』や『ギルティギア イグザード レヴツー』などもレガシーコントローラー機能を搭載している。

 ただし注意点として、公式の動作保証があるわけではないので、PS3コントローラーの種類によって正しく動作しない場合がある。特にライセンス品でないものはうまく動かない事が多いらしい。

 それと接続するたびに設定が必要なので、若干手間がかかる。やはりPS4用のアケステを使うに越したことはない、と言えるだろう。

(追記終わり)

再追記(2020/02/01)

 おそらくグラブルVSの発売に伴って再びアクセス数が伸びているのでさらに追記。

 今の所、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』が「レガシーコントローラー」に対応しているというアナウンスはされていないので、PS3用コントローラーを使用できる可能性は限りなく低いです。確実な情報を知りたい人は直接Cygamesに問い合わせましょう。

(再追記終わり)

【PS4/PS3/PC対応】リアルアーケードPro.V HAYABUSA ヘッドセット端子付き for PS4 PS3 PC

【PS4/PS3/PC対応】リアルアーケードPro.V HAYABUSA ヘッドセット端子付き for PS4 PS3 PC

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ホリ
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: Video Game

 PS4が発売された。凡格ゲーマーとして気になるのは、格ゲーが出るのかということ、そしてアケステが使えるのかということ。

PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-1000AB01) 【メーカー生産終了】

PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-1000AB01) 【メーカー生産終了】

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • 発売日: 2014/02/22
  • メディア: Video Game

 今のところPS4での発売が国内で正式発表されている新作格ゲーは、2014年発売予定の『ギルティギア イグザード サイン』のみ。わざわざロケテに行ったほどのギルティ好きなので、ぜひやりたいのだけれど、PS3もPS4も持っていないという。買うか…。

 他には、タイミング的に『ウルトラストリートファイター4』のPS4が出る可能性はありそう。最近アルカプに飽きてきたのでウル4にも興味あり。ま、メインでやるほどにはならないと思うけど。

 一方PS4用のアケステで現在売られているのは、ホリの『リアルアーケードPro.V4 隼』のみ。MadcatzもPS4向けのアケステを作っているという情報を見たことがあるが、今のところ発売には至っていない模様。

 「使って/試してみました! ゲームグッズ研究所」【第340回】 - GAME Watch

 アケステに求められる機能は、ゲームハードが変わってもほぼ同一。だったらPS3用のアケステをPS4で使えたら便利だろうな、と考える人も多いはず。というわけでちょっと調べてみた。

基本的にPS3のアケステはPS4で使えない

 結論から言ってしまうと、PS3のアケステをそのままPS4に刺して使うことは、今のところ不可能。

 「使って/試してみました! ゲームグッズ研究所」【第334回】 - GAME Watch

 そもそもPS3のコントローラー自体がPS4で使用できず、PS2のアケステを変換器経由でPS4に繋いでもやっぱりダメなようだ。残念。

 ソフト側の設定で対応できるのではないか、という話もあるが、システムソフトウェアの段階ではじかれているので厳しそう。

 PS4では、開発側がPS3のアケステを使用できるかどうか設定できるらしい : チゲ速

 ただ、今後のアップデートで使用可能になることは十分にありえるので、期待して待ちたいところ。

CronusMAXという変換器があるにはあるが…

 更に調べてみると、『CronusMAX』という変換器を発見。

 【神周辺機器】PS4にPC/PS3/360コントローラを接続可能にする周辺機器が面白い!ちょっと欲しいかも・・・ : ゲームかなー

 どうやらPS4以外にも、様々な入力機器をPS3やXbox Oneなどで使用可能にしてくれるスゴイシロモノらしい。紹介動画中にアケステを使う場面もある。


CronusMax - World First Gaming Keyboard and ...

 ただし海外製のため日本では入手困難な模様。Amazonなどで買おうとするとものすごい価格になっている。

 わざわざコレを買わなくても、普通に国内の周辺機器メーカーがPS4対応の変換器を出してくれると予想されるので、素直に待ったほうが良いと思われる。

結論

 PS3のアケステをPS4で使いたいなら、本体のアップデートを待つか、変換器が発売されるのを待ちましょう。待て、あわてるな。

 レガシーコントローラー対応のソフトなら、PS3のアケステを使うことが可能です。