PS4版『オーバーウォッチ』の話。ブリギッテを使い始めてからサポートのスキルレートが1000から1300まで上がったのでその辺りの話をしたい。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/05/24
- メディア: Video Game
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オーバーウォッチをちゃんとやり始めたのは最近なので昔のことはよくわからないけど、実装後から弱体化され続けたブリギッテの現在の評価はあまり高くないようである。
でも自分が今いる低レート帯なら、ちゃんと状況を選んでブリギッテをピックすればかなりの勝率で勝てる。サンプルがちょっと少ないが現在ブリギッテの戦績は1時間使用し勝率65%になっている。その理由について考察してみたい。
レート1000〜1500帯でブリギッテが強い理由
現状のオーバーウォッチのメタ(主流のヒーロー)はタンクにオリーサとシグマを並べる2枚盾編成。盾越しに攻撃できないブリギッテにとっては逆風である。
しかし低レート帯では相手が2枚盾になる可能性は結構低い。2枚盾があんまり面白くないからだろうか。むしろウィンストン、D.Va、レッキング・ボールあたりのフランカーが出てくることが多く、相手が近づいてきてくれるのでブリギッテにとってはおいしい。
一方、DPS(ダメージ)のメタであるリーパーは低レート帯でもピック率が高く、そのリーパーに対処しやすいブリギッテが輝く。単身裏取りリーパーにバッシュを決めると大変気持ちがいい。
正直リーパーに対処するならDPSにマクリーやファラを出して欲しい感はあるが、低レートで味方のピック変更に期待するのはだいぶ厳しいので、自力でなんとかするに越したことはない。
さらに低レート帯のプレイヤーはエイム力がそこそこ(含自分)なので、接近戦で相手の周りをぐるぐる回りながらガンガン殴る戦法でかなりプレッシャーをかけることができる。特に終盤の陣地取りで猛威を振るうだろう。
なお先日PC版PTRサーバーに配信された最新パッチは、ブリギッテ自体の変更は無いものの、タンクのバリアに大幅な弱体化が入り、アーマーのダメージ減衰値が上昇するという、ブリギッテにとってかなり追い風となる調整となっている。これはブリギッテを練習するしかない!(ダイレクトマーケティング)
ブリギッテをピックすべき条件
ブリギッテをピックすべき状況は、まず上に書いたように「敵にフランカーがいる(特にリーパー)」が一つ。逆に敵チームが遠距離攻撃主体でなかなか接近戦が起こりにくいときは素直にピックを変えたほうがいい。
ブリギッテのリペア・パックは味方DPSのフランカーやスナイパーに投げると効果が高い。交戦中だけでなく、交戦前に配っておくのが基本。特にゲンジやドゥームフィストのように自陣から敵陣に突っ込んで戻ってくるようなキャラはパックを投げやすくブリギッテと相性◎。
ただ味方タンクに関しては、遠距離攻撃から守ってくれるバリア持ちがいた方がブリギッテとしては動きやすい。オリーサやシグマのバリアの裏からチェーンを狙ったり、ラインハルトと一緒に近接攻撃で暴れまわったり。
ブリギッテの回復性能はトータルで見ると割と高いものの、敵を殴らないとヒールできないので、基本的にもう一人のヒーラーは回復力の高い、いわゆるメインヒーラーであることが望ましい。特にブリギッテ・ゼニヤッタの組み合わせではまずヒールが足りなくなるので相性は良くない。名前はなんとなく似てるのに。
ブリギッテは試合終盤の乱戦状況で力を発揮しやすい。特にアサルトの第2拠点やペイロードのゴールを防衛する際は距離が近いので足が遅いブリギッテをピックしやすい。逆に試合開始時は相手のヒーローによって活躍しにくい場合があるので別のサポートを選ぶのも手。
初心者が考えるブリギッテの立ち回り
まずブリギッテは遠距離攻撃が無いため、敵とぶつかりあった直後はあまりやることがない。回復量は少ないが、リペア・パックで味方を守りつつ自陣を上げていくことになるだろう。マップにもよるけど。
特に、焦って最初から敵に突っ込んでしまうのは絶対にNG。もし敵に近づく前に自陣が崩壊してしまうようならピック変更を考える。
中距離戦になったらウィップ・ショットを狙う。バリアから敵が出てこないからといって焦ってはいけない。
で、「いい感じ」の状況になったら近接戦を狙う。この「いい感じ」を見極めるのが難しい。というかその見極めがブリギッテを使う技術のほとんど全てと言っていい気がする。
重要なのは「自分が集中して敵に狙われない状況」を見極めて攻めること。敵が1人だけ敵陣から突出した、とか、ペイロードを挟んで敵が二手に分かれた、といった瞬間にバッシュ→近接攻撃→ウィップのコンボを叩き込む。まだイケそうだと思ったらさらに殴り続ける。危ないと思ったら盾を構えて後退し自陣に戻る。基本はその繰り返しとなる。
敵との乱戦が始まったら殴ることに夢中になりがちだが、リペア・パックを投げるのを怠ってはいけない。たとえ投げる味方を選ぶ余裕が無くてもパックを腐らせたらもったいない。メイン攻撃を押しつつカメラを左右に振りながらパックを投げるだけなので、慣れれば結構イケるはず。
次にリーパーを初めとする敵フランカー対策だが、まず常に音に注意しておき、敵の攻撃音が聞こえたら即座に盾を構えて振り向く。レッキング・ボールの場合はパイルドライバーを盾で防御。
そして焦らず敵の位置を確認してからバッシュ。相手がリーパーであっても最速で盾を割られることはまず無いので急ぎすぎないのがポイント。もし割られてもウィップ・ショットで距離を離して足掻こう。
ブリギッテがフランカー相手に有利なのはあくまで味方と行動している場合であって、必ずしも1対1で勝てるとは限らない。あまり単独で深追いしすぎると返り討ちにある危険もあるので注意。