M705rを接点復活剤で修理した
6年近く使ってきたロジクールのマウス『M705r』。
最近右クリックが効きにくくなってきたので、分解してスイッチパーツに接点復活剤を吹きかける修理をした。修理の方法はこちらのサイトを参考にさせていただいた。
接点復活剤には家にあったクレ5-56を使った。本来接点の復活がメインの用途ではないが、一応その機能もあるらしいので使用した。
結果的にはスイッチの機能が復活し、以前の通り問題なく右クリックを使えるようになった。めでたしめでたし。
と、言いたいところなんだけど、この話には裏がありまして。
同じようなマウスが2つ
さて、なぜこの写真には同じようなマウスが2つ写っているのでしょうか?
答えはほぼ同じマウス『SE-M705(写真左)』を1個買い足したからで。
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じゃあなんで壊れたマウスの修理に成功したのに、わざわざ同じようなマウスを買い足したのか、と言いますと、実はそもそもの時系列が逆でして。
正しい時系列は、
M705rの調子が悪くなる
→新しいマウスをAmazonで買おう!
→同じような形のSE-M705がAmazonでタイムセールだ!買うっきゃ無い!
→SE-M705が家に届いた!
→よく考えたらM705rを自力で修理できるんじゃね?ダメ元でやってみっか!
→修理成功しちゃったよオイ……
という感じなわけで。
つまり使用可能で同じような形のマウスが家に2個あるという、ものすごーくムダな事態になっているわけです。やっちまったぜ……
そもそも新しいマウスを買う前に修理の可能性に気づかなかった自分に非があるわけで、でもタイムセールなんつーもので購入を急かすAmazonも悪いわけで、いややっぱりタイムセールに目をくらまされて急いで買っちゃった自分が悪いのである。いわゆる「安物買いの銭失い」に近いかたち。
M705rとSE-M705の比較
とはいえSE-M705はちゃんと動く新品のマウスなわけで、今後修理したパーツがやっぱり上手く動かなかったりしたときに改めて使えばいい。予備があれば心にも余裕ができるというもの。そう自分に言い聞かせることにする。
せっかくなので両者を比較しておきたいが、まずこれらの機種の歴史の話をしておくと、もともとはロジクールは『M705』というマウスが作っており、それがマイナーチェンジを繰り返して『M705r』『M705t』と名前が変化してきた。
マイナーチェンジと言いつつ、実質的にほとんど変わっている部分は無いらしい。僕が使っていた「r」と、今回買った「SE」は形状・機能ともほぼほぼ同一。電池部分のフタを入れ替えても使えるほど。いずれも刻印は「M705」と書かれているのみなので、中古品などで見分けるのはちょっと大変かも。
そしてその最新機種が『M705m』であり、そのブラックカラー版が『SE-M705』であると思われる。色以外のカタログスペックが同等なので。
rとSEを比較した場合、大きな違いはボタンの数。M705t以降の機種は、親指で持つ部分についていたボタンが1つオミットされている。そのためrよりもSEの方がボタンが1つ少ない。ただ自分はrの親指ボタンが押しづらいのでほとんど使っていなかった。なのでほとんど気にならない。
もう一つ、マウスソールの表面が違う。rはかなりつるつるでよく滑るのだが、SEの方はいわゆる梨地加工になっており、少なくとも自分が使っている布製のマウスパッドの上では若干滑りが悪かった。マウスは滑ればいいというものでもないし、いざとなったらそのへんのホームセンターで「トスベール」を買ってきて貼り付ければいいだけなのでどうにでもなるだろう。
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位置を感知するセンサーはt→mの時点で改良されたものが搭載されているらしい。ちょっと使った程度では実感できなかったが、rよりもSEの方がセンサーが良いハズ。
細かいところだとペアリング用のUSBレシーバーのデザインも微妙に変化しており、よりシュッとした感じに。
ボタンの感触なども微妙に異なっているが、パーツなどが変更されているのか、それとも使い込みによって感触が変化したのかはよくわからない。
そんな感じで、うっかり予備扱いになってしまったSE-M705。果たして日の目を見るのはいつになることやら。予想以上に長持ちして気がつけばまた6年後、なんてことにもなりかねない。頑丈なのはいいことなんだけれども。