rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

TaoTronicsの完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 53」を使った感想

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 Amazonプライムデーで完全ワイヤレスBluetoothイヤホンのTaoTronics「SoundLiberty 53」を買った。今まで使っていたBluetoothイヤホンの充電端子の接触が悪くなり、たまに充電に失敗するようになったため。最初に結論を書くと買ってよかったです。ハイ。

 このイヤホンの特徴は、価格の割にかなりカタログスペックが高いこと。連続音楽再生6時間かつIPX7相当の防水性能で定価5,000円弱のものは他に類を見ない。

 ご存知の人も多いかもしれないが、Amazonで売っているBluetoothイヤホンの中には中国製と思われるアヤシイ製品がかなり多く含まれており、レビューもサクラっぽくて当てにならなかったりする。

 その点TaoTronicsは家電量販店でも製品を取り扱っている程の実績があるメーカー。だから100%信頼できるとは限らないけれど、少なくともハズレを引く可能性は低いだろう、ということで買うに至った。

 自分が買ったセール価格は3,200円ほどだったが、ほぼ常時割引クーポンを配布しており場合によってはもっと安く買えることもある模様。コレを書いている現在も残り数時間のタイムセールをしている。まぁ、なんていうか、消費者目線で言えば安く買えるに越したことはない。Twitterなどで検索すればクーポンを掲載しているブログなどが見つかると思う。

 7月16日にポチり、配達員の負担を考えてお急ぎ便を使わず注文したところ届いたのは同月24日。8日もかかってしまった。お急ぎじゃなかったからいいんだけども。


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 パッケージはコンパクトでそこそこの高級感。本体の他に説明書、USB充電ケーブル、イヤーピースが本体についているものを含めてサイズ違いの4セット。充電アダプタは付属していないので別途用意するかPCなどにつなぐ必要アリ。

 このイヤホン「SoundLiberty 53」は、もともと「TT-BH053」という型番で売られていたモデルのバージョンアップ版らしい。しかし届いた製品の箱や充電ケースには「TT-BH053」の文字がいくつか残っているので、もしかすると製品名が「SoundLiberty 53」で型番が「TT-BH053」というかたちなのかもしれない。

 で、届いた日から2週間近くほぼ毎日使ってみた感想を以下に書く。使用環境はiPhone 8。

使用感

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 まずケースがコンパクトかつ丸みを帯びた形状で手に馴染みやすい。最初の感想がそれかよ、と思われるかもしれないけど毎日使う物ほどそういうところが大切だと思う。

 以前使っていた完全ワイヤレスイヤホンは長時間使うとき以外ケースを持ち歩かなかったが、コレは気軽にポケットに入れて持ち歩きたくなる。若干フタが開けにくいが、不意に開いてしまいにくいのはメリット。

 接続性はかなり良好。棒状に伸びている部分(AirPodsになぞらえて通称「黒うどん」と呼ばれたりしている)がアンテナになっているらしく、iPhoneとイヤホン(=自分)が静止した状態ならまず途切れたりすることは無い。

 iPhoneをズボンのポケットに入れて歩いたり、アームバンドに入れてジョギングしたりしても、ごくまれに一瞬途切れることがある程度。無線であることを考慮すれば満足度は100%に近い。

 ただタッチ操作をしたときに左右の音のタイミングが微妙にずれたような感じになる現象が2度ほど発生した。iPhone側の再生を一度止めて再生しなおせばすぐに直った。

 ペアリングも早く、ケースから出してから耳に装着するまでの間に接続が終わっているほど。快適。


 そのタッチ操作について言うと誤動作などは無く基本的に快適。イヤホン側で音量調整が出来るのが便利。再生/停止が2タップなのは若干手間だが、誤操作しやすい1タップに割り当てられているよりはいい。

 そもそもの話としてタッチ操作より物理ボタンの方がUIとしては優れていると思うが、タッチ操作には防水性や耐久性の面でのメリットがあるハズ。どうしても物理ボタンがいい人は他のモデルを選ぶのが良いと思う。


 装着感は良い。とにかく軽いので装着していても気にならない。圧迫感などもないので何なら着けていることを忘れかねないレベル。形状的に枕で横になって寝ながら使ってもあまり耳を圧迫しない。そもそも寝ながら使うこと自体、外れたり壊れたりする可能性があるのであまりオススメはできないけど。

 気になる点としては、完全ワイヤレスイヤホンによくある「耳に引っかからせるための突起部分」が無いので、もしかすると耳の形状によってはうまくフィットしないかもしれない。試着するしか無いが現状その手段が無いので「3,000円程度なら失敗してもいい」と割り切るのが良いかと。

 バッテリーの持ちに関してはきっちり測ったわけではないが少なくとも4時間以上は再生できた。普通の使い方であれば十分だろう。

音質

 音質については個人の主観なのでなるべく簡潔に。

 比較的フラットで低音から高音までバランス良く出ている印象。解像度も高く、シンセサイザーやコーラスなどの細かい音もよく聞き取れる。

 実売3,000円前後と考えると同じくらいの価格の有線イヤホンと比較しても遜色ないレベルだと思う。低価格完全ワイヤレスイヤホンの進化をひしひしと感じる。

 自分は音楽よりラジオやポッドキャストを聞くことが多いが、しゃべりが聞き取りやすいのが気に入っている。

 マイナスポイントとして、高音のシャカシャカ感に若干プラスチック筐体特有の安っぽさがある。この辺は価格の安さや軽量性とのトレードオフかと。

 よく言えば軽快なサウンド、悪く言うと音の迫力がちょっと弱め。それと音量が他のイヤホンと比べると少し小さい。ハウジング(音を鳴らす場所)がポート(穴)から遠いのかな? といった音色。

 さらに遮音性は悪くはないが特段良いわけでもないレベルなので外で使うと環境音に負け気味。逆に言えば環境音が聞き取りやすいのがメリットとも言える。


 総じて言うととにかく気軽に使える完全ワイヤレスイヤホン。満足度はかなり高い。

 装着感の軽さ、音質の軽快さ、防水性の高さ、バッテリー持ちの良さ。なにより価格が安いので高級品のように身構えて使う必要がなく、普段遣いに最適。服に例えるならジーンズ。

 欲を言うなら既存の有名メーカーにもコレくらい良いものを作っていただきたいところである。そんなわけでなるべく長く愛用していきたい。